あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

懐かしの洋画たち

2010-01-31 00:31:17 | テレビ番組

故あって、試験ウィークであります。

明日(いや、もう今日だ!)も試験なのでそんなことやっている場合じゃないのに、スマステーションを見てしまいました

ハリウッド俳優のランキング特集で、25位から1位まで

20位台には懐かしい(いや、現役の人も多いのですが)俳優さんが多く、懐かしい洋画(昔の映画はこの表記がふさわしいような気がするのです)の1シーンも出て、なんだか見なおしたくなってしまった。

香取君も言ってましたが、順位的には“うーん?”というところもありましたが(意外な人が下位だったり、えっ、このひとが?という人が上位だったり)、まずまず楽しめる特集でした。

1位は、やっぱり今は、ジョニー・デップなんだなーと実感。

私は美男好みではないので、特にファンではありませんが、新作『アリス・イン・ワンダーランド』はかなり楽しみにしています

前々から、『不思議の国のアリス』って、夢オチ、というより臨死体験っぽいよなー、と思っていたのですが、ティム・バートンの映像は予想以上のすごさ(怖さ)。

そうして、ジョニーのマッド・ハッターも、事前に聞いて想像してたより数倍凄かった!

テニスンの絵より凄い、ディズニー版とはかけ離れたアリスですが、早く観たいです。

ちなみに、懐かしい映画の中で、やっぱり一番、もう一度観たい、と思ったのがこの作品。

ゴッドファーザー コッポラ・リストレーション DVD BOX ゴッドファーザー コッポラ・リストレーション DVD BOX
価格:¥ 9,240(税込)
発売日:2008-10-03

血なまぐさいシーンも多く、パートⅠの最初の方の“馬”のシーンが忘れられず、シナトラの歌が素直に聞けなくなってしまった私ですが、映像にある種の品格があり、パートⅢまで通して観たくなりました。

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懐かしさとみずみずしさと。 『少女漫画』

2010-01-24 23:25:06 | アニメ・コミック・ゲーム

少女漫画 (クイーンズコミックス) 少女漫画 (クイーンズコミックス)
価格:¥ 880(税込)
発売日:2008-02-19

これは、高校の先輩に貸していただいた本です。

借りたままになっていて、今日お返しするために、昨夜あわてて読みとおしました。

『ベルサイユのばら』や『ガラスの仮面』など、作者の方がリスペクトしている作品をテーマに、描かれた短編コミックを集めたオムニバス集。

私にとっても懐かしい作品がほとんどで、ショートストーリーのどれもが味わいのあるものでした。

けれど、私がやはり一番好きなのは最後の1編『少女漫画家たち』。

それまでの短編それぞれに、狂言回しとまではいかないけれど、ちょっと顔を出す“俵あん”という少女漫画家の女性(27歳)がいるのですが、最後のストーリーは彼女が主人公になる。

描き手が主人公にまわったこの物語は、ものを創ることの難しさを、しみじみ考えさせられました。

ものを創り上げるのは、結構しんどいことだから、自分が“センスがいい”“才能がある”と信じなければ続けられない。

けれどその一方で、自分を冷静に客観視して、ダメな部分を見つめて修正するのは、なんて難しいことなのか。

本気で何かを成し遂げようとするなら、そんな苦労は当たり前、かもしれないけれど、なんだか胸苦しくなる思いもあって。

そうして、自分が本当に書きたいものを描かなければ意味がないかもしれないけれど、それを、他人にとっても見たいもの、面白いものにすることの厳しさ。

けれど、作品の端々に前向きな瑞々しさがあって、読後感はさっぱりしています。

それに、怖ろしく大胆な詩神(ミューズ)いや、少女漫画の女神か、そのユーモラスさも結構好きです。

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克服したい!料理のトラウマ。

2010-01-23 23:52:04 | 本(料理の本)

初めてさんにもできる保存食レシピ59 『ガラスびん』で作る、おすそわけの保存食の本 初めてさんにもできる保存食レシピ59 『ガラスびん』で作る、おすそわけの保存食の本
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2009-05

これは図書館で借りた本です。

保存食には以前から興味はあったけれど、まさか他人様におすそわけまでは出来ないな、と思ってなにげなくページを繰っていたのですが、レイアウトが素敵だし、意外にお役立ちかも、という気になりました。

特に、おっ、と思ったレシピは“チーズスプレッド”。《食べきれなかったチーズをびんに入れ、ハーブを加えてオイルに漬け込めば、おいしいスプレッドに生まれ変わります》というのですが、去年ナチュラルチーズを色々試すのがマイブームだった私は、“ちょこっと残ったチーズをどうしよう”というのが悩みだったので、嬉しいレシピでありました。

基本辛党の私ですが、塩キャラメルなんかも気になりました。

もっとも、ガラスビーズなどガラスのアクセサリーが好きな私は、実はガラス製品自体好きでして、可愛いガラス瓶そのものだけでも、見ただけでテンション上がる!

