アナザースカイ エジプト

もうひとつの故郷のように感じるエジプト。たびたび訪れるエジプトのフォト旅行記をご覧下さい。

2014年新たなるスタート!

2014年01月10日 | 日記

 

 

 

 

2013年年末、12月29日朝日新聞 書評委員が選ぶ「今年の3点」に師岡カリーマさんの著書「変わるエジプト、変わらないエジプト」が選ばれていた。

「あとがきにかえて」にある  「…しかし私は、エジプトの若者たちに期待している。もう同胞団にも軍にも旧世代にも騙されない、

そういう意識をしっかりと持って権力の動きに目を光らせているしなやかな彼らの瞳に、私はエジプトの未来を見出したい。…」

との筆者の叙述に深く賛同。心に残った1冊だった。

 

                                   

 

                                                               

 

思えば、2013年春はガールスカウト仲間でエジプトツアー、その後エジプト政変、娘の国外退避、エジプトの動向を見守る日々と、

エジプト関連のイベント参加も多く、エジプトで始まり、エジプトで終わったような年だった。

エジプト革命、東日本大震災のあった2011年以来、世界で起った出来事、災害をみて私の中で一つの教訓が生まれた。

「何が起るかわからない!」

シリア、パレスチナ、エジプト、イラク、南スーダン、そして日本、そして世界、2014年はどんな年になるのか。

子ども達が幸せだと感じる争いのない世界に少しでも近づくように…穏やかな年の始まりと信じたい。

 

 

                                    

 

                                                     

 

エジプト政変後、スーダンへ赴任していった娘は、

スーダンの初日の出を拝み、その明るい光を浴びて、心機一転この地での活動に邁進する決意を固めたことだろう。

 

                                             

 

 
しかしながら必然的に、エジプトのJICAレポートは最終回になってしまった。
 
最後のレポートは、エジプトへの強烈なラブレターだそうだ。

 

                             
 
                                       http://worldreporter.jica.go.jp/j23-4goto/cat1/003167.php
         
 
 
「いろいろな国へ行くとエジプトの良さが分かるかもしれないね。」と言ったら
 
「離れていても、離れていなくてもエジプトの良さは判るよ。
 
ユーモア溢れた優しく逞しい国民性、多くの遺跡たち、カイロの喧噪、みんなあまりに魅力的、そしてそれらはあまりに長い歴史がある。
 
だから確信したよ。何があってもエジプトの人々やエジプトは、ちょっとやそっとじゃ変わらないし、誰にも変えられないって!」
 
と力強い口調で返ってきた。
 
娘は4年近くエジプトで暮らしたので、私よりももっとディープなエジプトを知っているのだろう。
 
エジプトはこれほどまでに娘の心を掴んでくる。
 
 
 
                                 
 
                                                      (2009年留学当時・アハマド先生にお借りしたマンションで)
  
 
娘の留学生活の様子を聞き、その後は協力隊の活動を見つめ、私自身も何度もエジプトを訪れて、その縁を綴り始めた「アナザースカイ・エジプト」
 
今、娘はエジプトを離れスーダンの地で活動を始めたが、これからもエジプトから目が離せない。もちろん、娘もそうだろう。
 
                                 
     
 
 
アナザースカイ・エジプトをご覧いただいている皆様、明けましておめでとうございます。
 
政変で中断してしまっていた春のツアーの様子も、再び綴っていきたいと思っています。
 
本年もお付き合いいただけましたら、幸いです。