はじめて、右の腰痛に対して、LTxI1:4を使った治療2例に成功する。
【腰痛パターン１】
第4腰椎から第5腰椎(L４－L５)がCー１つまり、列欠(LU7)を深く圧して、尺沢から２横指ほどのF４を瀉法する。
推測するに、足太陽膀胱経の子午関係は手太陰肺経である。子午関係を開く。大腸兪(BL25)の高さは、脳内の対応関係だと推測する。
仙骨あたりの膀胱経なら、列欠(LU7)を深く圧して、bにあたる魚際(LU10)を瀉法する。
腰痛をマスターする。
座骨神経痛なら、TxⅢ１：bつまり、通里(HT5)と、神門(HT7)を用いる。
これも足少陽胆経の子午関係は手少陰心経である。通里(HT5)で子午関係を開く。仙骨部はbなので、bにあたる魚際(LU10)を瀉法する。
ドクター・タンについて初めて聞く。
台湾の譚特夫(tán tè fū)氏。生年月日は不明。「譚氏天應穴平衡針法(譚針)」を開発したらしい。
アメリカのカルフォルニア州のサンディエゴでは、
Richard Teh-Fu Tan, LAc.,O.M.D. San Diego, CA, USA
と名乗っている。LAcはLincencede Acupuncturistの略で、登録鍼師、O.M.D.はOriental Medicine Doctorなのですが、どこの卒業かを書いていない。
祖先は湖南省で、台湾で育ち、工学の学士号を取得し、1977年にアメリカに留学して、1985年にサンディエゴでシステムエンジニアとなり、1989年にカルフォルニアで鍼師の資格を取得する。「譚氏天應穴平衡針法」を開発する。
1994年に“Twenty-Four More in Acupuncture: Unique Point Applications and Case Studies for Effective Pain Treatment”Richard Teh-Fu Tanを出版する。
1996年に“Shower of Jewels : Feng Shui: An Amusing Yet Practical Guide to Ancient Principles of Placement and Geoenergy Manipulation”Richard Teh-Fu Tan
2003年に“Dr. Tan's Strategy of Twelve Magical Points” LAc. Richard Teh-Fu Tan O.M.D.を出版する。
2007年に “Acupuncture 1, 2, 3 (157 pages)” Richard Teh-Fu Tanを出版する。
