アナザースカイ エジプト

もうひとつの故郷のように感じるエジプト。たびたび訪れるエジプトのフォト旅行記をご覧下さい。

食料品 1

2011年05月28日 | 旅行

 

 

カルフールの食料品売り場へやって来た。

 

 

                 

 

 

 

入り口で、他で買い物をした紙袋の口をホッチキスで止められる。

万引き防止なのだろう。

店内は清潔感あふれ、広くて明るい。

 

 

                 

 

 

 

エジプトの水道水は、外国人にとっては危険なので、ミネラルウォーターを買う。

歯磨き、コンタクト洗浄にも使うので、2リットルボトルを1ダース買う。

 

                 

 

 

 

お菓子がカラフルに並べられている。

ポテトチップスだけでも、こんなに!ケバブ味とチーズ味がおいしい♪

 

  

 

 

 

ジュースの棚。ちょっと高いマンゴージュースがおすすめ♪

エジプトのマンゴーは濃厚でおいしい。

 

                   

 

  

 

 

 

あっ!「味の素」発見!と思ったら「味の精」???

粉わさびもある。

 

                 

 

                 

 

 

 

ここは、お米。

エジプトのお米は、ODAで日本が協力したためジャポニカ米なので、日本米と遜色無い。

  

                 

 

 

 

 

アラブはお茶の文化を大切にしているので種類が多い。

カルカデー(ハイビスカス)やナーナー(ミント)のお茶がエジプト名物。

カルカデーのお茶はルビーのように美しい赤。ビタミンが豊富で、美容にもいいとか。

グリーンティもある。

 

                 

 

 

 

インスタントラーメンもこんなに種類が豊富!

ビーフ味、エビ味、チキン味などがあるが、スープのない焼きそば風のラーメンがお気に入り。

 

  

 

 

食いしん坊ショッピングは、まだまだ続く。

さあ、次は野菜・魚・肉売り場へヤッラ・ビーナ!!(さあ!行こう)

 

 

 

                          

 

 


エジプトの猫たち

2011年05月24日 | 旅行

 

エジプト革命の真っ只中、20年共に暮らした愛猫を亡くした。

まだ傷の癒えぬままエジプトへやってきて猫を見かけると、彼の面影を求めて、ついついシャッターを切った。

 

 

 

   

 

          

 

それで気がついた。エジプトは猫が多い。

いつも通る道で遭遇する猫、ハン・ハリーリの店や路地で生活する猫、

観光地の遺跡でまどろむ猫、友人宅のおっとりした家猫……。

 

 

                   

 

                   

 

 

 

これだけ猫が生息しているということは、

猫に適した気候であることと、人々が猫に寛大だからなのかもしれない。

 

 

 

  

 

 

 

5000年ぐらい昔から猫を飼い始め、家猫発祥の地はエジプトだと言われている。

慈悲と豊穣のバステト女神も猫、イスラームの預言者ムハンマド・アリは猫派。

勝手な想像をすれば、ウジャトやクレオパトラのアイメイクは猫の目のイメージ。

 

 

                   

 

 

  

 

 

                

「プスプスプス…」もしくは「バステト、バステト!」とつぶやいて猫を呼び寄せ可愛がる。

エジプト人が猫好きなのは、古代からのD.N.A.のせいなのだろうか。

 

 

                   

 

 

猫たちはエジプトの風景に必要なモティーフのように溶け込み、自由気ままに生きている。

甘やかされず、逞しい個性的な猫たちを見ると、その人生(猫生?)がイメージできる。

 

 

                   

 

 

 

エジプトの猫たちのドキュメンタリー「にゃんにゃん物語」や「今日のにゃんこ」でも見てみたい。

エジプトを訪れたら、猫ウォッチングもお忘れなく!!

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 


忘られぬ道

2011年05月20日 | 旅行

 

 

何とか砂漠化を掃除してぐっすり眠った翌朝、カルフールまで食料の買出しに行くことになった。

タクシーを拾うため、アレキサンドリア砂漠ロードまで少し歩く。

 

 

              

 

 

 

エジプトとは思えないほど、静かないつものお気に入りの道だ。

一年振りの巨大な木も健在で変わりない。

 

 

                     

 

 

       

明るい日差しの中、可憐に咲き乱れるブーゲンビリアが

「また、会えたね♪ アハラン・ワ・サハラン!(ようこそ)」と言ってくれている?

 

 

   

 

 

 

どこかの猫が、ひょっこり出てきて挨拶してくれる。

 

 

              

 

 

 

この道を何度歩いたことだろう。

一期一会の旅の道達とは違って、忘れられない特別な道。

 

 

              

 

 

 

偶然見つけたこの道を歩くことは、きっと今回で最後になるだろう。

優しく楽しげで、故郷のように慣れてしまった道。

異国の地で私達が確かに何度も存在した道。

 

 

   

 

 

 

でも想像できる。

いつか再びこの道を訪れることがあったら、変わらぬ姿を見せてくれるだろうと。

大きな木のおじいさんは、悠々と私達を俯瞰し、

ブーゲンビリアの娘達は、相変わらずペチャクチャおしゃべり、

どこかの猫の孫の孫が、またひょっこり姿を現す。

その時は、帰郷したように懐かしく、優しい気持ちがあふれてくることだろう。

 

 

