alternativemedicine

Studies about acupuncture and moxibustion and Massage.

任脈(1)

2013-04-18 | 経絡弁証

4月11日木曜日の第1回では、「ツボとは何か?」と任脈の会陰(CV1)と曲骨(CV2)を講義した。

4月18日木曜日の第2回では任脈の神闕(CV8)から講義する。

中極(CV3)
募穴とは何か?
同身寸法。
骨度法での臍中央から恥骨結合上際が5寸。
膀胱炎の症例を紹介。

関元(CV4)
臍下丹田という表現。症例。

石門(CV5)

気海(CV6)
・気虚について。気虚の概念を紹介した後、気虚スコアの紹介。

陰交(CV7)

中庭(CV16)
・胸骨体下端の取り方。

 次回は、中かん(CV12)、下かん(CV10)、水分(CV9)、建里(CV11)、巨闕(CV14)、上かん(CV13)、鳩尾(CV15)と胸骨体下端から臍中央の間を講義する。
 その後、天突(CV22)、せんき(CV21)、華蓋(CV20)、紫宮(CV19)と胸骨角の取り方を講義する予定。

 一つの疑問としては、八会穴の腑会の説明を、どのようにしているのか?
 また、神闕(CV8)・陰交(CV7)・水分(CV9)など臍から上下1寸の部分を研究すれば、東洋医学における小腸の概念がかなり明快となる。この小腸の概念は、現代中医学の理論的陥穽の一つだと思う。つまり、胃カンの下カン(CV10)から下は東洋医学の小腸である。分利小便の問題とあわせて考えると面白い。

 また、経験的に、鳩尾(CV15)から中かん(CV12)の間には痰湿がたまりやすく、これは、東洋医学の癇証(かんしょう)などの精神病と明らかに関連している。任脈の絡脈:鳩尾の問題と並んで、面白い問題だと思う。


4月15日月曜日 お灸サークル

2013-04-15 | サークル

 本日のサークル、前半はサークルの9月までの計画と4月と5月のサークル内容をプリントで説明し、後半は実技を行いました。

 11円療法は『わずか11円!マジックみたいなツボ療法』(メタモル出版)が良書ですが、今日の講義では、少し単純化しています。

4月22日(月)、5月13日(月)、5月27日(月)の3回はいずれも、基本的には
遠隔治療:11円療法(奇経八脈の八脈交会穴を利用したイオンパンピング療法)
局所治療:円鍼と八分灸。
という内容になります。

 ただ、灸実技で、ビワの葉灸や生姜灸、塩灸などを入れる際には、臨時に変更となります。これは、できるだけ、このブログや掲示などで連絡していきます。


The Moon over Matsushima insight into Moxa and Mugwort

2013-04-15 | 灸の研究

 写真は、Amazonから届いた Moxaficaのマーリン・ヤングさんが書かれた
The Moon over Matsushima. insight into Moxa and Mugwort

 北米東洋医学誌のマーリン・ヤングさんのお灸に関する研究と考察は、お灸研究者なら、必ず読むべき内容だった。そして、Moxafrica! その活動は、東洋医学の初心といえるものだと思う。この表紙といい、本当に素晴らしい! 『北米東洋医学誌』の先生方のお灸の論文を読むたびに、心の底から思う。自分も初心に戻って、一からお灸を勉強したい。