4月11日木曜日の第1回では、「ツボとは何か?」と任脈の会陰(CV1)と曲骨(CV2)を講義した。
4月18日木曜日の第2回では任脈の神闕(CV8)から講義する。
中極(CV3)
募穴とは何か?
同身寸法。
骨度法での臍中央から恥骨結合上際が5寸。
膀胱炎の症例を紹介。
関元(CV4)
臍下丹田という表現。症例。
石門(CV5)
気海(CV6)
・気虚について。気虚の概念を紹介した後、気虚スコアの紹介。
陰交(CV7)
中庭(CV16)
・胸骨体下端の取り方。
次回は、中かん(CV12)、下かん(CV10)、水分(CV9)、建里(CV11)、巨闕(CV14)、上かん(CV13)、鳩尾(CV15)と胸骨体下端から臍中央の間を講義する。
その後、天突(CV22)、せんき(CV21)、華蓋(CV20)、紫宮(CV19)と胸骨角の取り方を講義する予定。
一つの疑問としては、八会穴の腑会の説明を、どのようにしているのか?
また、神闕(CV8)・陰交(CV7)・水分(CV9)など臍から上下1寸の部分を研究すれば、東洋医学における小腸の概念がかなり明快となる。この小腸の概念は、現代中医学の理論的陥穽の一つだと思う。つまり、胃カンの下カン(CV10)から下は東洋医学の小腸である。分利小便の問題とあわせて考えると面白い。
また、経験的に、鳩尾(CV15)から中かん(CV12)の間には痰湿がたまりやすく、これは、東洋医学の癇証(かんしょう)などの精神病と明らかに関連している。任脈の絡脈:鳩尾の問題と並んで、面白い問題だと思う。