あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

ウチの猫たち。 その2、くっち

2010-06-01 23:05:30 | ペット

ウチの2番目の猫、くっち。この子も雌猫でした。

最初の猫チャロが逝ってからそう何ヶ月もたたない頃、そう、今頃の季節だったかもしれません。

ウチの庭に野良猫の親子が入りこむようになり、その子猫が、くっちでした。3ヶ月ほどの大きさだったと思います。

最初は、黒猫だと思ったのです。小さいから可愛く見えましたし、猫がいなくなって寂しい頃でしたから、母と私とで手なずけて、家にさらってしまいました。

不思議なことに母猫は騒がず、しかもそのあとすぐ姿を消してしまいました。

さて、黒猫だと思ったその猫、成長してみると、いわゆる雑巾猫でした。黒地に、赤茶色や薄茶色の毛が方々に混じっていたのです。雌猫にしては身体が大きく、しかも可哀想なことに、鼻が長いブス子ちゃんでした。庭を通ると、ウチの猫と知らない近所の人が、「何、この猫!」といかにも嫌そうに言ったほどです。

でも、この猫はとても優しい猫だったのです。猫も色々だとこの子を飼って知りました。おとなしくて遠慮がちで、わがままなところはひとつもありません。忠実な犬みたいな猫でした。

チャロはよく、癇癪を起して人の足首に噛みつき、引っ掻かれることもしばしばでしたが、くっちは一度もそういうことがありませんでした。

その上働きもの。朝、夕と2回、毎日スズメなどの鳥を捕ってくるのです。

正直迷惑で、それが野ネズミだったりモグラだったりしたときは、思わず「キャー!」と叫んで叱ったりしてしまいましたが、今から思うと申し訳なかった。ウチに飼われないで、たとえばウイスキーの醸造所(原料の大麦をネズミから守るためウイスキーキャットと呼ばれる猫を飼う)にでも住んでいたら、“クイーン”の称号をもらえたのに、と気の毒でした。

おとなしい分、あまり甘えず、淡白な猫でありましたが、ちょっと不思議なところもありました。

視線を感じるのでふと見ると、座椅子にねそべってくっちがこちらを見ているのです。それが、“慈愛”とでも言いたいような優しい目なのでした。そして何分も、ときには何十分も、ただ見つめているのです。見ているだけで楽しいのだ、とでも言いたげでした。

デリケートなところもあったようで、一回出産をしたのち、避妊手術をしたのでしたが、そのときショックを受けて、3日間くらい食事をしなかったので、心配したこともありました。手の上に魚の切れ端をのせて持っていって、やっと食べてくれたときはホッとしました。

けれど、中年の入口くらい、5、6歳で交通事故で逝ったので、この子のことは心残りでした。

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ウチの猫たち。 その1、チャロ

2010-06-01 22:34:50 | ペット

ウチの老猫、あやを見送ってまだ半月ほど。

折に触れ、まだちょっと悲しくなってしまう母と私。

でも、そうしているとあやのことも、老猫になった最近だけでなく、なぜかウチに来たばかりの頃も思い出され、それに伴って、ほかの猫たちのことも考えるようになりました。

で、私にとっての最初の猫、チャロの話を、今回はしたいと思います。

チャロは小学5年生の春に、私が拾ってきました。

母には最初怒られ、すぐ遠くにまた置いてくるように言われ、泣く泣くそうしたのですが、また戻ってきてしまいました。

また怒られて置いてきましたが、またも戻ってくる。母も根負けして、飼うことになりました。

根性のある雌猫でした。この頃から、気も強かったのでしょう。

さて、元々実は母は猫好きだったし、世話も結局は母がしますので、チャロはすぐ、母に一番懐いてしまいました。

チャロの毛色は、一番近いのはキジトラになるのでしょうが、雑種だし毛色もミックスで、キジトラプラス三毛、という感じでした。

成長するとなかなかの美形になりましたが、これが癇癪持ちでわがまま。ある意味猫らしい猫でありました。

成猫になるといよいよ母にしか懐かず、イラッとするとすぐ噛みつくし、自分も子どもで忍耐がなかったこともあり、今一つ心が通じ合えなかったのは残念。

私が二十歳になる年の春先、静かに逝きました。ですから、まだ9歳くらいだったということになります。

けれど少しずつ衰えて苦しむこともなく眠るように逝ったので、それほどは悲しくなかったように記憶しています。

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初体験!全粒粉のパスタ

2010-06-01 20:45:39 | 食・レシピ

初体験!全粒粉のパスタ
先日、全粒粉のパスタをいただきました。

で、本日試してみたのです。 もちろん全粒粉のパスタを食べるのは初めて。

思った以上に個性があって、ひとくち食べた時は、ん?蕎麦っぽい?と思いました。

あ~っ、私味オンチだからな~、とちょっと反省しましたが、袋の裏を見たら『そばにも似た独特の食感』と書いてあったのでホッとしました。

食感もですけど、味も普通のパスタとは違っていて、なかなか面白かった。

ベストマッチのソースはまだ試行錯誤中ですが、贈って下さった友人に感謝です。

(ところで、ブログパーツで貼っている『オレンジページ』のサイトで、ごはんフォト日記を時たまつけています。あめふり猫、の名前で書いてますのでお気が向いたら覗いてみて下さい)

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