飛翔体

蛾には色んな形がある。人間の「我」も同じだな。

ガレージ2階で、初めての夏を体験するのだが、とてもじゃないが、過ごせそうもない。

田んぼでカエルの鳴き声がしないはずだ。水がない！

午後4時、明日来ると言っていた元の事務所隣の電気屋のオジさん（81歳）が軽トラックでやってきた。昨年の秋頃、移動取り付けをした新しいエアコンが、昨夜「冷えない」と、今朝娘に言われたので、見て欲しいと頼んでおいたのだ。昨年取り付けたのが、このおじさんだ。結局、ガスを注入することになって、入れた途端に冷え始めた。規定の量を入れるのが難しい。重い道具箱やガスボンベなど持ち運びは、すべて私がお手伝い。

30分ほどの作業だったが、「金は要らない」などと言う。取り付けた責任があるからだという。まあ、そんなことを言うのは、昔の人だけだね。大きな賃貸マンションやでっかい貸し倉庫などを持っている資産家で、金に不自由する人ではないが、健康のために働くのだと、ばーちゃんと二人で、大きな店構えの電気屋をやっている。

こんな暑さに負けないだけの根性があるのだな、きっと。

猛烈な暑さ！

まあ、半端な暑さじゃない。ジリジリと気温が上昇。玄関先で、昨夕取り外し、洗っておいた鴨居の上の小さな障子戸10枚に、例の軽い透明板を貼り付け作業をし、それから先生の家に、数珠片手にワイフと顔を出した。先生の母親、102歳が病院で亡くなったと、今朝の6時に町内会長が知らせに来て、明日の通夜と明後日の葬式に、村人として帳場の手伝いに出るよう、要請を受けた。

たまたま、昨日、古い家の片付け作業をしていた時、昭和27年頃に西安居小中学校の先生の集合写真が出てきた。母親の隣にいるのが、先生の母親の若かりし頃。地区の同じ職場で、私の母親も先生の母親も一緒に働いていたのだ。

また、小学校1年生の時の担任のM先生の写真もあった。丸顔の、実にかわいい美人先生だ。同じ地元の先生で、その孫の男の子が、私の長女と同級生。M先生には、足を骨折した私を背負ってトイレに連れて行ってもらった記憶がある。

我が家の宇宙人の様子も、日々変化する。1年前は元より、半年前と比較しても、ずいぶん衰弱してきていると観察できる。この夏を乗り切れるか、今日のような暑さに「脱水症状」になっても、自覚があるのか、怪しい。せっせと、水や牛乳、ドリンク剤を飲むように言うのだが、寝ているばかりで、飯さえ食べない。不思議だ。

黄金のミャンマー

送信from Y.Yoshizmi　By Yahoo : [ 24c・34c・60％　59P66k　] 曇りのち小雨

真夜中3時。外は真っ暗で、実にシーンとしている。不思議とカエルの鳴き声さえ、全く聞こえない。さすがに、カエルもこの時間は一斉に寝ているのだろう。しばらくすると、日刊福井の配達のアンちゃんが、昔懐かしい50ccのスーパーカブでやってくる。

雨は降らず、日中は殺人的な高温多湿だから、真夜中のこの時間帯なら、扇風機だけでも十分過ごせる。暑い日中は眠っていて、静かなこの時間に「活動」すべきかもしれない。と言っても、身体は慣れないし、まさか作業をするわけにもいかないし、せいぜい、読書か人生の深淵を覗く考察か、敵のCTR画像の読影か？　末期癌であることは、画像を見るまでもない！

「黄金のミャンマー」だって！不思議だ。ミャンマーという国を知らないが、「黄金」というからには、ブルックスが儲かるのだろう。
　
東京都知事選は小池知事の圧勝。都民ファースト政党の大躍進。過去には小泉政権の圧勝や民主党の大躍進や、揺れ動く波のような選挙結果を見てきたから、「頑張ってくださいね」としか、福井県民としては、他に言いようがないけれど、この歳になると政治には、あまり口をはさみたくはないのだ。所詮、我々は激流の川面に浮かぶ、枯葉でしかないし、第一、面倒臭い。余計なストレスを覚えるくらいなら、今日、飯が食えることを感謝したほうが早い。

ありがたい話だよ、どれほど我々は日々「贅沢な環境」に身を置いていることか、老人なら考えるだけの知恵もあるし、過去との比較も出来るはずだ。

さあ、少し空が明るくなってきた。雨は降らないのかねえ？