というわけで「きのう何食べた?」展を覗いてきたわけですが、なんというか心が温まるドラマだったな~とあらためて思いました。それはやっぱり‘料理’という1つの芯があったからかも知れません。毎回本当に美味しそうでしたし、手順やコツなどもためになりましたしね。
で、私もどちらかというと料理は作る方なんですけど、、、調味料は必要最低限で(主に醤油、酒、ポン酢)レパートリーも同じようなものばかりで(たまに気合いを入れる時もあるけれど)シロさんとは違うパパっと料理のような気がして……
でも一応微々たるこだわりはあって、例えば色んなものに黒糖を一片入れたり(体に良さそう&深みが増す気がする)玉ねぎはごろっと&薄切りの二通りに切ったり(形残す用と血液サラサラ用←しばらく空気にさらす)キャベツ炒めともやし炒めには味付け後卵割り入れてかき混ぜますよとか、トッピングとして(カレーや焼きうどん和風スパゲティetc.)納豆よく使いますとかとかあります。…何が正しい正しくないというよりこれが我が家の料理で、きっとそれぞれの家庭ごとにコツとか秘伝の味とかあるんだろうな。。。
そんなお料理心をくすぐるドラマの再現料理が登場するコラボカフェの方にも昨年行ってきました。
きのう何食べたのごはん処@池袋パルコ
Produced by THE GUEST cafe&diner
2019 9/20-11/4
かなり人気で並びましたね~
いただいたメニューはこちら
ツナとトマトの具だくさん素麺 コールスローサラダ
素麺は我が家の夏のど定番。とはいえ生姜を溶いた手作りだしつゆ~の超シンプルだったりするので濃いつゆそのままのレシピは新鮮でした。薬味とツナも合っていて素晴らしく美味。ちなみにコールスローサラダじゃなくて切り干し大根で二度見したヨ
休日のおやつクレープ
コーヒー単品
クレープも本当によく作ります…けど、こんなお洒落なクレープではなくてもっと分厚め。でもとろけるチーズを入れて甘めに作るのでそれはそれで我が家のも美味しいかな(水とんも甘め)。先塗りではなくカップinのさとうレモンバターソースが特に美味しかったのでこちらも真似しようと思いました。
ノベルティに素敵絵のコースターもいただきまして、欲しい絵が来たのでありがたかったです。
そしてお隣の物販もチェック。スカイツリーの方にあるお店で見かけたけれどシロさんverしかなかったのでやめた~という経緯があるカップを両方発見したので揃えられてよかったです。
あと本が出版されたのでそちらも手に入れました。
この本が人物紹介とかとてもいい内容で、改めて主演のお二人について思い出したのですけど、西島秀俊氏は「MOZU」とかハードな役もこなされるのに(映画「烈」のイメージもまだある)シロさんのほんわか真面目雰囲気とかチベット砂ネズミのようなスン顔とか良かったですね。一方の内野聖陽氏も「臨場」とか硬派な感じがありつつ(映画「(ハル)」のイメージもまだある)ケンジ氏の抑揚の付け方とか手付き、ご飯を食べる時の表情など柔らかい雰囲気の出し方が秀逸でピッタリでした。いや~お二人とも名役者の本領発揮という感じでした。
ドラマ内で作られた料理のレシピも沢山載っていて、ちらし寿司の具の大きさとか…我が家もおにぎりや雑炊には焼き鮭の身をごろっと入れるのでお寿司でもやってみようと思いましたよ。
あと共演者の紹介もあったのですけど、、、ちょっとここで記しておきたいのがシロさんと母親(相も変わらずの素敵な女優梶芽衣子様)のシーン。
ドラマではシロさんと母親が同じ台所に立つシーンがありまして、ここ、ちょっと色々思い出して感慨深かったですね。それは…自分が母親から料理を教えてもらった時のことだったり(とにかく好きなその味付けを覚えたかった)幼き頃手作りスイートポテトが出来上がるまで横で待っていた台所の様子だったり。逆に自分が料理を作って食卓に出すまでの雰囲気とかも。
…手料理についてはなんというか、、持論なのですけど、どんなに料理好きで得意な人でもずっと作っていると時々嫌になることもあるんじゃないかなと思うのですよね、何かを作って食卓に並べるってやっぱり手間がかかるものだから。なので親孝行の形って色々あるにしても(しかもどちらかというとできてない私だけど)自分が料理を覚えて食卓の準備を整えられた時、恩返しができた気がして嬉しかったです。そんなことも思い出させてくれるドラマでした。。。
このドラマは、ドラマでありながらなんだかいつもの(そしてどこか憧れる)日常を感じさせてくれる内容だったように思います。
オープニング曲もそんな雰囲気にピッタリでした…が、歌詞に注目するとただ優しいだけではない何かが含まれているのですよね。日々の暮らしと料理と、当たり前のようで実はありがたい存在であるそれらを描く、色んな想い溢れる素敵なドラマなのでした。