東京・ウサギSATELLITES

兎についてきた人だけが迷い込む不思議な衛星

医者という名の

2017-09-29 | 日記
夜が長くなってきました。

私はベッドに横になると吸い込まれるように(逆に心配になるくらい)すぐに眠ってしまう質で、そこから恐ろしくリアルな夢に次ぐ夢を見るという──パラレルワールド人間。なので秋の夜長はベッド脇で色々考えてから寝たりするのですが、、、最近ちょっとしんみり考えてしまうことがありました。愚痴です。



数年前、夜中に体調を崩し(耳関連)救急車で病院に搬送されたことがありました。でも到着して安心したのか症状が落ち着き、とりあえず一晩様子をみることに。ところがそうして運ばれた場所は応急処置をするような簡素なパイプベットが並んだ部屋。寒いし背中も痛いし、かえって身体を悪くするような部屋でした。

で、そこからが辛い状況の始まり。

最初に見てくれたのは多分研修医の方だと思うのですが、その後常勤医というんでしょうか?女医がやってきてカーテンの向こうで話し始めたわけですよ。問題はその内容。

すぐそばに私がいるにも関わらず「なんで家に帰さないの~?帰せよ早くー(←ほんとにこんな言葉づかい)」そんなことをつらつらと話し込んでいるわけです。

その間も簡易ベットの上で苦しむ私(by主に寒さにより)。しまいにトイレにも行きたくなるし…でも酷い会話におののき我慢(というか看護士もどこかへ行ってしまって結構な放置プレイ)。家族とも離れていたので帰るにしても1人じゃ不安だし…残る症状と寒さの中、夜明けまで耐え抜きました。今思い出してもあの数時間は人生の上位にくるほど辛い時間でした。そしてこの件では、その後改めて受けた検査で結構な酷い状態だったことが分かり、すぐに投薬治療が始まりました。。


で、ここで問いたいです。

何か経営的な面で患者の知り得ない仕組みとかあるのでしょうか?泊まるとまずい何か。点数的な。それとも人手がかかるからでしょうか?他のベットはガラガラで混んでいたわけでもないというのに。死ぬかと思ってたどり着いた者への仕打ちの理由を教えてほしいです。


しかもこの時が特別だったかといったらそうではなく、それからもあらゆる状況で医者への不信感は続きました。

怒りついでにあげていくと、、

健康診断で出会った医師には話しを聞けと威圧的に言われ(患者は話しちゃいけない法律でもあるのだろうか)、別の病院では次が気になるのか早く終わらせようとされ(ろくな説明もないまま危うく強い薬を飲むところだった)、体調不良で食事がとれなかったというのに、まず飯を食えと有無を言わさぬ態度で血液検査すらしてくれず(後に別の病院で深刻な貧血が見つかる)、薬を飲んだら手と唇が腫れ相談をしに行ったら「それで僕に何をしてほしいの?」と言われ(これは今で言うところのスティーブンスジョンソン症候群の初期だったのでは←医者に知識がなかったのか?)。すぐに手術という医者に不信感をもちセカンドオピニオンで手術がストップになったりもしました。先の件から薬の副作用が出やすい質でもあるので怖がっていると、飲んでみなきゃ分かんないでしょうよと冷たく言われたことも。

正直、医者と話すだけで病気になりそうです(個人的感想として冷たい女医が多いようにも思う)。

この人たちは一体どこで落としてきてしまったのでしょうかね(それとも削れてしまったのでしょうか)大切な何か。人を、患者を思いやる気持ち。

不安で震える人間を上から見下ろして更に追い討ちをかける冷たい生き物…というのが今の私の医者への印象です。


もちろん、腕も心も持ち合わせた医者と出会ったこともあります(10人に1人くらい)。今は冷たくてもかつてはそうだったかも知れません。様々な体験を経てそうならざるをえなかったのかも知りません。でも、あまりにも冷たい医者が多すぎて。。。。私は特にそういう医者と出会って来たのかもしれないけれど、悲しくなりました。

なんだか、とんでもない医者により命が短くなった人もいるのではないかとすら思いました。

普通でいいんです。そりゃ優しくしてくれればありがたいけれど、普通で。甘えんじゃねーぞって威嚇し偉ぶることだけはやめてほしいです。


……


長々と愚痴ってしまいましたけど、とどめておくことができませんでした。

無力なのでどうすることもできません。でも改めて考えてもらいたいです。病院の真ん中にあるべきもの。

心。

命という無二の存在を思いやる心のことを。