財政改革のためにいまだに民間からの委員が登用されているが、
官と民の違いは、官は、
① お金を作れるということ、
② 利潤追求を目的としないこと、
③ 法律を作れるということ、
この3つが根本的に違う。
官に富を集中させることが目的ではなく、富を生み出すための条件整備をすることである。
集めた富を自分のものにすることではなく、社会に還元することである。
極論すれば、
お金がなければお金を印刷すればいいし、
拡大再生産をやめたければやめても良い。
最大多数のために法律を作ることも変えることもできる。
このようなことは民の発想にはないことである。
『民間では考えられないこと』、
そういって官はよく批判されるが、
そのことは良い場合もあれば悪い場合もある。
最も恐いことは、官が民と同じ発想で仕事をすることである。