今日は仕事がお休みだったので、母と創作人形展に出掛けました。
そこで思いがけなく、展覧会のスタッフとして出ていらした、懐かしい方とお会いしました。
その方が作った可愛い人形など拝見して、お話も出来て楽しかったのですが、共通の知り合いであるやはり懐かしい方が、お亡くなりになった話を聞きました。
母と、“具合がお悪いの知っていたら、お見舞いでもしたかったのにね”という話をしましたが、消息を教えていただいただけでありがたいことでした。
母と、以前よく行っていた雑貨店兼ギャラリーのマダムでした。小柄で可愛らしい上品な方でした。
母は今でもあまり身体が丈夫ではありませんが、以前はもっと病気がちで、一緒に出掛けて外食するなんて考えられないことでした。
ところが10年ほど前から少しずつ元気になり、そうしてよく一緒に出掛けるようになった頃の、行き先の一つがその店でした。
思えば、その頃は母との幸せな時間だったのだと思います。(あやもいたし)
人形展から今度は公園に(だいたいあんまりお金のかからないところに行く母子なのです)行って、シロツメクサが咲いていたので、子供じみていますが、ふたりで四つ葉のクローバー探しをしました。
見つからず、母が「幸せがないみたい」と言ったので、「思いがけず見つかるのが幸せというものよ」と言いつつ私がふと見たら、まさにその瞬間、ふいに見つかったのです。
「母さんにあげる」と摘んだら、「えー!」と喜んだちょっと可愛い母。
ホントにささやかな、小さな幸せでした。