そういうことだったのか! 130円ほどで買った集英社新書の古書。高城剛氏が書いている。2006年の本だから15年ほど前の状態を背景にしている。それから地デジが始まった。総務省の掛け声で、地デジ放送が始まってから、CNNは有料になったし、BSは山ほど有料チャンネルがある。1億2千万人が住んでいる日本で、五人くらいは見ているのか? といつも思っていたが、全く理解できない有料化の背景には、消費者無視と著作者さえ無視する「著作権審議会」のような、既得権益を主張し、時代背景を理解せずの「お偉い方々」の主張を取り上げた、総務省の政策がある、とわかった。実に納得である。
そして、「アホじゃないの?」と思えるような方向性は、常に消費者に裏切られて、取り残されて、自分たちの首を締めている。自業自得だから、気分は悪くない。もう、今では、テレビ番組など録画しか見ないようにしている。なんと言っても、広告を飛べせる。面白そうな映画はネットで見る。YouTubeの大繁盛など、子供たちを熱狂させているのだから、テレビ局など、この先どーなることやら。
で、高城剛氏が最近どんなことを言ってるのか、と調べていて、彼が塩尻えりかの元旦那と知ってびっくり。2020年の彼の講演をネットで見ていて、素晴らしい!と思った。空飛ぶスマホ! すぐに、私は「空飛ぶキャディ」を夢見た。
最近、近場のゴルフ場にはキャディさんがいない。昔は、当たり前だったキャディさん。コースの管理から、進行状況の管理まで、これからはドローンが監視して、お客の耳につけたいやフォーンか、使用カートにメッセージを流す。「残り183ヤード、しかも打ち上げです。ヨシズミ様の飛距離でワンオンを狙うのは、無謀ですから、刻みましょうね。」などと、上空で監視する高機能ドローンから、十人や二十人のプレイ状況を個別に判断して、AIが優しいねーちゃんの声で、アドバイスする。これぞ、まさしく「空飛ぶキャディ」に他ならない。
家の中で、冷蔵庫が一番、面白くなりそうな時代。自動運転の車なんて、全く、アホじゃないの?