送信from Y.Yoshizmi 我が家が「ノンバリアフリー」であることは、言うまでもない。コンクリートの石段が3段。古い家は、玄関に入って、大きな上がり段差で床。トイレは和式。老人の布団は畳の間。
調査に来た福井市の福祉の職員が驚いたほど。
で、つい最近、オヤジが玄関先で「転んだ」。デーのお迎えに間に合わず、1時間遅れで、私が車で送っていく時のこと。これまで、車まで一人で歩けたのに、玄関ポールがなくなって、頼るものが途切れた場所だ。
以前、そこに杭を打って、1m50センチほどの柵を作っておいた。手すりにもなるような高さで、我ながらうまく出来たと満足していたのだが、玄関先の椅子に腰かけて、デーサービスのお迎えを待つ間に、いつの間にかオヤジが杭を抜いて、壊してしまったのだ。どうやって、杭を抜いたのか、全く不思議で仕方がなかったが、何日かかけて、少しづつ抜いてしまったのだ。
今回、ちょうどその場所で転んで起き上がれない。罰が当たったのだと思いつつ、「痛い!」と泣きそうな顔をしているので、ズボンをめくって、「大丈夫、大丈夫!」とわずかに擦過傷のある足を撫でて、腕を抱えて立たせ、車までデーの職員のように手を引く。
仕方がない、99歳が近いのだ。日に日に衰えていくのが目に見える。
で、ここにも手すりを作っておいた。母親も利用するだろう。転んだ場所は、他の柵を作ることにしよう。