ひょうきちの疑問

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2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

【石破内閣誕生】麻生と高市を外して「脱麻生・脱安倍」体制へ!石破・岸田・菅同盟成立、森山幹事長と林官房長官が要に〜権力構造の大転換、10月9日解散・27日投開票の超短期決戦へ

2024-09-30 16:36:26 | 政局

【石破内閣誕生】麻生と高市を外して「脱麻生・脱安倍」体制へ!石破・岸田・菅同盟成立、森山幹事長と林官房長官が要に〜権力構造の大転換、10月9日解散・27日投開票の超短期決戦へ


いま日本で最も最悪の事態「アレ」を阻止せよ!各界の著名人が咆哮!/ #堤未果 #川田龍平 #原口一博 #山口敬之 #井上正康 #水島総 2024/9/28 東京臨海廣域防災公園 有明デモ集会

2024-09-30 14:41:59 | ワクチン

いま日本で最も最悪の事態「アレ」を阻止せよ!各界の著名人が咆哮!/ #堤未果 #川田龍平 #原口一博 #山口敬之 #井上正康 #水島総 2024/9/28 東京臨海廣域防災公園 有明デモ集会


「選挙をして→首相を選ぶ」 ではなく「首相を選んで→選挙をする」、というおかしさ

2024-09-30 12:43:03 | 不正選挙

「選挙をして → 首相を選ぶ」
これが本来の形だが、

ところが今は、
「首相を選んで → 選挙をする」。

順番が逆だ。
前回の総選挙が2021.10月、その3年間がどうだったか。
それを見て次の総選挙に投票する。

その3年間の岸田政権を良い政権だったと思う人は少ないだろう。
政治とは結果責任である。
その結果を見て多くの人は投票する。
悪い政権は当然国民の審判を受ける。

ところがどうだ。
総選挙もしないまま、自民党内で首相の首がすげ替えられた。
そしてその後に総選挙を打つという。

順番が逆だ。
学校でも総選挙の後の国会で、新しい首相が選ばれると習ったはずだ。
ところがそうなっていない。
新しい首相が選ばれた後に、選挙がある。

こういう政治手法がこのところ続いている。
そしてマスコミはそれを批判しない。
それどころか、多くのマスコミは国民による総選挙なしで選ばれた新しい首相に、コビを売る始末だ。

これは前首相の失政を、新しい首相への期待にすげ替えている。
日本の首相には政治責任が問われないようにしている。
イヤそのことを表面化させず、国民の目から隠す構造になっている。

そのことをマスコミは「岸田では戦えない」という言葉で表現するが、
そこには自分がしたことに対して責任を取るという潔さがない。
しかし政治とは本来、結果責任だ。

もちろん国民もバカではないから、そのことを決して忘れていない。
私は、今までの衆議院選挙(総選挙)の結果自体も不自然であやしいものだと思うが、

彼らにすれば、首相を替えて、元の首相への責任追及から、新しい首相への期待へと論点をずらしたほうが、
あとで
選挙結果の説明がしやすくなる。

総選挙で、新首相が国民からの信任を受けるという不自然な結果は、
元の首相の責任が追及されたままでは説明がつきにくい。
なぜ日本国民は、こんなひどい政治をされたままで、自民党を信任したのかと。

それよりも、それを新しい首相への期待へと論点をすり替えれば、彼らとしても後の説明がしやすい。
そうやって不自然な選挙結果に対して国民を納得させてきた。

日本人はこの手法にずっとやられてきた。
誰も元の首相を信任してはいないし、新しい首相に期待してもいない。

それでも総選挙では自民党が勝ってきた。
我々の肌感覚とは違う、とても不自然な勝ち方だ。
今回もそれと同じようなことが起ころうとしている。



授業でいえない「公共」 番外編2 日銀の金融政策

2024-09-30 07:18:57 | 高校「公共」

【信用創造】
前回は信用創造をしました。お金の総額が1000億になる。でももともとのお金は100億です。ここでポイントとなるのは、いくら銀行の金庫に残しておかないといけないかというのが、これは銀行の読みで上下するけれども、試験問題の場合にはこれを指定する。これを支払準備率という。私が100万円の貯金を持っているとして、しかし100万円の束は必要ないから、月々10万ぐらいチョビチョビおろしている。そのためのお金です。私の月々の生活費です。そういうお金をおろしに来る人がいる。そのためのお金、それが支払準備率です。それが10%ということは、10%で、当初の預金の100億円を割るんですよ。支払準備率10%は、これを小数に直すと0.1です。それで割る。0.1分の100億ですよ。つまり100億÷0.1です。0.1で割ることは、結局10倍を掛けることでしょう、これたぶん小学校で習う。0.1で割るというのは小学生レベルで、計算自体は難しくないですよ。言っている意味は難しいけど、計算が分からないことはない。お金が増えた量が信用創造の額、という定義なんです。だから全体の金が1000億円だったら増えた量は、もともとの100億円を引かないといけない。1000億-100億、それで900億になる。


