『体験をしたことのない災害が起こった。
テレビに流れ続ける被災地の無残な姿に凍りつくような恐怖を覚えた。
そして追い討ちをかけるように原発事故が起こった。
そんな中、エジプトの友人から多くの心配の声が届いた。
「だいじょうぶですか!」 「とても心配」 「日本は何度も立ち上がる国」 「I love nippon!」
タハリールの合言葉 「顔をあげよ!我々はエジプト人!」 をもじった応援 「顔をあげて!あなたは日本人!」 もあった。
そして「あぶないからエジプトへ来てください」というメールまであった。
そんなメールを見ていたら、この未曾有の災害で忘れ去っていたエジプトへの応援メールの事を思い出していた。』
エジプト騒乱の最中、関西の学生@kitacounBIZ君がエジプトへの応援メッセージを送ろうとツイッター上で提案をしてきた。
世界に目を向け、民主化への夢を果たそうとしている国の人々へ
日本人からエールを送ろうと考えたのが、若い学生だったことに感銘を受けた。
私は70年代学生運動が沈静化する頃、高校時代を送った。
「三無主義」などという言葉が流行った時代だったが、それでも熱く政治を語っていたように思う。
それに比べると現代の若者は、政治や国際情勢に対して冷めてしまっている傾向にあると思っていた。
ところがこの@kitacounBIZ君は膨大な量の応援ツイートを英訳し、
フェイスブックを通してエジプトの人々に送るという大変な仕事を
学業やバイトのかたわら、こつこつとこなしてくれた。
印象に残ったツイートを紹介したい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/90/732e6a32134b5e102c23697184755397.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/a0/518e3b97f5087136998ca197760324d7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/75/fca198b6ec1476d359c64f697e1e3d74.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/ec/408a68fc416ef978d985f58ce91267f6.jpg)
ガールスカウト愛知56団のスカウト達も一生懸命考えてくれた。
● エジプトの人たちは最期まで諦めず、努力した姿勢がすごいと思いました。
● エジプトの人たちの仲間への思いやりが伝わってきました。エジプトへ行ってみたいと思いました。
● 大統領がかわってよかったですね。
● エジプトで、同じ地球上でこんな怖い出来事が起こっていたんだ!よく頑張ってすごいと思った。
● デモを行った人々は協力してすごい人達だ。これから平和な国になると思う。平和になったら行きたいなぁ~♥
これらの応援メッセージは、きっとエジプトの人々の心に届いて、少しはお役に立てたのだと信じている。
そして素晴らしい提案と行動をしてくれた@kitacounBIZ君。
彼に協力された多くの方々の存在が何よりも頼もしく心強く感じた。
『そうだった!エジプト政変の頃、みんなで本当に一生懸命応援をした。
そして今度はエジプトの人々から多くの応援メッセージが届いている。
そのメッセージは、きっとエジプトの人々がそうであったように、日本人の辛く悲しい心に温かい灯を点す。
それが勇気となり負けない心となって、必ず日本は立ち直る。
にっぽん!頑張ろう!ヤバーン!ラッベナー ユワッファアック! 』