昭JIJI(アキラジジ)の島旅賛歌*参加

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ムツゴロウさんの嶮暮帰島と昆布漁の「厚岸小島」野生アザラシの大黒島大自然紀行 44回目

2010-11-20 04:30:00 | 01北日本・北海道
道東随一の古刹国泰寺は、バラサン岬に抱かれるように建立されています。バラサンとは、アイヌ語で『広い柵』という意味や、『野獣を捕る平落としという罠』のことでもあると言われています。国泰寺は、江戸時代後期にロシアの南下や場所請負人制度の弊害など北辺の危機が叫ばれる中で、箱館奉行の願い出により文化元年(1804)に設置が決定された、蝦夷三官寺の一つです。現存する建物は、ほとんどが後代に改修されていますが、境内は江戸時代のたたずまいを伝えており、蝦夷地における特異な歴史的役割を果たした重要な寺として、裏手の愛冠を含む13万㎡が国の史跡に指定されています。その国泰寺に着きました。山門は、傾いていて、立ち入り禁止になっていました。


(国泰寺山門)

横から入ると祭りか何かに使うものが置かれていました。何に使われたのでしょうか。


(祭りか何かに使うもの)

その先は、庭園になっていて、往時を思わせる雰囲気がありました。




(境内の庭園)

文化2年、開山文翁智政が国泰寺へ赴任する為に仙台藩主邸に立ち寄ったところ、道中の慰めにと一鉢の李を貰い、ここに埋めたとのこと。樹齢200年を超えている。


(樹齢200年を越える「鉢植の李(すもも)」)

庭園の奥には、石塔がありました。


(庭園の奥の石塔)
(写真撮影:2010.7)