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欧米為替見通し:ギリシャの債務交換は低調、期限は今週8日

2012-03-05 17:45:54 | 国際金融

ヤフーニュース より
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20120305-00934024-fisf-market


欧米為替見通し:ギリシャの債務交換は低調、期限は今週8日

2012.3.5 17時12分配信 フィスコ

今日5日の欧米市場では、ギリシャの債務交換の合意期限を今週に控え、ユーロの上値が重い展開が予想される。

先週末1、2日に開催された欧州連合(EU)首脳会議では、英国とチェコを除く25ヵ国が財政規律の強化に向けた新条約に署名、
今後は批准手続きに入り2013年1月の新条約発効を目指す。
また、同会議では、国際的な圧力に譲歩して、欧州安定メカニズム(ESM)への資金拠出を加速させることで合意。
先月25-26日に開催された20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、
ユーロ圏が危機に対応する防火壁(Firewall)を見直すことが不可欠との声明が発表され、域内での対応強化を求める声が強まっていた。


ただ、ESMの規模拡大については、今月末までに決めることで結論を先送りした。
ESMの上限は5000億ユーロだが、
暫定基金の欧州金融安定化基金(EFSF)に残っている2500億ユーロを繰り入れ、
7500億ユーロに引き上げることが検討されている。
支援能力を強化することは、国際通貨基金(IMF)と国際的な圧力が根強いものの、
負担増加を嫌うドイツの反発が強く、月内に同国を説得できるかが焦点となろう。


ギリシャでは、民間債権者による債務交換の合意期限を今週8日に控える
ただ、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は参加ペースが鈍く、ギリシャの債権者も積極的に約束していないと報道。
ギリシャ政府は、75%の参加基準が債務再編を進める最低基準としており、
それを下回った場合は集団行動条項(CAC)が発動され、
ギリシャはクレジットイベント(信用事由)となる。


先週2日には、米格付け会社ムーディーズがギリシャ国債の長期信用格付けを「Ca」から最低ランクの「C」へ一段階引き下げ、デフォルト(債務不履行)認定とした。
大手格付け会社ではフィッチとスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がそれぞれ2月22日と27日に同国の格下げを発表したが、
正式なデフォルトと判断したのはムーディーズが初めて。


債務交換をめぐるギリシャ懸念は根強く、CAC発動に必要な3分の2以上の参加に届かない可能性についても考慮する必要があるかもしれない。
ユーロ圏の財務相らは今週9日に電話会議を開き、債務交換の結果を検証する。
来週12日の財務相会合で救済パッケージの全面的な始動を目指すには、債務交換の完了が必要不可欠だ。

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