もしかすると、世界的に人類が一番幸せな時期が、ピークアウトしたのかもしれないなあ、と思わないでもない。新型コロナの世界的な流行ばかりではなく、先進国の少子高齢化を考えると、地球の人口増加も、そろそろピークアウトしても不思議ではない。
ネズミ算ほどではないが、経済の発展とともに世界の人口はどんどん増加していく。食べ物がなければ、どんな種の動物でも死滅していくのだが、先進国は強欲が巨大な富を集中させ、貧困者が増えて、経済は停滞し、治安の悪化や少子化に歯止めがかからなくなる。
身の回りで、結婚しない若者の人口が増大している。遺伝学的にも、大勢が子孫を残さずに、未来永劫、断絶する。減り始めると、どんどん減る。近未来社会に、3億、5億の日本人が生きているような歴史はあり得ない。あっという間に1億人を切り、数千万人の江戸時代ごろの人口になってしまうかもしれない。
もっとも、残っていく人間の遺伝子は強いかもしれない。遺伝子を残せない人間は、やはり、遺伝学的には弱いのだから。
科学的な発展は、前に進むとして、経済は難しく、人口が少なくなった日本社会って、どんなだろう?