にぎやかなタハリール広場の中でテラコッタ色の建物がひときわ目を引く。
この博物館は歌劇「アイーダ」の作者でもあり、初代館長でもあるオーギュスト・マリエットによって、
国外へ貴重な発掘品等の流出を防ぐことを目的に設立された。
中へ入ると、膨大な発掘品が目に飛び込んでくる。
遥か いにしえより時が止まったまま静かにたたずむファラオ達を見る。
この素晴らしいクオリティの像を、誰が、何のために、いつ、どこで作ったのか、
その年にはどんな事があったのか、季節は何だったのかを思い巡らすと、残像のように作り手の姿が浮かんでくる。
何千年もの昔、名も無いアーティストが、のみを持ちコツコツと作品を作り上げていく。
そして時は流れる…。
気の遠くなるような長い時を待って、砂漠の中から目覚めた作品が、今私達の前に確かに存在している。
この巡り合いの不思議さに感動を覚える。
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