アナザースカイ エジプト

もうひとつの故郷のように感じるエジプト。たびたび訪れるエジプトのフォト旅行記をご覧下さい。

11,スリリングなマサイ最後の夜

2018年10月23日 | 旅行

すっかり暗くなってしまった。 

何度も通ったダイニング。

食事の世話をしてくれたスタッフの女の子は、

心からのもてなしをしてくれた。

  

キュートな二人。

スワヒリ語で「ありがとう(アサンテ)」と言うと、「どういたしまして(カリブ)」と返してくれるのだが、

そのカリブの発音が「カリブゥ~」ってとっても優しく可愛らしい。

私もまねしよう。

最後の夕食を楽しんでいると、突然全ての灯りが消えた!

停電だ。自家発電の機械の不具合らしい。

スタッフ達は冷静に、各々の携帯を懐中電灯に切り替えて照らしてくれている。

私も懐中電灯にして、その上にコーラの瓶を置いて、

辺りをムーディーに照らしてみた。

スタッフが「ワォ!ビューティホー❣️ 今度からやってみる。」と言ってくれた。

ガールスカウトで行なった災害時集会の知識が役に立った。

その夜は、9時頃まで停電が続き、

再び消灯になる10時頃までに、大慌てで娘がパッキングしている。

被災時の停電の苦労を少しだけ体験し、

いかに大変な生活を強いられるのかを理解出来た気がした。

外に出てみたら、満点の星空。

星が降ってくるようだ。

「ユンユンユン ファンファンファン」とUFOを呼んでみた。

「お母さん!ホントに来たらどうすんの⁉︎」と娘。

私にそんな能力は無い。

私はこの夜空を忘れない。

そして、その夜、もう一つケニアならではの体験をした。

眠りについた真夜中。

ベッドの枕元近くのテントの外で動物の唸り声が!

流石の私も目が覚めた。

娘はなにも知らずに眠っている‥‥。

そして全てを理解した。

ショートカットの道の排泄物らしきものと、マサイ戦士の夜回り。

「そうか!あのマサイ戦士が守ってくれる。」

そう思ったら安心して、いつのまにか私も再び眠りに落ちていった。

  

スリリングな夜が明け、空が少しづつ白み始めた。

この二日間、漆黒の闇の中で眠り、日の出に待ってましたと起きる。

なんて自然なんだ!

しかし、携帯の充電もままならず、明かり確保のためケチケチ節約して使った。

今度来るときは他の荷物を減らしてでも、乾電池式のランタンと携帯充電器は絶対に持って来よう、

と思っている自分が、いかに様々なものに依存しているのかも思い知った。

  

二日間我が家だったテントに別れを告げ、スタッフさん達にお礼を言い、

マサイ戦士にもお別れを言った。

しばしの私達の素敵なテントだった。

帰りも同じ悪路の道を行く。

なんだか、慣れてしまって写真を撮る余裕が出てきた。

  

それでも、「わおっ!」「うわっ!」と声が出る。

ジョージさんがクリアすると「おお~!」と拍手!

ジョージさんは「ワッハッハ」と笑う。

ハイエースもよく頑張ってる。

  

マサイ族の大切な動物、牛たちの行列。

窓の中を覗き込んでくる牛たちにも、バイバイ。

マサイの人達の役に立って偉いねぇ、ありがとね。

いろいろな命をみせてくれた

いろいろなことを体験させてくれた

いろいろなことを考えさせてくれた

いろいろなことを教えてくれた

また訪れたくなった マサイ・マラ 

さようなら マサイ・マラ ありがとう マサイ・マラ


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