里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

♪若水♪&♪ひばり♪

2011年03月23日 | 日々のつぶやき
今日のお琴教室で、宮城道雄作曲の“若水”と“ひばり”の2曲を去る1月に亡くなられた、以前お琴教室で教えて下さっていたY先生に捧げる曲としてみんなで弾きました。

先生が亡くなられて、入所されていたライトハウスの船岡寮へ病院から戻られ、安置されている時、教室のみんなでお参りに行きました。

その時、私たちより先に先生のお参りに来られた人が、お供えしておられた楽譜が、この“若水”と“ひばり”でした。

それで、私たちも、先生に捧げる曲として、教室で演奏しました。

殆んどの人が、この2曲は、習い始めの頃に手ほどきして貰っている曲ですので、弾く事は、簡単にみんな出来ました。

しかし、この2曲には歌がありますので、この歌を歌いながらとなると、やはり簡単ではありませんでした。

みんなで歌の部分に重点を置いて学習し、弾く手と歌う歌が何とか一緒に出来るようになりました。


若 水  島崎藤村作歌

汲めどつきせぬ若水を かはきも知らぬ若水を

かの若水と身をなして かの若水と身をなして


君と汲まゝしかの泉 君とのまゝしかの泉

春の心に湧き出でん 君と流れん花のかげ 


ひばり  西條八十作歌

ひばりよひばり高くなけ むぎふのおかの春のくれ

   水は光てめぐるなり ながるゝ水もながこえも

きみすむ里に通ふらん

ひばりよひばり夕空に わがかなしみを高くなけ


お琴を習い始めた頃に、弾いたり歌ったりしていたので、何となく何処かの部分は覚えていましたが、改めて歌を歌ってみると、どちらの曲も、いい詩だなぁと実感しました。


今は比叡山に、生前にご自分でお墓を用意されていましたので、そのお墓に眠っておられる先生に私たちの演奏と歌が届いたでしょうか。


ひばりよひばり、この春の空を高く泣いて比叡山の先生の墓地まで届けておくれ。


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