パパという大きな木 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:1999-07 |
イチローに憧れる野球少年を見守る、両親の心の内が描かれたCM。
今はお母さん編が放送されていますが、私が特に好きなのはひとつ前のお父さん編。
少年が、
「ぼく、イチローみたいになれるかな」
と言うのへ、
「なろうと思って、なれるものじゃないよ。でも、なろうと思わなければ、何にもなれないよ」
と、お父さんは静かに答える。
『元気だったらいいよ』というお母さんの独白も、いかにも“お母さん”という感じでいいけれど、お父さんの、厳しさも優しさもある台詞がより好き。
ところで上にあげた本はもうずいぶん前、本屋で立ち読み(スミマセン)したもので、そこに書かれていた言葉を、このNTTのCMを見たとき連想したのです。
けれど、Amazonの内容紹介を読んだら、この本じゃないような気も……
私が覚えている文章はこんな内容です。その文章の書き手は、若い頃から、将来いい父親になりたいと思っていた。(それが自分もいい父親を持ったからなのか、それとも逆だったかは忘れてしまいました)
でも、縁がないままだんだん晩婚の年代になり、友達にからかわれるのです。“子どもとキャッチボールが出来なくなるぞ”って。
けれど、筆者は思うのです。“うまく言えないけれど、子どもが父親に求めていることは、キャッチボールそのものじゃない。そういうものではないんだ”
私は女だし、父との関係があまり良くなく、また自分が親にもなっていないので、なおさらうまくは言えないのですが、このCMを見ていると、そこはかとなく、自分なりのその答えが伝わってくる気がするのです。
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