アナザースカイ エジプト

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7,一日中サファリ、そしてマサイビレッジへ

2018年10月23日 | 旅行

今日は一日中サファリ三昧

ホテルにお弁当を頼んで出かける。

楽しみ!

  

 ケニア晴れ。

 人工物が何もない広大な空間が広がる。

そこに膨大な命が存在し、生と死のドラマが繰り広げられている。

草食動物は草を食み、肉食動物は草食動物の肉を食らう。

なんて単純な、しかしスケールのでかい自然なんだろう。

動物達の定理だけは原始から変わってはいない。

  

 上機嫌な私達。

一緒に旅してくれているジョージさんは、もはや、旧友のように仲良し。

彼は59歳、キャリア30年。

ドライブテクニックが凄腕なのは紹介したが、動物を見つける嗅覚も天才的。

そして、時折通り過ぎる子ども達や動物達に、大変優しい。

可愛い彼らに出くわすと、いつも楽しそうに愛おしそうに笑う。

  

また、大先輩の彼を慕うガイドさんやホテルの従業員さん達の多いこと。

いく先々で声を掛けられていた。

すごく分かる。

一緒に旅をして、私達も彼のことが大好きになった。

私達が誘って、同じテーブルで食事をすることも多かった。

大変ラッキーなガイドさんに巡り会えたと思った。

 初対面 ゾウ!デカイ!

 ライオン。次々と多くの動物達に遭遇。

  

そして、TKポイントにやってきた。

あっちはタンザニア。 こっちはケニアの国境い。

私達後方がタンザニア。

季節によって、動物達がこの辺りを通り

ケニア・マサイマラとタンザニア・セレンゲティを行ったり来たり。

マラ川にもやってきた。

マサイ・マラの名前にもなっているカバの住む川。ヒポポタマス・プール。

カバは凶暴な時があるらしい。

先に書いたように、年間2900人もの人が襲われ亡くなっている。

ライフル銃を所持するレンジャー隊が、ガイド兼ボディガードで付き添ってくれる。

この後、彼はカバに「顔を出せ」と石を投げて、

私達をギャー❗️っと言わせた!

歩きにくい河原を歩いて 膝が笑ってきた私は、

勇気ある撤退で先に戻ったら「ここで休みなよ~」と声をかけてくれた優しいレンジャー隊の皆さん。

彼らが話す チンプンカンプンのスワヒリ語の快活な調べを聞いて、娘を待っていた。

1人の青年が、ライフルから弾倉を取り外した。

何をやるんだろうと見ていたら、それでコーラの栓を器用に抜いた!

予想外の使用法に思わず笑った。みんなで笑った。

ファンタを差し出してくれたが、ジョージさんが「もう行くよ~」と呼んでいたので残念!

みんな楽しいひとときをありがとう。

  

マラ川のほとり、ジョージさんが敷いてくれたブランケットの上でピクニック。

サンドイッチやドーナツ、バナナにオレンジ、ゆで卵、マンゴジュース。

何と言っても塩味のチキンローストは絶品!の美味しいランチボックスだった。

  

サファリを終え、マサイ村へ。

ケニア民族の中で特に有名なマサイ族。

彼らは、マサイの伝統を今も受け継く生き方をしていると聞く。

ジャンプ力を競うマサイダンスを見て、案の定 娘もダンスに引っ張り出された。

 彼らの独特の歌とダンスは、なぜか心に残る。

一部を短い動画に撮ってみた。

ガールスカウトの私達もビックリの手早い火起こし。

あっという間に火がついた。

  

お宅も拝見。

ここからは、彼の説明。

家の壁は牛の糞と泥をまぜたもので作られている。

(繊維を加えて使用する日本の漆喰にも似ている)

牛は大切な財産で、牛乳、肉、血を食し、皮はベッドに敷き、糞は壁に利用する。

全てを生きるために使うという。

内部が暗いのは、アフリカの死亡原因第一位の蚊の侵入を防ぐため。

窓があっても大変小さい。ちなみに第二位は前述のカバ。

  

村長さんは、若くて革新的なナイスガイ。

娘の質問に真摯に答えてくれた。

FB をやっているそうだ。日本に親友がいると誇らしげに話してくれた。

  

マサイ族のパートナーに巡り合った日本女性、永松真紀さんのことを伺ったら

「知っている。山ひとつ越えた村で暮らしている。」とご存知だった。

優しいお母さんと子ども達が遊んでいた。

  

元気いっぱい!私の小さい頃を思い出した。

  

気をつかって手を振ってくれる。いじらしい。

「めえ~~!めえ~~!」とはっきり発音する子やぎ達。

素敵な写真が撮れたと我ながら思う。

村人達と安心してまどろむ老犬と、下に降りてきた太陽と長い影と……
いい一日だった。

垣間見たマサイの暮らし。

電気も水道もない自然の中で暮らすとは、どんなことなんだろう。

便利になったことは決して悪いことではないが、

きっと知らぬ間に失ったもの、忘れてしまったものもあるのだと感じた。

マサイの人々の暮らしは、そんなことを気付かせてくれる大切な存在なのではないか。

私達旅人が、対価を支払って彼らの暮らしや伝統、生き様を見せてもらう。

それによって、彼らマサイ族の自然や伝統、生活が守られていく。

そして人の行く道、自然とのバランス、動物との共存を考える。

もっといえば地球や人類、生物の行く末を考える。

そうなればいいなと感じつつ、マサイの村を後にした。


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