2016.3.17(木)
日刊ゲンダイ より
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/177381
高校時代は和風顔 ショーンK氏は経歴も名前も“全部ウソ”
2016年3月16日
渦中のショーンK氏(オフィシャルモバイルサイトから)
テレビ局は蜂の巣をつついたような大騒ぎになっている。
テレビ朝日の「報道ステーション」やフジテレビ「とくダネ!」などにコメンテーターとして出演している経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏(47)。
低音ボイスとエキゾチックな顔立ちで人気の通称ショーンKの学歴詐称を発売中の週刊文春が報じている。
ショーン氏はこれまで公式HPなどでは日本の高校を卒業後、米テンプル大で学位を、ハーバード・ビジネススクールでMBAを取得。
その後、パリ第一大学に留学をしたという輝かしい学歴を掲載していたが、これが全部ウソだったのだ。
同誌の取材にショーン氏は「学位はとっていない」「オープンキャンパスの中で聴講した」などと回答。
「ホームページは知らないうちに間違った文章が載っていた」などと釈明しているが、見苦しいというしかない。
しかも、詐称は学歴だけではなく、年商30億円の敏腕経営コンサルという経歴も虚偽だというから開いた口がふさがらないが、
テレビでは眉間にシワを寄せて安保法制から人工知能まで“したり顔”で語っていたのだからこんな“詐欺師”をコメンテーターに起用してきたテレビ局は赤っ恥もいいところだ。
さらに驚くのは学歴や経歴の詐称だけではない。
なんと、本名はショーン・マクアードルではなく「川上伸一郎」。
高校時代の同級生は誰ひとりとしてテレビで活躍するショーンKと川上伸一郎が同一人物だと気づいていなかったということだろう。
高校の卒業アルバムには今とは大違いの色白の和風フェースが載っており、整形疑惑まで浮上する始末なのだ。
ショーン氏はすでに学歴詐称は認めた上で「報ステ」「とくダネ!」、4月から放送開始予定だったフジの大型情報番組「ユアタイム」など計6番組の出演自粛を各局に申し入れたという。
逃げ足の速さだけは経営コンサルとしての危機管理能力が十二分に発揮されたともいえるが、視聴者を欺いたまま、このままフェードアウトは許されない。
テレビ局の責任問題も含めて、これから大騒動になる。
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【私のコメント】
遅きに失したが、私はテレビ朝日の「報道ステーション」を見て、つねづねこの人のコメントは何を言っているのかわからない、不思議な日本語だと思っていた。
何でこういう意味のわからない日本語を言うのかわからなかった。
コメントの趣旨がわからないのだ。
早口で、いかにも分かったようなことを言いながら、視聴者を煙に巻く。ぺらぺらと相矛盾することを言いながら、さも当然のような顔をしていた。
何かうさんくさいと思っていた。
今から思えば詐欺の口調だったんだな。
こういう人物によって人は騙されるんだな。
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