電気自動車

世界の趨勢は、完全に電気自動車。売れまくったトヨタのプリウスのような、電気＆ガソリンの複合エンジンでさえない。完全に電気だけで走る、電気自動車に、あの世界第2位の経済大国中国でさえ、100万円の補助金を出してでも、普及させたいと願っている。

電気自動車は、ゴルフカートのようにガソリン車に比べて、はるかに簡単な技術で作れる。そこで、グーグルなど新興企業が続々自動車業界への進出に名乗りをあげている。数年すると、世界の自動車業界は様変わりするかもしれない。

そもそも、17世紀の産業革命時、電気やモーターもこの世に生まれた。その時、蒸気機関から生まれた機関車などの乗り物が発達し、車へと進化していった。それは内燃機関の歴史でもある。

内燃機関が勝ちを制して、今の車社会の繁栄に繋がっているのだが、そのとき電気自動車が生まれていれば、今ほど石油産業も中東の巨大な石油資本もなく、テロとの戦争もなかったかもしれないのだから、歴史の綾は興味深い。

200年、300年遅れて、電気自動車の時代がやってくるという次第。世界を動かし続けた石油ビジネスは、ようやく夕暮れが近づいている。