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誰かが「信用創造額の900億円は緑色の融資額の900億円と同じなんですか」と質問に来たけれども、確かにこの900億円という数字は緑の融資額と同じなんだけど、私の説明は、これとは少し違うんですよね。でも本当は融資額と同じで、よく考えたらこうなるんです。私の説明は全体の1000億から最初の100億を引く。これが信用創造した額ですけど、これは実は銀行の融資額と同じになる。
いい質問だと思います。つまり信用創造額というのは、銀行が他人のお金を自分のお金のようにして、人に貸し付けた額と同じなんです。だからお金というのは、借金のこと、つまり負債と同じなんです。変なことですね。昔はお金というのは金(キン)の価値のことであった。でも今はお金は借金で成り立っている。理解しにくいことですけど事実です。


※【管理人注】
この信用創造には、もっと変な話があって、
100億÷0.1=1000億、について、
100億円の「10分の1」の10億を支払準備金として銀行の金庫に保管するぐらいなら、預かった100億円を丸ごと支払準備金として保管し、その9倍の900億を他に貸し付けたらいいではないか、という話があります。
このような貸し付け方法ですべての銀行が同じことを行えば、その信用創造額は、上の計算の10倍になります。
しかし、その際に問題になるのが、銀行の金庫に保管されている支払準備金が不足するということです。具体的には1万円札のことで、これは日本銀行しか発行できないから、日本銀行が発行を許可しない限り、市中銀行は支払準備金不足に陥り倒産する。
いま金融界が、さかんに現金以外のカード決済やデジタル通貨決済を進めるのは、実はこの問題を回避するためではないか。
カード決済やデジタル通貨決済は現金が不要です。1万円札を見ることがほとんどありません。現に今でも、100万円のクルマを買ってその支払いをするときに、現金100万円を手に持ってクルマ会社に支払いに行くかというと、行くのは銀行で、そこで自分の普通預金の100万円出金伝票と、100万円の振込伝票を書いて、それを振り替えて、クルマ会社に送金するだけです。現金を引き出すことはありません。

カード決済やデジタル通貨決済になれば、これがさらに徹底されるわけで、現金は実質的に不要になります。
現金が不要になれば、この現金とは支払準備金のことで、これを準備しなくていいということだから、これが不要になれば、銀行は支払準備金に縛られることなく、実質的にいくらでもお金を貸すことができるようになります。
今キャッシュレス社会が進められていることの裏には、そのような金融界の利益が潜んでいるのかもしれません。単にお金を持ち歩く必要がなくなり、利用者の利便性を高めるということではないようです。


「現代社会」というか、この「公共」で、あまり数学は要らないけど、算数がいるという場所はここですね。あと何ヶ所かあるけれども、確かに言葉は難しい。しかし算数を使って、しかしその数式自体は難しくない。でも話が複合していくから、頭の中が混乱して、何を考えていいか分からなくなる。考え方を分けてください。算数まで持って行けば、あとは小学生レベルです。でもそこに行くまでが難しい。だから算数が分からないわけじゃない。計算が分からないと言ってるのも、たぶん分かってないから言葉が見つからなくてなくて、算数が分からないとか、計算が難しいとか言っているけど、分からないことはないです。理系の高校生が。

これが信用創造です。でもトリックみたいでしょう。本当は納得できない人が半分ぐらいいないといけないと思う。私も初めてこれを聞いたときには、何か手品にかかっているような気がした。これはあやしいな、ホントかなと思いながら。納得するのにちょっと時間がかかると思うけど、でもこれはちゃんと教科書に書いてあることです。けっこう難しいことを昔からやってるんですよね、現代社会とか政治経済は。今は「公共」ですけど。