もっとも、ピクルスのページにくると、ちょっと胸がちくちく。実は以前、ピクルスで大失敗したことがあるので。

赤キャベツのピクルスを作ったのですが、瓶に入れた当初はきれいなピンク(たぶん酢のため)で嬉しかったけど、キャベツがピクルス液から少し顔を出していたので、そこからカビてしまった!

もーショックで!少しトラウマになってしまいました。

もっとも、私の料理のトラウマはそれだけじゃなくって中学の時、何を思ったか“ハムのゼリー寄せ”を作ったことがありまして。

“難易度高いだろっ!”と突っ込みたくなりますが、たぶんあの透き通った、キラキラした見た目に少女心が惹きつけられたんでしょうね。(あっ、私たぶん、ガラスとか、透き通ったもの自体が好きなんだ!)

そうして、みごと玉砕しまして、そのゼリー寄せは、信じられないほど不味かったんです。

これは本当にトラウマ。料理本やテレビで見ると、ぞっとします

でも、いつかリベンジしたいんですよね……。まずは、ピクルス再挑戦からか……?

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私の煮込み、〆はこれ。

2010-01-21 22:51:59 | 食・レシピ

私の煮込み、〆はこれ。

当初の予定通り、大鍋で煮てここ3日食べ続けた煮込み、〆はハヤシライスとなりました

始末料理としては、カレーがスタンダードかと思いますが、ハヤシも案外良かったです

ただ、具が淋しかったので牛肉切り落としを炒めて加えましたが、うっかりやや高めのスーパーに寄ってしまい、予算オーバーしたのが痛かったです

コメント (2)
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やるせない食の話。

2010-01-20 23:59:11 | 日記・エッセイ・コラム

キッチン・ルール―台所の法則 キッチン・ルール―台所の法則
価格:¥ 880(税込)
発売日:2005-11

故あって、ここ2、3日私にとってはハードスケジュールの慌ただしい1日でした。

予定していたスケジュールのすべてはこなせなかったなのにヘトヘトです

そのことと、シンさんのコメント(またしても煮込み、の記事に対して寄せて下さったもの)でふと、思い出したことがあったので、書いてみたいと思います。

5年ほど前になりますが、『きょうの料理』誌上で、小林カツ代さんのエッセイを読みました。

“料理にドラマあり”という連載の15回目、《バブルの塔》というエッセイでした。

バブル最盛期、とある料理番組の仕事をしたカツ代さんは、撮影後食材が簡単に捨てられることと、番組スタッフの食に対する無関心さに驚きます。

とてもいい人だったという担当ディレクターのT氏は、しかし顔色が悪く、“ごはんをちゃんと食べてます?”と尋ねるとカップラーメンですけど、と答え、“野菜は?”と聞くと、“一か月ほど前に食べたラーメンにもやしが入ってたかなぁ……”という始末。

カツ代さんは“帰りにコンビニへ寄って、刻んで売っている野菜でいいから炒めてラーメンの上にのせて、卵もポンと落としてね、簡単だから”と頼みますが、T氏は無反応で、その後、入院されたとも、故郷に帰ったとも聞くが、さだかではない、というやるせないエピソードでした。

カップラーメンに炒め野菜をのせるだけでいい、というカツ代さんのリアルな提案はさすが、と思いますが、それさえできない現実もあるのだな、と想像できますし……。

“バブルの塔”というあまりにもぴったりしたタイトルとともに、忘れがたいエッセイなのでした。

(入手困難かと思いますが、原文読んでみたいと思う方向けに一応書きますと、『きょうの料理』2005 3月号です。レシピも付いています。写真が、とても美味しそうなのも微妙に切ないです)

ちなみに上にあげたのは、私の小林カツ代さんの著書の中で、とくに気に入っている1冊です。

料理が得意な方には、“あたりまえのこと”ばかりかと思いますが、私はへぇー、ということがたくさんあったので

コメント (6)
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