まあ、すごい! 結局、2つ年上の大柄な村人は、体力があるのか、昨日の炎天下でも熱中症にならず、今日は5日目を、午後1時過ぎに草刈り始めて、あっという間に全部刈り終えて、排水路土手まで刈っている。2時半前に、全てを終了させて、すぐそばの自宅裏の自分の畑で、作業をしている。
彼が草刈機を持っているはずはないので、聞くと、田んぼの持ち主の草刈機で、油もその家のものだと言う。で、ハッと思い出したのだが、もしかすると、彼が背中に背負って5日間フル稼働していた草刈機は、昔、親父が買って、何度か村の社会奉仕で私が使ったのだが、日頃使うこともなく、邪魔になるので、田んぼの持ち主にあげた草刈機ではないか!
きっとそうだ。最近、エンジンを背中に背負うタイプは、村中を見渡しても誰も使わないし、買うことはないはず。我が家の親父だから、あのタイプを買ったのだ。確か、小型軽量タイプの、倍ほどの値段がしたはず。
親父は、まさに、彼が刈り取っている排水路脇の土手の草刈り専用に使っていたのだから、不思議な因縁の図を、私は見ていることになる。