それで前に通貨制度のことを言いました。金本位制も言いました。いま金(キン)が不気味に跳ね上がってることは、いったい何なのか。この先まで言ったらいけないかも知れないけれど、この金本位制の話は潜在的に消えてはいない。生まれては消え、生まれては消え、戦後ずっと続いている。結局この90年間、実現できてないけれども、ずっと話がある。しかしこの90年間で一番金が暴騰しているのは、今です。不思議に思うかも知れないけど、そのビットコインで私が損したとか、儲かったとか、そんな話はどうでもいい話だけど、2万円のビットコインが800万円になる。400倍になる。これは異常ですね。今そういう世の中です。

ビットコインと金は、全然違うみたいですけども、経済学の考え方では似ているんです。ビットコインというパソコンの中のものを、金だと思ったらいい。金の代わりにビットコインと1万円を結びつける。1万円札は紙代とインク代で10円ぐらいの価値しかないけど、あれを金と結びつけるか、ビットコインと結びつけるか、その考え方は同じです。金と結びついたら金本位制です。これは空想上の世界ですが、ビットコインと結びついたらビットコイン本位制になる。現実にはありえないことかも知れないけれど、頭の中の考え方としては成り立つ。昔は本当に金本位制だった。お願いします、と1万円札を銀行に持って行けば、ハーイと1万円金貨が来た。金貨なんか、今ないじゃないか。でも前に金貨を見せたでしょう。あれは本物です。金貨はあります。まあ今は金本位制の名残としてですけど。

1万円札は日本銀行が発行する。100円玉は造幣局が発行するけど、これは政府が発行する。これは昔の政府紙幣の名残です。お金は昔は基本的には政府が発行していた。でも200年前の資本主義が成立するころから、中央銀行が発行するようになった。法律的には、政府は硬貨を発行できると書いてあるだけ。100円玉とか、500円玉とか、そんな細かいことまで書いてない。それなら、政府が10万円硬貨を発行すればいい。コインに10万円と刻印して。これは考えられないことではない。そうすれば政府硬貨が優位になる。200年前のような政府紙幣ならぬ、政府硬貨ができる。紙であろうと金属であろうと、考え方として、頭の中で起こっていることは同じです。お金というのはけっこう難しい。

お金とは何なのか。私は、3歳の頃、幼稚園に行く前、お金の意味が分かってなかったのを覚えている。昔、私は1日のお小遣いが10円だった。ある日、10円玉がなくて、ウチのばあちゃんが、1円玉を10枚くれた。それで「スズメのタマゴ」というお菓子が20個、村の駄店で買えた。バラ売りで。それでいつもの駄店に買いに行ったら、いつも居るおばちゃんがいなくて、そこの高校生のお姉さん、綺麗なお姉さんが出てきた。お姉ちゃんが、何を買うの、幾ら買うの、というから、1円玉10枚で10円になるということを知らないで、1円買うと私がいうと、そのきれいな高校生のお姉ちゃんは、怒ったような顔で、1円では何も売れない、もう帰りなさい、という。私は泣いて帰った。そして道端にうずくまって泣いていた。1円玉10枚で10円になるということを知らなかった。1円玉は10枚あっても1円だと思っていた。それを知ったのはもっと後だった。でもあのときの高校生のお姉さんの恐い顔は一生忘れないね。

私はお金の意味を私は分かっていなかった。ハナタレの3歳児が分からないほど、10円の意味が分からないほど、お金は難しいです。でも3歳児をいじめたら一生怨まれるよ。3歳は記憶がある。あの高校生のお姉ちゃんは今では80歳を超えているだろうけど、80歳を超えてまでこうやって授業のネタに使われたりするから、子供をいじめたらダメだよ。1歳まではいい。でも3歳からの記憶は消えない。「三つ子の魂百まで」というでしょう。しかも一生消えない。あなたいくつね、3歳、と言われたら、よく考えて付き合わないといけない。80過ぎても怨まれるから。



【金利政策】
それで、金融機関は景気を調整するために、いろんな事を行うんですけど、もともとは、むかし日本の経済が健全であった頃は、銀行の金利が今みたいに0.1%じゃなくて、1%台でもなくて、今は0.1%ぐらいですけど、2%、3%、さらに健全であればこ5%ぐらいあれば、それが本当の姿なんです。本当というか、今からそれに戻ると思うけど、でも戻る戻るといって、もう20年過ぎたから、20年前から私はそういうことを言っているから、今からどうなるか分からないけど、普通に銀行金利が5~6%あれば、その銀行金利の上げ下げで景気を調整するというのが本来の正常な姿なんです。これを金利政策といいます。

