Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

亭主改造計画

2005-05-30 22:22:17 | Lookback
いいよなぁ、誰か本気でお金払うからやってくれないかなぁ...

僕はテレビで「亭主改造計画」なんかを見るたびにいつも思っていた。なぜなら、僕はセンスがないので服を選ぶのが苦痛で仕方ないからである。いくらがんばって探したところで、ろくなものしか買えない。それならいっそ、プロにお金を払ってばっちりのコーディネートをしてもらう方がよっぽどしゃれている、そう思っていた。

あるとき、そんな思いを冗談半分で、大学院の同期のメーリングリストに投げてみると、「それは簡単にできる」という話になり、それから話がどんどん進んで、津村さんにひととおり見てもらうことになった。

彼はまず僕の家まで来て、今持っている服、家の雰囲気、妻の趣味・希望などをチェックし、僕のイメージをつかみ、それから何日かかけて下見をしてくれた。「結構いいものみつけましたよ」という彼と一緒に買い物に出掛けたのが2年前の5月26日の話。

メガネに始まって、カジュアル、スーツ、シューズ、ソックス、僕が行ったこともないお店に案内してくれて、ひととおり、本当にトータルにコーディネートしてくれた。自分に似合ういい服を選んでもらえて、何より自分では選べないようなおしゃれな服を選んでもらえて、それはそれは楽しかった。

そしてもうひとつ楽しかったのはお店での店員さんたちの対応。当時はお店を開く準備のためにもう辞めていたが、彼はBNYでトップセールスだった人だ。彼が「こういう感じの探してるんだけど」と言うと、それだけで居合い抜きがごとく相手の対応が面白いくらいに変わる。僕が見たこともない店員の真剣な態度!!

きらきらと目を輝かせて動き回ってくれたJ-CREWの女の子、「お前がそういうなら、こっちも本気で出してきてやる」と言わんばかりのプロ意識をむき出しにしたGAPのおにいさん、まったくもって具体的な話をしていないのに探しているイメージをいつの間にか「共有」してしまうZoffの店員さん(津村さんと店員さんの間でね、僕は蚊帳の外)、ほんとにすごいと思った。

今まで服装はコンプレックスのひとつだったが、そんな津村さんに探してもらった服を身に着けると、どこへいくにも自信を持つことができて本当に嬉しかった。スーツもばっちりいいものを選んでもらって、ちょうど6月からの新しい職場でも堂々と仕事ができた。

いまはakariの店長である彼が、忙しい中、また一緒に買い物に付き合ってくれることになった。