あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

夢のなかのあや。

2010-06-12 23:47:49 | ペット

あやが逝ってからひと月たちました。

今日は月命日です。

その間、あやは4回、夢に出てきました。

1回目は普通に好きなだけ抱かせてくれました。

2回目は、申し訳なさそうに膝に乗ってきました。痩せた姿だったのが悲しかった。

3回目は、布団の上に乗って、私の顔をのぞきこんでいました。でも、真ん中でなく私の左肩の上あたりに乗っているので、こっちからは顔が見えにくいし、右手をのばして背中を撫でましたが、いまいち撫でにくかったのです。

それからだいぶ間があって、数日前、4回目の夢を見ました。

まず、夢の中で私は布団に寝ていて、あやは私の唇の上というか鼻の下というか、そのへんにキスしてきました。

そのあと唐突に場面は居間になって、私があやに触ったらハッ、という表情になって、触ってはいけない、今も触ってはいけなかったのだ、という顔をするのです。

「ごめんね、触っちゃいけなかったのね。噛む?」と手を差し出すと、あやは噛まずに手を舐めるのですが、顔に見慣れぬ虎のような模様がうっすら浮き出ているのも不思議な夢でした。

でも、だんだん夢の中であやが遠くなっているようで、少し悲しい夢でした。

でも、母は自分のところには1回も出てこないと言い、私が少し羨ましいようでした。

そうして、私が、「あやは夢の中で全くなかない」と言うと、「死んだ人って話さないものだよ。夢に出てきても何も言わないよ」と母が言いました。

そんなもんかいな、猫も同じかしら、と思いましたが、そもそも、夢なんだから人間の言葉で話したっていいじゃないか、って気もします。

だいぶ気持ちが和んできた気もしますが、あやのことを話しているとまだまだ悲しくなる母と私なのでした。

コメント (2)
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