不景気の時、不況の時は、みんな物が売れなくて、社長は第2工場を増設しようとか思わないから、お金を借りようとしないんです。でも銀行はお金を貸さないと倒産するでしょう。だから借りて欲しいわけです。相手が借りようとしないのに、借りて欲しかったら、銀行は5%の金利を上げるか、下げるか。上げる銀行はない。それだったら誰も借りない。借りる方から見れば、5%で借りるのと、10%で借りるのとどっちがいいか。銀行は、では10%で借りてください、とは言わないでしょう。それでは理屈が合わない。逆に3%でいいから借りてください、とお願いするでしょう。こうやって金利を下げるんですよ。つまり借りやすくする。景気が悪い時、つまり不況の時は金利を下げる。1990年からこういうことが始まって、これがバブル崩壊です。どんどん金利が下がって、今では限りなくゼロ金利です。ゼロ以下は異常です。この異常なことを、マイナス金利と言って、これも実際にやったんです。今年の3月31日にやっと終わってまだ半年しか経ちません。日本はこんなことまでしている。これも教科書に載ってます。

逆に景気が良い時、これを君たちは知らない。私がハナタレ時分です。あのころ1960年代は、日本は高度経済成長期で、とっても景気がよかった。モノが売れるから、会社の社長は第2工場を増設しようとして、そのためのお金を銀行から借りようとする。お金を借りようとする人がいっぱいいるんだったら、いっぱいお金を貸すけれども、5%で貸すかというと、バナナの叩き売りと同じで、30円から始めて5人が手を上げたら、40円、50円、60円と値を釣り上げていく。これと同じように、銀行金利も上がっていく。これが金利引き上げです。これで調整していく。こういうふうに金利は上下するんです。


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1990年がバブル崩壊、折れ線グラフのここですよ。折れ線が3つあるけれども、代表してこの赤いラインで行こう。この動きが何かというと、全国銀行の金利、つまり例えば福岡銀行の貸出金利です。やっぱり7%ぐらいあるでしょう。貸出金利が7%あるということは、預金金利はそれより低くて5%ぐらいです。これが今は0.1%ですよね。それがどうなるか。ここが2000年でしょう。下がる一方です。2%切ったら異常と思った。それでも上がらない。いよいよ1%、異常事態です。それでも上がらない。今はずっとゼロに張り付いている。

金利をあげたら、今日本は不況で、それがますます不況になるんですよ。それを狙らわれたのが今年の8月3日の株価暴落でしょう。日銀が久々に金利を上げようとした。そこを狙いすましたように、仕手筋が絡んで、バーンと目の覚めるような落ち方だった。私はあんな落ち方は初めてみました。私が今まで見たのは、1日1500円の暴落が最大だった。それが4000円以上落ちた。3倍近く落ちた。そんなことになるから、金利はなかなか上げられない。かといって限りなくゼロだったら、もう下げられない。ゼロ以下にするのは異常なんですよ。その異常なマイナス金利というのを日本はやっていた。
こんなに低いから、ここで何が言いたいかというと、金利操作が効かないということです。そういう国になった。

1990年がバブル崩壊。大きな流れをいうと、ここ2001年が9.11事件です。あれも体育祭が終わった直後で、一体何が起こっているのか、すぐには分からなかった。2008年、これがリーマンショック。経済は政治と絡んで翻弄されます。いろいろな絡みで動きます。経済が経済だけで動いたら、まだ単純なんですよ。しかし人間社会は、金だけでも動かないですね。権力でも動く。さらに外国との力関係とか、いろんな複合要因が絡まって動く。それを腑分けの解剖学みたいに、肝臓だけの働きとかだけを取り出して見ても、ダイナミックな動きは分からないですね。しかし何でもかんでもいっしょにすると、初めての君たちには分かりにくい。教科書はパーツに分けて部分部分は分かるけれども、全体として何なのかが分からないように書いてある。政治と経済を分けてあるし、国内経済と国際経済も分けて書いてある。しかし国内経済と国外経済を分けていたら、いまの日本経済は説明できない。

世界最大の自動車会社はトヨタでしょう。トヨタの車は半分以上、外国でつくっている。外国でつくっているのに、日本だけで考えて分かるわけがない。君たちも県内、県外企業とか、色々な就職があるでしょうけど、理系であろうと技術者で、工場の組み立てラインの責任者とか、東南アジアに行ったり、中国に行ったり、そういう人がけっこう居る。地元企業でも、しばらく顔を見ないなと思ったら、おまえ、どこに行ってたのか、と聞くと、3年間、単身赴任で中国に行っていた、それで中国に工場を建設した、オレが担当しないといけなかったとか、言っている。



