両親が暮らしていた古い家は、ところどころ床も緩んでいるが、ほとんど物を片付けたので、ガランとした空室になっている。まあ、そうすべく、トイレまで必死の努力をしたのだが、その結果、私の目論見通り、我が孫が、二人、自由に使い始めた!
一人一人が別々の空間を占有し、共用の廊下に、私が置いたシーソーと「雲梯」、ブランコに滑り台。家の中は、二人の遊園地。日中、気温が高いので、もう少し涼しくなってほしいのだが、各自扇風機を持ち込んでいる。
しかも、母親が長い間、家の中を歩き回るのに使っていた手押し車。それは、私が下の娘用に、幼稚園児の頃だが、作った遊具。それを洗って、使いまくっているのだから、まあ、なんと言うか。
シーソもブランコも、もう2度とは作れない気がする。ボロい家とともに、我が身も朽ち果てる、そんな気がする。好きなだけ、飛び回ればいい。子供達が足の踏み場もないほど散らかした片付けなど、その気になれば、あっという間だから、そのまま、放置しておく。好きにすればいい。それが「遊び」と言うものだから。