あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

人生はブルース。

2010-06-10 23:32:24 | 映画
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ずうっと昔に読んだ片岡義男氏の短編に、こういうタイトルがあったように思います。

その頃はインパクトの強いストーリーが印象に残ったのでしたが、最近は年齢でしょうか、このタイトル自体が、“わかるなぁ”と、しみじみ沁みる感じになってきたのです。

先日、同年代の同僚に、「《セックス・アンド・ザ・シティ》観てた?」と言われて、「いや、観ていない」と答えたら、「そうなの……」とちょっとがっかりされたみたいでした。

確かにアラフォー必見、って感じだけど、タイトルの大胆さにちょっと引きましたし、なんとなく、キラキラ、華やかってイメージで、私には合わないと思ってました。

アメリカと日本では国民性も違うし、その点でも、積極的すぎる彼女たちに共感できないのではないかとも。

けれど、最近パート2の映画のために出演者が来日したり、それに伴ってTV番組で名場面集が放送されたりして、ちょっと印象が変わりました。

私は、お洒落と、恋愛と、キャリアと、そして友情の話だと思っていました。キラキラして強い、自立した女性たちのストーリー。

たぶん、それは間違いではないのだと思います。でもそれだけじゃなく、病気や、心の行き違いや、突然の死など、どうしようもない人生の不幸も、描かれているんだな、って。

そう、女の人生は、ブルース。それはたぶん、国が違っていても変わりはない。

パート2の映画は観に行ってみようかな、と思ったりしています。

コメント (2)
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