【公開市場操作】
今はゼロ金利で、本来の金利操作ができないから、どうしようもなくなって、次に何をするか。お金の量で景気を調整しようという方法がメインになってくるわけです。本来は金利です。でもそれができないから、今度はお金の量です。これを横文字でオープン・マーケット・オペレーションという。これは外国からきた方法だから、銀行自体が外国から来た制度だけど。翻訳すると、オープンは公開でしょ。マーケットは市場です。オペレーションは手術みたいな、操作することです。だから公開市場操作という。

では、それをするのは政府なのかというと、日本銀行です。日本銀行が何をするか。ここでまだ言ってない言葉が出てくる。日本政府の借金、これが絡んでくる。日本政府はどういう形で国民から借金しているか。日本国民に国債という借用書を売る、という形で借金するんです。国債のことはもっと後で出てくる。しかしその国債を説明しないと、ここでの意味が成り立たない。

国債とは、政府の借用証書、分からなかったら横に、国の借金と書いていてください。これを日本銀行が売り買いして、日本の経済市場の資金量、つまりお金の量を調整するということです。次の無担保コールレートはカットします。これは難しい。無担保コールレートとか、専門用語ですね。銀行員でも新米の銀行員は知らないと思う。


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この公開市場操作のことを説明すると、この図は教科書でなくて、ネットから取ったものです。わかり安いと思って持ってきたものです。日本政府は例えば100万円を借金するときに、昔は、今はすべてパソコンの中ですけど、昔は実際に100万円の紙の国債を売る。10年後に100万円を返すよ、だからこれを今買えば90万円で売るよ。こういう感じです。これらの利息は2~3%になる。こういう形で、国民に売る。その売り方は、市中銀行というのは福岡銀行のこと、一般の銀行のことです。これらの市中銀行に国債を売って、次に国債を買った福岡銀行が、さらにわれわれ国民に売る。それはお金を持っていたら誰でも買える。そうやって国民に売る。福岡銀行に行けば、私も買えます。私は何でも一度は試すんです。国債買いに来ましたと言って。普通のお金持ちは100万円とか買うんですけど、私はお金を持たないから、1万円だけ買った。1万円の国債をくださいと。1万円の国債でも買えた。銀行の人はちょっと迷惑そうだったけど。私はお金ではなくて、買うことが目的だから、こうやって何でも試すんです。

では政府が直接が福岡銀行に買ってくれと言っているかというと、まず日本銀行に頼む。国債を買ってくれと。日本銀行は分かりましたと言って、一旦は日本銀行が買うんです。国債を。
買うということは、日本銀行は政府にお金を払わないといけない。日本銀行がそんなにお金を持っているんですか。日本銀行はお金を持たなかったら、印刷すればいい。これが発券銀行です。それで現金を払えばいい。でも、こういうのは国債の直接引き受けといって、法律では禁止です。これでよかったら、政府はいくらでも借金していい。日本銀行はいくらでも印刷機を回せば、1万円札刷れるのだから。これは一時的にはいいけれども、これだけで終わったら法律違反です。日本銀行は次にこれを福岡銀行に売らないといけない、必ず。これを市中消化の原則という。市中銀行に消化させる、つまり買わせるわけです。
このこと、日本銀行がこれは国債を福岡銀行に売ることを、売りオペレーションという。

日本銀行は直接、政府の国債を引き受けたらダメです。そのまま持っていたらダメなんだけど、これから先が不思議なんです。日本銀行は、一度福岡銀行に売った国債を、買い戻ししていい。これを買いオペレーションという。これも教科書用語です。でも考えてみてください。日本銀行の直接引き受けはダメでしょう。でも1度売ったものを買い戻すのはオーケーです。お金の流れは、結局何も変わらない。でもこれはオーケーです。でもこれは不思議ですね。これが政治的な手法なんでしょうね。売ってから買い戻すのはいい。でも預かったままはいけない。でもこれは何もしないのと同じでしょう。でもそれはオーケーで違法ではない。違法でないことになっていることは、言っておきます。こういうことを日本銀行はしています。今ここまで行くのが第一段階で、日本銀行がまず国債を売った。そこでひとまず終わりです。

