あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

ヒー・イズ・ジェントル

2010-08-30 22:30:21 | テレビ番組

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今日、職場のアルバイトの女の子に、ちょっとしたクイズを出されました。

それぞれ容量の違うA、B、Cの水がめがあって、それをうまく使って、必要な量の水をぴったり量る問題。

例題がひとつあって、あとは数値の違う問題が10個ほど続きます。

“引っかけ問題だ”と事前に聞かされていたのでなんとか解くことができましたが、それでふと、思い出したことがありました。

『刑事コロンボ』の1シーンです。

タイトルが思い出せないのですが、高IQの人々が集まる同好会のようなクラブで起こる殺人事件、だったと思います。

そこで、たしかコインと秤の問題が出たんですよね。重さの違うコインを秤を使って探して、手順および最少回数を答えるんだったかな……?

(これは一度しか観ていないエピソードなので、ちょっと曖昧なんです……)

そしてそのクラブの会員に、無愛想なティーンエイジャー(12~14歳くらい)の女の子がいるのですが、彼女は自分の頭脳には自信を持っているけど、容姿がぱっとしないのを内心気に病んでいるんですね。

でもプライドが高いから、そんなことは表には見せず、ハリネズミみたいにとがってる。

その少女が、コロンボさんに“私はとても知能指数が高いのよ”というような事を言う。

するとコロンボさんは言うんですね。

「そうだね。でもそれだけじゃなく、とても可愛いお嬢さんだと思うよ」

私も12歳くらいで、なのに身長が166センチもあるのを気にしていた時期でもあり、コロンボさんの優しい言葉はとても心に染みました。

もっともこの歳になって思い返してみると、女は内心、賢いと言われるより美しいと言われたいのだと解ってるあたり、さすがイタリア系男子、という気もします。

コメント (6)
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コドモのコトバ。

2010-08-29 22:42:01 | 日記・エッセイ・コラム
私の仕事は夏季が一番忙しいのですが、それも今日でやっと終わり。ちょっとホッとしています。
子どもたちに夏休みの体験をしてもらって、ノートをかいてもらったりするのですが、そのノートが、例年悩みの種でした。
クイズや絵をかいてもらう欄もあるのですが、感想をかいてもらうスペースもある。かなりテキトーに書く子もいますが、真剣に書く子もたくさんいます。当然読んでもらいたいから書くのです。
でも、忙しいとそこまで目を通せないのです!今年は例年より少し楽だったので、まったく目が通せない、ということはなくてそれもホッとしましたけれど。

“ここがイイね!”というと、子どもも自分の工夫した点を、嬉しそうに話してくれます。
夏に弱い私はこの繁忙期がいつも辛いのですけれど、今年は終わるのが少し、寂しかった。疲れていて、いまいち心を込めることが足りなかったからかも。反省の夏です。
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彼女たちは、戦士。

2010-08-29 00:02:36 | 本(ホラー・サスペンス)

風の中のマリア 風の中のマリア
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発売日:2009-03-04
スズメバチが、ウチの裏庭に水を飲みに来てしまう話を、前回書きました。

ミツバチは蜂蜜を利用しますし、(ミツバチには迷惑ですけど)見た目も可愛らしいのですが、精悍で大きいスズメバチは見た目も蜂毒も怖い!

私は蜂に刺されたことが2回あり、(アシナガバチと、たぶん、マルハナバチ)そのこともあって、スズメバチは苦手でした。

と、いうか、スズメバチが好きな人なんていないだろうくらいに思ってました。危険ですし。

ところがこの小説のヒロインはなんとスズメバチ!

戦士である彼女の、短く激しい生の物語、と書評で読んで、あまりにも意外な設定にがぜん興味がわきました。

ミツバチは、働きバチというように蜜を集める働きものだけど、スズメバチは戦士なのか!なんか目からうろこが落ちた感じだったし、長くない彼女たちの一生がいじらしい気もしました。

ちゃんと蜂の生態を活かしての擬人化なのかな、というのも気になるし、今読んでみたい小説の一つです。

それと、友達にスズメバチの水飲み場の話をしたら、『勝手に観光協会』という番組(みうらじゅん、安斎肇両氏出演)の栃木編の話をしてくれました。

その番組で、スズメバチが作った奇妙な巣(変わったものとのコラボ、例えば剥製の上に作った巣とか)を展示しているところが出てきて、みうら、安斎両氏は人間の作るアートよりはるかに優れていると感心していたとか。

そうか、彼女らは芸術家でもあったのだなぁ、と、しみじみ思った出来事でした。

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覚えられてしまった!

2010-08-28 23:15:09 | 日記・エッセイ・コラム
ウチの勝手口の裏に、水道があり、そこに釜めしの釜を置いていて、いつも水を満たしてあります。外猫の水飲み場なのです。
ところが先日、そこでスズメバチが水を飲んでいるのを発見!
釜の縁にとまって、頭を突っ込むようにしてゴクゴクと飲んでいるのです。そんな風に蜂が水を飲むのも意外だったし、怖いしでショック×2!
でも、一心不乱に飲んでいる様子がなんかいじらしい気もして、危険を冒して眺めていたら、視線を感じたのか蜂は飛び去りました。
けれど、今日また水を飲みにきているのを、父が見たとか。ここに水があるって覚えられてしまった……?ちょっと怖いです
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ほぼ未来。

2010-08-26 23:48:45 | 日記・エッセイ・コラム

もう地デジ化まで1年を切った今日この頃。

いまだウチはアナログで、少しあせっているところです。

9月には導入しなきゃと思うのですが……。

ところで、地デジにあたって発売される新型テレビのなかには、3Dのものがありますよね。

3D映画はさして抵抗なかった私ですが、毎日何時間も見るテレビが3Dで、疲れたり何か身体に影響あったりしないのかしら、と心配になりました。

それでふと連想したのが、以前読んだ短編漫画。タイトルは忘れてしまいましたが、あさりよしとお氏の作品でした。(氏の作品は『まんがサイエンス』を持っています)

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そのSF短編では、宇宙船が宇宙空間に漂っていたもの(カプセル?記憶が曖昧ですが)を拾うのですが、それを調査しようとする人がいずれも変死する、という事件が起こる。

最後に調査した人が破壊に成功するのですが、生還して言うのですね。

『あれは武器じゃない。娯楽のための機械ではないかと思う。ただ、地球人には刺激が強すぎるだけだ。あれのみせる映像にはイントロダクションがあり、ストーリーがあった。こちらを楽しませようとする意図もあった』と。

そもそも20年も前に読んだこの小品を思い出したのは、3Dのアクション映画の予告を観たときでした。

爆発による破片が飛び散ったり、登場人物の手から離れた刃物がこちらに飛んでくるように見える。

あれ、これって、心臓が弱い人とか大丈夫かな?いや、普通の人だって、残酷シーンやホラーなんかでは、気分が悪くなったりしないだろうか。

刺激は、どんどん過激な方に向かっていくけれど、ついていけなくなる日がきそう……と、不安になりました。

もっとも、テレビもモノクロからすぐにカラーに慣れたように、3Dが普通になる日も近いのかしら。

でも、自分には不釣り合いな未来世界に足を踏み入れたようで、つい、とまどってしまうのです。

コメント (2)
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