大腿部の皮膚は劇的に緩解した。ただ、全身の痒みは残っている。診断は受けたが、本当にアトピー性皮膚炎だったのか?と思えるほどである。しかし、全身を遊走する痒みは、相変わらず存在し、今度は体幹部に膨疹と痒みが集中してきた。昨日は、円針やてい鍼、散鍼などの接触鍼を行った。今日は気功を中心に治療する。
ものすごい勢いで、拡がっていたアトピー性皮膚炎は、今日、はじめて、勢いがなくなりました。
耳の皮膚とクビまで拡がっていて、顔と目の周りが痒くなりはじめていたので、顔の皮膚と目が助かれば、嬉しいです。青年期に角結膜炎になり、角膜に傷がついたので、目が一番怖かったです。
いろいろと同時に試しているので、どれが効いたのか?わかりません。
おそらく、気功・ハンドヒーリングという印象があります。
あと、2寸5番で、飛揚、ひかん、風池を得気しながら置針したのも効果があった印象があります。
おそらく抗体が凄い勢いで、自己の皮膚と結合組織を攻撃して炎症を起こし、掻いてもいない耳の皮膚もボロボロになり、いまでも皮膚に灼熱感と痛み・痒みがあります。何がDNAのスイッチを押して、何がDNAのスイッチを切るのでしょうか?
しかし、少なくとも、いまは急拡大が止まっただけでも、うれしいです。
次は、ボロボロになった大腿部、体幹部の皮膚や結合組織の炎症をとり、痒みや皮膚の熱感をとる戦略をたてていきます。昨日の夜も2寸5番で、飛揚、ひかん、風池を得気しながら置針し、気功・ハンドヒーリングしました。
2月1日金曜日から発症する。1994年以来なので、24年ぶりの発症。最初は左右の下腿部。
子どもが咳をして、おそらくウイルス感染で慢性気管支炎の咳と鼻炎が悪化していた。
2月2日と2月3日は忙しく、2月4日月曜日から棒灸で慢性気管支炎の治療を開始する。慢性気管支炎とアレルギー性鼻炎は2月6日水曜日には治っていた。咳も鼻水も止まる。代わりに大腿部にアトピー湿疹のようなものが広がる。
2月8日に試験があり、両手の上腕の心包経に広がる。
2月9日土曜日に出勤し、自分に灸をして、さらに大腿部が悪化する。
2月10日日曜日に皮膚科で漢方でアトピーを専門にしている先生を受診し、「これは急性だけどアトピー性皮膚炎です。このあとも広がります。難治性で痒みをとるだけで何年もかかります」と診断される。麦門冬湯合消風散を飲むが、皮膚の熱感が止まらない。
局所の灸も鍼も無効なのは既に試した。尋麻疹や痒みで著効したことのある蠡溝(LR5)や風池(GB20)、曲池(LI11)、血海(SP10)の瀉法を試したが無効。銀鍼1寸1番での「接触鍼」も無効。
2月11日月曜日は、痒みのピークだった。2寸5番鍼で飛揚(BL58)と髀関(ST31)、風池(GB20)に深刺して得気して置鍼。気功。1月中旬に軽いカゼ症状があり、2週間後の発症だけに、抗体が皮膚や皮下の結合組織を攻撃している印象がある。皮膚に灼熱感と痛感と痒みがある。
2月12日火曜日の朝は、痒みがかなりマシ。ただ、昨日までキレイだった両耳の皮膚はボロボロになり、粉を吹いてきた。麦門冬湯合消風散はまったく効果がない。現状では、局所から離れたツボに2寸鍼で得気して置鍼が一番効いている。朝に気功。気功も効いている印象があった。