あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

女王さま、お隠れになる。

2012-04-11 11:33:21 | ペット

くるねこ くるねこ
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2008-01-15
「『くるねこ』って知ってる?」

その言葉とともに友達が貸してくれたのがこの本でした。

Amazonの商品紹介メール(購入履歴などをもとにこっちの好みそうな商品紹介を送ってくる)などで知ってはいました。たぶん猫の里親探しをしている方のエッセイまんがなんだろうと。

でも、実際読んでみると思った以上に猫好きにはツボにくる内容。ちょっとゆるーい感じのユーモアと、あったかさと、それからちょっと胸にくる悲しさも。

その中で特に印象に残ったのは売れ残りのスコティッシュホールドもんさんと、先住猫にやさんとのエピソード。

スコ猫なのに耳が折れてなくて、しかも顔が怖いので売れ残ってたもんさん。ほだされてくるさん(作者。くるねこ大和、というペンネームが洒落だってことに気付いたのも本を貸してもらってから)が買ってきてしまったのを、ちょっと怒りながらもあたたかく迎えてくれたにゃさん……。胸にくるエピソードでした。

そんな怖い顔の仔猫だったもんさんもやがて大人になって、オッドアイがチャームポイントの立派な女王様に。くるさんは『美輪のもんさん』とニックネームをつけてましたが、それだけでどんな雰囲気か伝わってきて可笑しくなったり。

でも、先日『くるねこ大和』ブログを拝見したら、思いがけないもんさんの旅立ちのエピソード。

本の中だけで、実際には会ったこともない猫さんだけど、思わずハッと胸を突かれました。

やっぱり一昨年逝ったウチの老猫、あやの最期を思い出すし……。

でも、とても素敵なその日のエッセイコミックでした。もんさん、幸せだったんだろうな……。

もんさんのご冥福をお祈りします。きっとにゃさんが迎えてくれたことでしょう

コメント (4)
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