あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

今、ぴたりハマっています。

2010-04-29 22:17:10 | 本(料理の本)

風邪とごはん―ひく前ひいたひいた後 風邪とごはん―ひく前ひいたひいた後
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2009-12
この本は、最近Amazonで購入しました。

ウチの母はもともとあまり体が丈夫ではなく、特に胃が弱いので、具合の悪い時のメニューに困ることがよくあります。

そんなとき、この本をAmazonのサイトで目にしたのです。

副題に、“ひく前 ひいた ひいた後”とあり、帯のあおり文句には“具合の悪いとき、作って食べたい、作ってあげたい57のレシピ”とあったので、こりゃよさそうだ、と買いました。

なかで作ってみたいと思ったのは、ザ・風邪ひきメニュー、といった感じの、《しょうが葛うどん》。具は無しで、しょうがのすりおろしをたっぷり入れて、葛でとじたシンプルなもの。

でも、いかにも温まりそうです。《大根雑炊》もいいと思った。

野菜や果物のピュレもあり、ああ、喉ごし優しいものもうれしいよね、と思いました。

そうして、実は数日前から母が風邪をひき込んでおり、殊に昨日は辛そうでした。

加えて、私もまたぶり返してしまい、まさにハマった状況。

そんな中、私が今日作ったのは、《人参雑炊》でした。我ながらチャレンジャー

オレンジページのサイトのレシピ(《にんじんの簡単リゾット》でした)を参考に自分なりに和風にアレンジして、だし、めんつゆ、みりん、天然塩で味付けたスープは悪くないようだったのです。

が、ごはんを入れてからもう一度味見してびっくり。人参はそれまでどこかに隠れてたのでしょうか。突然人参の野性味のある味が前に出てきていたのです。

思いました。そのわずかに泥臭いような風味、私は大丈夫だけど、デリケートかつ少し好き嫌いの多い母はOKか?

でも、できあがったら少し穏やかな味になり、母も食べてくれたのでホッとしました。

今後はこの本の“回復してきたときのレシピ”を参考にしようかな……

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少し、落ち着いています。

2010-04-27 22:24:39 | ペット

少し、落ち着いています。
ご心配おかけしましたが、あや、少し持ち直しました。

病院に行った日は、「もう長くないだろう」と言われたし、その後激しく吐いたので、もう2、3日しかもたないのでは、ととても心配しました。 けれどまた少し食べられるようになり、穏やかに過ごしているので、母と私もホッとしています。

母と私とで2人して撫でるので、それが結構嬉しいみたい。 さすがに具合が悪かった時は触られたがらなかったけれど、膝にも座ってくるように。

癖、なのかな?座る前に軽く右まえあしで私の右手にそっと触れる仕草も、ひっそり嬉しいのです。

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不完全な輪と、猫と。

2010-04-26 18:28:22 | 本(写真集・ビジュアルブック)

夢色の風にのる猫 (1978年)
価格:¥ 735(税込)
発売日:1978-02

この本は、手のひらサイズよりやや大きめの、猫の詩画集です。

高校生のとき、大好きだった本でした。

詩は、熊井明子氏、写真は西川治氏だったかと思います。

この本の中の一節でいつも思い出すのは、“私たちは欠けたところのある輪で、猫を抱くと、それがぴったりふさがるのです”という一文です。

ウチの老猫あやは甘ったれなので、抱くとたいてい喜びます。

そうして、こちらの身体の凸凹にぴったりとパズルみたいに身体を合わせようとするので、そのたびに、この詩のことを思い出しました。

けれどあやの具合が悪くなってここ数日は、ちがう詩を思い出すようになりました。

市場の野菜売りのおばさんに、若い女の子が、“私の猫がもう4日も帰らない”と打ち明ける詩でした。夜も眠れないし、食事ものどを通らないと。

するとおばさんは新鮮な赤カブを女の子にあげて、これに塩をつけておあがり、と勧めたうえで、こんなことを言います。

“あんたたちちょっと間違ったね。その猫が人間に生まれるか、さもなきゃあんたが、猫に生れればよかったのに”

“でも人生なんてほんの束の間。来世は、二人とも人間に、でなけりゃ二人とも猫に生まれ変われるだろう”

読んだときは、詩の中の少女と同じくらいの歳で、“人生なんて束の間”という言葉が実感できなかった。

でも、今も分かったわけではありませんが、その一節が、妙に最近、心にしみるのです。

老いた猫と過ごす一日一日も、いっそう大切に思えるのでした。

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作ってよかった。

2010-04-25 23:45:54 | 食・レシピ

作ってよかった。
いつも両親の旅行の時は大鍋で骨付き肉と野菜を煮て、そのスープをお色直しして毎日食べると、以前記事で書きました。

そうして、その〆はたいていカレーです。 けれど今回は思いきって、ちょっ私にとってはとハードルの高い、ロールキャベツにしてみました

旅行から帰ってきた母に、「ロールキャベツ、作ってあるの」と言ったら、母は「ホント?」と喜びました

そうして翌日、「今夜はロールキャベツあるから、ご飯と味噌汁のほか何もしないんだ~」とニコニコしてました。

でも少し、味が薄かったのです 原因はすぐに判りました。

肉だねなどはレシピ通りに作ったのですが、スープは例のお色直し(残り物ともいう)を使ったわけです。 で、鍋にきっちり並べたロールキャベツの上から注いだのですが、その前に味見をして、ちょうどいいかな、と思われる塩気にしてしまいました。

で、賢明な読者様(特に主婦の方)はお分かりですね。キャベツから出る水分を計算していなかったのです。

けれど、食べられないほどではなく、母は「全然薄くないよ!美味しいよ。ロールキャベツ大好き」と言ってくれたのでホッとしました

あやの事があって、母もその日は料理する気にならなかったろうし、作っておいて良かった!と思ったのでした

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悲しい出来事。

2010-04-24 23:24:20 | ペット
一昨日の22日、ショックな出来事がありました。
ここ数日、ウチの猫あやは、ほとんど食事をせず具合が悪そうでした。
それで母に、「病院に連れて行ってくれない?」と頼み、勤めから帰ってきて、「どうだった?」と聞くと、「がっかりするからごはん食べてからにしなさい」と言われたのです。
でも気になって食事どこではないし、思いやりのない父が「もう長くないってさ」(ガーン!)と言ったので、母も詳しいことを教えてくれました。
その日は、おとなしいあやが、キャリーバッグに入るのをひどく嫌がったそうです。なので、母は毛布にくるんで、車の中で抱いてなだめつつ連れて行きました。そうして、動物病院で言われたそうです。
ひどい貧血で血が回らないので食べられないし、内臓もすっかり弱っていて、処置のしようがないので静かにしてあげるだけにして下さい、と。

母は帰り道、悲しくて仕方なかったそうです。母自身も、一回り小さくなったようでした。
私も本当にショックで。もう18歳だから、弱っていることは分かっていたけど、そうはっきり言われると愕然としました。
しかも、その夜は激しく吐いて、吐血もしました。あやも苦しさとショックで固まっており、見ていて思わず泣いてしまいました。けれど、母にこちらが泣くとよけいあやが動揺するし、やさしく穏やかにしてあげなさい、と叱られたのです。
それで、時間がたってだいぶ落ち着いてから、あやを抱きしめ、“大丈夫だよ、何にも心配いらないからね”と言ってみました。すると、穏やかな目でこちらをみて、気持ちよさそうに伸びをしたのです。その後、少し落ち着いていて、母も私もホッとしています。
あや、まだ諦めてないからね。大事にするから、一日でも長生きしてね。
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