里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

母を思い出すえんどう豆

2010年04月09日 | 日々のつぶやき
近頃、店先に、えんどう豆をよく見かけるようになりました。

買って、卵とじにでもして食べようと思いつつ、未だこのシーズンになってから買っていませんでした。

今日初めて買ってみました。  

最初は、卵とじにして食べようと思っていましたが、家に帰ってみると、今からご飯を炊かねばならないのなら、豆ご飯にしようと気が変わりました。   

えんどう豆の皮をむきながら、子供の頃の記憶がよみがえって来ました。

又、毎年、えんどう豆を食べる頃になると、必ずと言っていいほど、母の事を思い出します。

毎年、端午の節句の頃には、家の畑でとれたえんどう豆を炊いて、あんこを作り、えんどう豆のあんこの入った柏餅を作ってくれました。

この柏餅が、子供心に美味しかった思い出があります。

母のまねをして、えんどう豆のあんの入った柏餅を作ってみようと思いますが、まだ一度も作った事はありません。

えんどう豆そのものも、結婚してからは、実家へ行って貰って帰ったり、又、母の方から宅急便で送ってくれたりしていました。

こういう時に、えんどう豆のあんこを作って、柏餅を作れば良かったのですが・・・

今となっては、母もいなくなり、えんどう豆を作る者さえいなくなりました。

だから、あんこを作るには沢山のえんどう豆を買わなければなりませんし、あんこ以外の部分の作り方もよく解りません。

母の作ってくれたえんどう豆のあんこが入った柏餅が懐かしく、美味しかった思い出と、母の思い出が重なり、えんどう豆の皮をむいている時、涙が出て来ました。

何歳になっても母は母であり、私は子供です。