次は、さっきちょっと言ったけど、景気が悪い時には福岡銀行がお金がないと、現金がない、という。ではお前が持っている国債をオレが買ってやる、と日本銀行が言うわけですよ。日本銀行にとって、これを買いオペレーションという。教科書に「買い」の意味を書いてある。これは教科書どおりです。日本銀行が国債を買うということは、福岡銀行に現金を払うということです。福岡銀行にお金が増えるということは、日本の経済圏にお金が増えるということなんです。だから資金供給オペレーションという。こういう二つの言い方があります。難しいけれども、教科書事項です。

では過熱期というのは景気がいい時です。お金がわんさかあるとき、福岡銀行はお金が余ってるときです。福岡銀行にお金が余っていたら、日本銀行が持ってるこの国債、これを福岡銀行に、おまえ買え、という。おまえ買え、オレ(日本銀行)が売ってやる。この日本銀行が主語だから、売りオペレーション、売りオペという。お医者さんでも、手術、オペしてきた、と言うでしょう。オペとは手術です。操作すること、人間の体を。
ということは、日本銀行が福岡行に国債を売るということは、相手の福岡銀行からその代金のお金をもらうということだから、資金を市場から吸収、つまり吸い上げたことになる。だから資金吸収オペレーションという。難しいね。こうやって資金を吸い上げたり、日本銀行がお金を福岡銀行に供給したりして、お金の量を調整する。現金の量を。これを公開市場操作といいます。公開だから、隠れてやってないです。公開してやってるんです。

でも今やってるのは、日本は30年間ずっと不況でしょう。ほとんどこの買いオペ、つまり資金供給オペレーションですね。日本銀行が国債をボンボン買っている。福岡銀行の国債をボンボン買っている。そして福岡銀行にお金を渡して、そのお金を民間に貸し出せ、貸し出せと言っている。


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それで、上が教科書に書いてある部分ですけれども、表の見方は、ここで書いた日本銀行はここですよ。この日本銀行と政府の関係がこの図にはないでしょう。
しかし国債が出ているから、国債の説明を、政府がないこの図ではできないでしょう。出てないことを先に出されると説明しにくい。
この日本銀行が、国債を買い入る時には、左図ですね。逆に国債を売るのが、右図です。表の見方は。キーワードは「買い」です。主語は福岡銀行じゃない。政府でもない。日本銀行です。日本銀行はどこにあるんですか。福岡にはある。日本銀行福岡支店といって。一般の人は入れない。近くの他の県にはないけど、他県の銀行の本店でよく見ていたら、日本銀行事務取り扱い店とか書いてある。日本銀行の支店ではないけど、地方銀行の中に日本銀行の代行をしている部署がある。



【日本の対外純資産】
こういうことをやって、これで日本経済がよくなったのかというと、承知の通り、日本経済は先進国中最低です。教科書にも出ている。そのことは2年前から一般のセブンイレブンなどで売っている雑誌などに出はじめて、去年から教科書に出てきた。それまではあまり言ってなかったけど、ものの本を読めばちゃんと書いてあった。ただマスコミがあまり言わなかっただけです。先進国中で最低です。ずっと。残念ながら。その原因は日本人がサボっているから? そうじゃないんですよね。少なくとも、30年前の日本人よりも今の日本人はよく働いている。私が見た感じでは。この高校の先生たちでも、我々のころも忙しかったけど、今の先生たちがよけい働いている、と思う。みんないつでも仕事している。我々は、もうちょっと余裕があって、時々無駄話していた。無駄話と言っても、こういう情報交換がないと、なかなか人間関係とか、生徒との関係がうまく回らないですね。今はみんな、先生たちは忙しそうにして、だから、日本人がサボってるとか、そんなんじゃないんですよね。他に何か原因がある。

こうやって日本は国債を発行して、政府はお金がないけれども、下に書いてください。
日本の対外純資産、難しい言葉ですけど、日本が外国に貸してるお金です。そんなものあるんですか、日本政府は貧乏で借金まみれじゃないですか。それは事実です。しかし日本は、それ以上に外国に貸している。これが世界一位です。変でしょう。巨額の借金をしてる日本政府が、日本全体としては世界一外国にお金を貸している。そして日本人の給料は下がってるでしょう。ということは、どういうことか。
日本政府は、確かに国民から借金している。お金を借りてる。しかしそのお金が、どこに回っているか。日本に回っていない。外国に回っている。外国に貸してる。
そうじゃないと、日本の対外純資産が世界一になったりしない。ではどこに貸しているか。ここから先は分かるね。もっと借金している国は、アメリカですね。
昨日も、岸田さんがゼレンスキーと会った。また何兆円か、戦争資本を援助するかもね。日本人のために使われてないんじゃないかな。働いても働いても日本人は楽にならない。昔よりも、我々がハナタレのころよりも、勤勉ですよ。今が。1960年代は、もっと変な人がいっぱいいた。学校も荒れていた、校内暴力が吹き荒れて。今はマジメです。でも景気が悪い。おかしいです。

