ひょうきちの疑問

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私には近代への強い不安がある

2016-03-19 09:27:31 | 歴史

2016.3.19(土)

私には近代への強い不安がある。
それは西洋文明への不安でもある。
そしてそれをたどっていくと、一神教文明に突き当たる。
日本のもつ多神教文化とあまりにも違いすぎるのだ。

ユダヤ教からキリスト教への流れの中に、何か不純物が混じっているように思えてならない。
それが同じ一神教でもイスラム教との違いだ。
この不純物が何なのか。

西洋近代社会に大きな影響を与えたのはカルヴァン主義である。
そしてこのカルヴァン主義はユダヤ教に似ている。
三位一体の多神教的性格をもつキリスト教から、強い一神教へと先祖帰りした。
そこに『富の蓄積』の肯定が加わる。
『金融』が社会の中で大きな役割を演じるようになる。
私が注目するのは、よくいわれる産業革命よりも、この金融の役割の肥大化である。

金融そのものは何も財を生まない。
そういう意味では一種の不労所得である。

銀行の成立、貨幣の信用創造、中央銀行の成立、株式会社の成立、証券取引、先物取引、繰り返されるバブル……
これらは考えてみると非常に不思議なことで充ち満ちている。


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