県の人口

まあ、驚くしかないけれど、福井県の人口は76万人程度。昔は80万人といっていたが、少し減った。別にその少ない人口の数字が「驚く」理由ではない。国の総務省が国勢調査で調べる福井県の人口は75万人で、福井県の独自の調査では76万5千人。その差が1万5千人もあると言うのに、驚くのだ。

これなら、一人二人が消え去っても、いや、老人が千人ほど北朝鮮に拉致されても、誰も気づかないに違いない。1万5千人も、この立派な国家で人の数が合わないのだ。もしかして、野鳥の会に依頼して、双眼鏡で覗いて数でも数えてもらわないと、正確な数字は分からないのだろうか？

国勢調査などと言う税金の無駄遣い総務省の数字が少ないのは、どう言うわけだろう。多分、推計か推定人口、などと書いて公表しているに違いない。

こんなIT技術の進んだ近代国家で、わずか、1億2千万人程度の人口でも、正確には掴むことができない。アトランタのコカコーラの本社に行くと、でっかいデジタル表示で、世界で売れているコラコーラの本数が時々刻々変化している。まあ、あれなども苔威だろうけれど、首相官邸の玄関脇に、今日現在の日本の人口、と書かれていて、数字が刻々と変化していても、不思議ではないと思える時代だが、人口の実態数を掴むのは不可能なようだ。

そういえば、あいつ、生きてるのかな？

残心

2020年9月13日（日曜日）[  22c/28c/90%   68K76F  ]{ gut0600 }  雨

予報通り、午前6時ごろから雨が降り始めた。時間まで正確だから、お天気予報は大したものだ、と思いつつ、365日同じように洗面し、安いブルックスのコーヒーを立てる。もう少し、朝晩が冷え込むような季節になったら、西村コーヒーの豆を買いに行こう、と考えている。香りも味も、全く別物だが、金がかかる。

コロナ下の不景気では、9割は人生が終わった人間が贅沢したらバチが当たる。インフルエンザやもし出来たらコロナの予防接種の優先順位は、当然、若い世代であり、子育て世代であり、現役でしっかり働いている世代に決まっている。「老人優先」などと、票欲しさの欲ボケ政治家の戯言は無視することだ。

さあ、今日は日曜日。外出予定はない。テレビ観戦がメインになりそうだ。
低いはずの朝方の気温だが、窓もドアも全開で、無風だから扇風機を回しているが、それでも机の上の温度計は27度を超えているし、湿度も74％。湿度が高いので、薄ら汗ばむ。あ、熱いコーヒーを啜っているせいかもしれない。

この所、池波正太郎の食卓の情景をはじめ、様々な「随筆集」を読んでいるが、実にいい。

あ、タイトルの「残心」。「心残り」とは、少し意味が違う。人生は心残りばかりだが、人生を決めるのは「人との出会い」だな。