景気は良くならなかったけどれも、景気が悪い時には、それまでは、政府が仕事を作る、公共事業というのがあったんです。しかし、バブル崩壊以降、この公共事業が悪者にされて、だんだんと減少していった。そして国内にお金を使わないで、アメリカを中心とする、戦争資金でもそうですけど、外国への貸付、これが増えている。資料集では少し書いてある。原因は何なのか。それでは景気が良くならないというのが事実です。


XユーザーのFinalGathering™さん:「
【騙されるなかれ】いまだ世界一の純資産を持つ 超大金持ち国家が🇯🇵日本。
それを国民に回していないだけ。
https://t.co/kbUg7urU1V」 / X (twitter.com)

動画




【非伝統的金融政策】
ではどうするかというのが次です。もっとお金を増やそうという政策に乗り出す。
その前に、2013年から、今までのことをいうと、バブル崩壊、これは1990年ですが、そこから金利を下げたんです。
下げて下げて、今のクラブで見たように、最終的にほぼゼロ金利、0.1%であって、1%以下は通例的にゼロ金利という。ゼロではないけど、小さいこと気にするな、誤差の範囲です。昔は私が100万円が預金して、金利4~5%で、普通は年に4~5万円の利息があったけど、今はたった5円だった。去年のことです。100万円預けて5円。ちょっととんでもなく低いですね。こういうふうにどんどん金利を下げて、景気をよくするためという名目で、ゼロ金利政策をした。1990年というのはバブル崩壊です。その前のバブル期の1980年代はみんな浮かれていた。こういう好景気が未来永劫に続くと思っていたけど、50代の年配の先生が、バカ、いつまでもこんな景気が続くものか、と言っていた。それが当たっていた。年の功というか。そんなもんですかね、と私は分からなかった。まだ若くて経験不足だった。

それから経済が行き詰まって、景気が良くならなかったから、さっきいったように公開市場操作、量的、この量はお金の量です、これを緩和する。つまり増やすということです。その増やし方は、この意味は、これも教科書用語で書いてある。市中銀行がもつ日銀当座預金の残高を減らすと。これでは分からないでしょう。私が福岡銀行に100万円預けている。福岡銀行に口座を持っている。それと同じように、日本銀行は銀行の銀行だった。だから福岡銀行は日本銀行に、自分の口座を持っているんです。だから銀行の銀行、福岡銀行はただの市中の銀行です。
お金の増やし方というのは、その日本銀行が福岡銀行から国債を買ったとすれば、例えば100万円の国債を買ったとすれば、わざわざ持って行かない。日本銀行の福岡銀行の口座にワンタッチで、パソコンのリターンキーをポット押すだけです。100万円を入力して押すだけです。それでお金が動いたことになる。
それがお金を増やすということです。福岡銀行の国債を買って、福岡銀行がもつ日本銀行の当座預金、当座預金というのは個人の普通預金ではなく、一種の銀行専用の口座です。これは利子がつかない。当座預金は会社用の口座です。そういうのがある。それを増やす。これが買いオペレーションです。公開市場操作の買いオペレーションをする。
でもうまくいかなかった。20年間やったけど。1990年と2013年の間には23年間の開きがある。

2013年というのは安倍晋三さんが、暗殺された安倍晋三さんが総理大臣になった年です。というか、その2ヶ月前2012年12月末になったけど、誤差の範囲です。実動は2013年から。ここで、マスコミがこぞってこれをアベノミクスだ、アベノミクスだと言い始めたんです。すると本人もその気になって、私がいうアベノミクスを実現しましょうと、自画自賛し出した。
この安倍晋三の相棒として日本銀行が出てきた。総裁は黒田東彦です。去年までずっと総裁で10年間続けた。10年は異例です。普通は5年です。長かった。やりますよ、といって、インフレ目標を建てた。今はデフレです。でも景気を上げてみせますと言って、インフレ率2%、これを目標にした。目標はターゲットです。だからインフレターゲット政策という。2%物価を上げる。インフレを狙う。そのためにはお金の量を増やせばいいんだ。これをマネタリズムという。でも、それだけでうまくいくものかという話はずっとあるけど、しかしそれが政府の決定です。

