里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

柿に思いを・・・

2007年11月23日 | 日々のつぶやき
母が生きていた頃は、殆どを買って食べると言う事は無かった。

今は柿が店頭に出るようになってから毎日のように買って来た柿を食べている。今が旬と言う感じでとても美味しい柿を食べると、実家で沢山とれた柿が懐かしい。

先祖代々家と共に約100年の歴史を刻んだ柿ノ木だったのに・・・ 甘柿、渋柿、そして何種類もの柿が秋になるとたわわに実のっていたのに・・・

母が我が家の留守電に「おばあちゃんです。がよおけ(沢山)なっとるで、採りに来とくれよ〈来て下さい〉」と入れてくれてた声が、私の耳に鮮明によみがえって来ます。

実家は今誰も住んでいませんが、家、土地、畑などはそのままあります。でも先祖からずっとあった柿の木や、又我が家が子供の誕生や入園、入学、卒業など節目節目で記念に植えた実のなる木〈びわ、栗、ぐみ、無花果、プラム、石榴など〉全部、実家の近くにいる妹の鬼○子が、母が亡くなった直後に家や土地、そして山など不動産を全部自分の名義にしてしまって、売るつもりで、業者に頼んで、切り倒してしまいました。

実家のある約140軒くらいの村は、周囲がぐるっと山に囲まれ、すり鉢の底に位置するような集落です。台風や風が強い時など、山からの吹きおろしがきついので、母が風除けのため、家の周りに木を植えてくれるように言いました。それで季節ごとに実りのあるものを植えて、毎年楽しみにしていたのに、妹はかってに黙って切ってしまいました。残念でたまりません。