             

 

 

 

 

 

 

 


砂漠化

2011年05月17日 | 旅行

 

 

飛行機がカイロに近づくにつれて、気分が高揚してくる。

アフリカ大陸の魔力のせいだろうか。

 

 

                        

 

 

 

革命後のエジプトはどう変化しているのだろう。みんな、元気でいるだろうか…。

 

 

長いフライトを経て、やっとカイロの地へ降り立つ。

4月の初めだが、爽やかな陽気である。空を見上げれば雲一つ無い青い空。

いつもどおりのエジプトだ。

 

 

              

 

 

 

相変わらずタクシーがぶっ飛ばしてくれる。

 

 

  

 

 

 

途中でドライバーが「ここが ムバラクの家さ!!すっげぇ でっかいだろう!!」

娘の通訳だと、こんな感じで教えてくれているらしい。

軍が、壮大な敷地の門の辺りを警備していて物々しい。

 

 

        

                          

 

 

 

いつもの渋滞を我慢して、やっと娘のマンションへたどり着いた。

大きな重い扉を開けると…。

主を無くしていたこの部屋は、薄っすらと砂漠化していた。

 

 

 

                                 

 

 

 

わずか2ヶ月足らずの時の経過で、どこからか封鎖されていたはずの空間に

砂漠の砂は、ヒタヒタと忍び寄り侵食していく。

 

 

   

 

 

 

考古学者の河江さんは、こう表現されている。

「砂埃に覆われる部屋を見ていると、文明とか人間が作ったものを、大地が覆おう覆おうとしているように思える。」

多くの遺跡も砂埃によって覆い隠されてきた…。

 

 

                

 

 

 

さあ!その砂埃達に抗って、掃除!掃除!

今夜眠る場所を確保しなければ。

ちなみに、エジプトは漢字で 「埃及」 と表記される。 納得!

 

 

 

 

 

 


アル・ジャジーラ

2011年05月13日 | 旅行

 

 

 

当初は、革命が起きるとは思いもよらず、直行便のエジプト航空のチケットを手配していた。

当然、欠航となりカタール航空に変更を余儀なくされた。

 

 

  

 

 

 

チャンギやドバイと比べると、こじんまりしたドーハ国際空港はすぐに退屈になる。

 

 

   

 

 

しかしそこは三人寄ればかしましく、お茶を飲みながら ひたすらしゃべる…しゃべる…。

アラビア語の練習をしたり、人間ウォッチングをしたり、空港の中をさ迷い歩いたり…。

 

 

    

 

  

 

 

   

2Fフロアーを歩いていると、見覚えのあるマークの店が!!

エジプト革命で大活躍した、カタール衛星放送 アル・ジャジーラの店 発見!!

 

 

              

 

 

                    

店内に入ると、時計・ネクタイ・ネクタイピン・カフスボタン・マグカップ・Tシャツ・キャップなど

メンズのかっこいいグッズが並ぶ。

 

 

              

 

 

 

日本に取り残されている2名のメンズのお土産を買うことにした。

夫と息子にはバッグ、帽子がかかせなくなった夫には、キャップもおまけした。

きっと喜ぶ♪

 

 

              

 

 

 

 

アル・ジャジーラのマークを見ていると、エジプト革命で真実の姿を流し続けた報道姿勢を思い出す。

それに比べて日本の原発事故に関する政府、東電からの情報は、どこまで真実が伝えられているのだろうか。

それらの情報を果敢に追求する報道機関はあるのだろうか。

国民に伝えられている情報を信じきれなくなっている自分がいる。

 

 

              

 

 

                 

アル・ジャジーラ!報道の情熱を象徴したような炎のマーク。私にはこれが炎に見える。

美しい装飾アラビア文字でデザインされたこのマークは、堂々と自信を持って燃え続けているようだ。

 

 

 

 

 

 


娘の決断

2011年05月10日 | 旅行

 

 

 

東北大震災、ならびに原発事故による被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

携わっているガールスカウト活動を通して、私達に出来る後方支援を模索し、

長いスタンスで続けていくことが出来ればと思っております。

 

 

     

 

 

 

 

4月4日より12日間、革命後のエジプトを垣間見て「アナザースカイ・エジプト」で

新たにお伝えしたい事が出てまいりました。

もうしばらくお付き合いいただけたら、幸いです。

 

 

 

                               

 

 

 

革命で不本意ながらエジプトを後にした娘は、日本滞在中今後のことを考えていたようだ。

そして、エジプトからしばらく離れるという結論を出した。

その理由は、日本人観光客のツアーがまだ解禁にならないので旅行会社の仕事がないこと、

留学資金が底をつきかけていること、そして次のステップへの準備をしたいというものだった。

 

 

 

      

             (娘の散らかったデスク)                 (楽しく仕事をさせていただいたボスや仲間の方々)

 

                                

 

夫は大喜び、私は「本当にそれでいいの?」と夫婦で意見が対立したが、すべては娘が決断したこと。

そのような次第でお借りしているマンションを引き払う為に、再びエジプトを訪れることになった。

 

 

 

     

 

 

 

昨年結婚した息子のパートナーは娘と小学校からの親しい同級生。

息子の仕事の関係上、近場への新婚旅行しか行けなかった彼女も誘って、

三人での楽しい旅行がスタートした。