「頭針体針対中風偏タン病人甲皺微循環和痛閾的影響」
于致順著『中国針灸』VOL.9 NO.5 1989年5月
「中風病45例、男性32例、女性12例。最高齢82歳、最年少32歳。50-69歳34人。41人が脳血栓。3人が脳出血。病歴は3日ー18ヶ月。
体針グループ、頭針グループ、体針+頭針グループの3組にわけて観察した(20・20・20例)。
爪床の微小循環血流速度と上肢の痛覚閾値を計測した。また、10例を対照群とした。
治療法は、頭針と患肢の対側の『前神聡(百会の前1寸、四神聡の1つ)』から胆経の『懸リ』までの区域(運動区)に、28号または30号の1.5-2.0寸の長鍼を用い、頭皮の角度と15度の角度で3~4mmで刺入して、1分間240回の速度で3分間刺激し、1分休息した後、3回繰り返す。患側の体針として、外関・肩ぐう・曲池・合谷、下肢の環跳・足三里・委中・陽陵泉・衝陽に総合補瀉法を用いて、20分置鍼する。
本実験は、爪床微小循環と痛覚閾値を治療前と治療後を比較した。
1)針は末梢の血液循環を改善し、患者の痛覚閾値を下げることができた。
2)体針・頭針・体針+頭針の治療前後を比較したが、明確な差を見つけることができなかった。」
コメント:臨床的には、頭針単独と頭針+体鍼では、体針を併用したほうが良いという症例報告が多い。それを末梢循環との関係で証明しようとしたが、あまり成功していない研究
于致順著『中国針灸』VOL.9 NO.5 1989年5月
「中風病45例、男性32例、女性12例。最高齢82歳、最年少32歳。50-69歳34人。41人が脳血栓。3人が脳出血。病歴は3日ー18ヶ月。
体針グループ、頭針グループ、体針+頭針グループの3組にわけて観察した(20・20・20例)。
爪床の微小循環血流速度と上肢の痛覚閾値を計測した。また、10例を対照群とした。
治療法は、頭針と患肢の対側の『前神聡(百会の前1寸、四神聡の1つ)』から胆経の『懸リ』までの区域(運動区)に、28号または30号の1.5-2.0寸の長鍼を用い、頭皮の角度と15度の角度で3~4mmで刺入して、1分間240回の速度で3分間刺激し、1分休息した後、3回繰り返す。患側の体針として、外関・肩ぐう・曲池・合谷、下肢の環跳・足三里・委中・陽陵泉・衝陽に総合補瀉法を用いて、20分置鍼する。
本実験は、爪床微小循環と痛覚閾値を治療前と治療後を比較した。
1)針は末梢の血液循環を改善し、患者の痛覚閾値を下げることができた。
2)体針・頭針・体針+頭針の治療前後を比較したが、明確な差を見つけることができなかった。」
コメント:臨床的には、頭針単独と頭針+体鍼では、体針を併用したほうが良いという症例報告が多い。それを末梢循環との関係で証明しようとしたが、あまり成功していない研究