これを何と言ったか。考えられないほど金融緩和ですけど、これを「異次元の金融緩和」と言った。異次元、というふうに新聞に大々的に見出しがついた。異次元、というと、良いことみたいですけど、物は言いようですよ。異常なほど、異常なほど国債を買って、現金を市中にバラまく。それだけです。異常な金融緩和です。それをどうするかというと、これも教科書用語ですけど、量的質的の、質的の意味は説明するのは難しいけど、要は現金を増やすんですよ。教科書に書いてあるから一言いうと、日銀当座預金の残高まで増やす、これが質的の意味だと教科書には書いてある。要はお金の量を増やすことです。お金をバラまく、世の中に。日銀を通じて。

そして福岡銀行にお金をいっぱい与えて、その福岡銀行のお金を、お金の足りない民間会社に貸し出せば、世の中の景気が上がるはずだという。でも上がりはしなかった。10年経って。いや、上がったじゃないか、と最後に言ったけど、あれはウクライナ戦争が起こって、石油が輸入できなくなったからです。石油の値段が上がって、石油が上がれば何でも上がる。それは悪い上がり方です。それで上がったと言った。それはおかしい。そんなことがインフレターゲットの目標じゃなかったはずだ。実際そうなんです。戦争が起こる前までは上がってない。

とにかく貸し出しを促進した。それでもお金を借りる方は、利息がつくでしょう。だから中小企業の社長は借りたくないんですよ。大人の社会では、100万円借りたら100万円返して済むわけじゃない。そんな甘い世界じゃない。100万円借りれば110万円返す。利息がつくんです。だから借りないです。頭がいい社長は。それでも政府は貸せという。では貸すためにどうするかというと、日本銀行にある福岡銀行の口座に、例えば100万円あった預金が、200万円に増えた。本当は、一定量以上と書いてある。カットしているけど、100万以上で200万あったら、その部分にマイナス金利をつけるぞ、と言った。日本銀行が福岡銀行に対して。

すると福岡銀行は日本銀行に200万預けていたら、190万しか戻ってこない。だから預金を減らさないといけない。減らすということは他に貸し出すということです。これがマイナス金利です。もう脅しですよ。ここまでくると。借りたくない人間に、無理やり貸し出せという。貸さなかったらペナルティーで預金を10万円減らすということです。これがマイナス金利ですね。これを今から半年前までしていた。2024.3.31日まで。市中銀行が持つ当座預金の金利をマイナスにすると言った。普通は金利をマイナスにできません。こんなこと私は初めて見ました。普通、金利はプラスです。100万銀行に預けたら、102万か103万円で戻ってくるのが普通です。マイナス金利3%だったら、100万円預けて、97万円しか戻ってこない。誰が預けるか。預けないでしょう。タンス預金していたほうがマシです。そんなことまでやる。それがイヤだったら貸し出せという。でも借りるほうは借りない。

だから、マイナス金利というのは、私が福岡銀行に100万円預けて97万円しかもらえないわけではない。福岡銀行が日本銀行に預けていた100万円が97万円しか戻ってこないことです。福岡銀行の預金がマイナスです。私の預金がマイナスになったら、みんな怒る。さすがにこれはしなかった。


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そういうことまでして福岡銀行に貸し出しを促したんだけど。結局、日本の経済成長は上向かなかった。成長率は0.数%ですね、先進国中最低であることには変わりないです。
それは金利を見ても、日本の金利はこれです。0%。こんな金利がベターと2000年から、24年間、ゼロ近くに張り付いている。どこの国でもそうですか。例えば日本の親分のアメリカは、日本があの9.11事件があった2001年でさえ、アメリカは緑のラインですが、金利が6%を越えている。でも日本はゼロです。日本は1%以下であることは間違いない。普通の金利は5~6%、これぐらいあるんですよ。イギリスだってある。アメリカだって上下はするんだけれども、普通はこの5~6%ぐらいある。パッと見て日本だけ飛びぬけて低いでしょう。銀行金利がつかないのです。これは国民のせいじゃないと思う。国民は昔以上に働いている。
終わります。