alternativemedicine

Studies about acupuncture and moxibustion and Massage.

もぐさのおさらい

2013-08-15 | 灸の研究

上記は、モグサに関する最も詳細な文献。
織田隆三先生の『もぐさのはなし』森ノ宮医療学園出版部。

工場見学の下準備として、オリジナルの論文から順番に読んでいくのもお勧めです。

織田隆三
「モグサの研究(1)最近の製造工程と原料のヨモギについて」(pdf)
『全日本鍼灸学会』33巻4号427-430 1984

織田隆三
「モグサの研究(2)−伊吹山考−」(pdf)
『全日本鍼灸学会』35巻1号66-72 1985
※わたしが感銘を受けたのは、この論文。
最初、栃木県の伊吹山が有名となり、その後、滋賀県の伊吹山が盛んとなり、それは山岳仏教が関連しているというのは、納得!

織田隆三
「モグサの研究(3)—石臼について—」(pdf)
 『全日本鍼灸学会』43巻3号66-72 1993

 

織田隆三「モグサの研究(4)ー篩についてー」(PDF)
『全日本鍼灸学会雑誌』45巻2号123-128

※モグサの製造工程は、
1・石臼による粉砕
2・篩(ふるい)による不要部分の除去(粗製モグサ、温灸・灸頭鍼)
3・唐箕(とうみ)による精製(直接灸)
の段階がある。
円篩(まるどおし)の写真と詳細

織田隆三「モグサの研究(5)ー唐箕についてー」(PDF)
『全日本鍼灸学会雑誌』45巻2号130-134

織田隆三「モグサの研究(7)昔のモグサ工場について」
『全日本鍼灸学会雑誌』46巻2号85-89 1996(PDF)
※木島モグサ工場:昭和6年(1931年)~昭和62年:水車によるひき臼。
※亀屋佐京商店新井工場。亀屋佐京商店は創業寛文元年(1616年)。1935年(昭和10年)より新潟県新井一で工場。 

織田隆三「モグサの研究(10)産地について(1)」
『全日本鍼灸学会雑誌』Vol. 48 (1998) No. 4.371-380(PDF)

・江戸時代初期、モグサの主産地は近江(滋賀県)と美濃(岐阜県)であったが、次いで北陸地方(福井県・富山県・石川県)に伝わり、天保の頃(1830年代頃)には新潟県で生産されていた。産地が北陸地方となった主な理由は、1ヨモギが豊富なこと、2モグサ製造は冬に行うが、北陸の冬は雪のため、仕事が少なく人手が得やすいためである。

 

織田隆三「モグサの研究(11)産地について(2)」
『全日本鍼灸学会雑誌』Vol. 49 (1999) No. 2. 283-291(PDF)

・明治時代以降のモグサ産地についての報告。明治初期は富山県が首位の主産地であった。昭和以降の高級モグサは100パーセント新潟県で製造されている

(株)山正


精読(1)

2013-08-15 | 経絡弁証

現在の自分の課題。
・9月7日土曜日の『得気』の発表。これは、アウトラインが完成。あとは肉付けをしていく段階。
・『思うツボ』の精読。

【メモ】

第1章 日本的ツボ解釈に出会うまで
『圧痛点による診断と治療および指頭感覚』

1991年『手で観る』
石野信安先生
鍼灸学校:竹山晋一郎『漢方医術復興の理論』
経絡治療
卒業後数年で開業。本治法と標治法が一貫していない。
1986年
『圧痛点による診断と治療および指頭感覚』
「経絡治療の学術的意義並びに普及運動の真の意味」

第2章 多様なツボの顔
谷岡賢徳先生、芹澤勝助先生、松本弘巳先生、
触覚
視覚
圧痛などの反応特性

第3章 四型分類誕生
松本弘巳先生、岩井正裕先生、福島弘道先生。宮脇和人先生。
『経絡治療にこだわり続けて』
灸の補瀉。

第4章 ツボ探しの手
武元光廣先生。按摩。葛巻政男先生。金子道庵先生。今村伸二先生。
吉元昭治先生。

ツボ探しの手と癒しの手。労宮あたり。手掌。第2・3・4指。

第5章 切経探穴の留意点

第6章 身体各部の切経探穴法の手技を解説するにあたって