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セックス・アンド・ザ・シティ・ザ・ムービー[SEX AND THE CITY THE MOVIE]<¥1,500廉価版> [DVD] 価格:¥ 1,500(税込) 発売日:2010-05-21 |
ずうっと昔に読んだ片岡義男氏の短編に、こういうタイトルがあったように思います。
その頃はインパクトの強いストーリーが印象に残ったのでしたが、最近は年齢でしょうか、このタイトル自体が、“わかるなぁ”と、しみじみ沁みる感じになってきたのです。
先日、同年代の同僚に、「《セックス・アンド・ザ・シティ》観てた?」と言われて、「いや、観ていない」と答えたら、「そうなの……」とちょっとがっかりされたみたいでした。
確かにアラフォー必見、って感じだけど、タイトルの大胆さにちょっと引きましたし、なんとなく、キラキラ、華やかってイメージで、私には合わないと思ってました。
アメリカと日本では国民性も違うし、その点でも、積極的すぎる彼女たちに共感できないのではないかとも。
けれど、最近パート2の映画のために出演者が来日したり、それに伴ってTV番組で名場面集が放送されたりして、ちょっと印象が変わりました。
私は、お洒落と、恋愛と、キャリアと、そして友情の話だと思っていました。キラキラして強い、自立した女性たちのストーリー。
たぶん、それは間違いではないのだと思います。でもそれだけじゃなく、病気や、心の行き違いや、突然の死など、どうしようもない人生の不幸も、描かれているんだな、って。
そう、女の人生は、ブルース。それはたぶん、国が違っていても変わりはない。
パート2の映画は観に行ってみようかな、と思ったりしています。