Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

年賀状

2006-12-27 23:07:22 | Weblog
今年の年賀状にはblogのURLを載せることにした。狭いスペースには今年の出来事を書ききれないし、詳しく見たい人はよかったらどうぞという軽い気持ちで載せて印刷してみたが...しかし、全員に見てもらっていいものでもないことに後から気付いた。

仕方がないので相手によってURLなしのVersionを作ろうかとも考えたが、理由を突き詰めて考えれば、見られたくないというレベルの問題と、見られたらまずいというレベルの二通りがあり、後者の問題についてはある日のものだけを非表示にしてしまえばクリアーできるし、前者は自分の中の「気取り」の問題だからそれは良しとしようという折り合いをつけ、結局印刷し直すことなく投函することにした。

blogには日記的なことも書けば、自分の感じたことや考えも書けば、あるいはときどきウケ狙いも書いたりするけど、
意識するでもなく、ごく限られた関係の方々しか見ないということを前提に書いていたことにあらためて気がついた。ちょっと前まではスピーチのネタ帳的に書こうと考えていたが、今はどちらかというと、自分の中で重要な出来事、気持ちの変化なんかをむしろ自分のために書こうという気持ちになっている。というのは後で読み返したときに、あのときはあんなことを考えていたんだというのが面白いし、それにいただくコメントが貴重だったりするからだ。

また1年分を読み返して、どんな1年を過ごしたのか振り返ってみたいと思う。


ささやかな夢

2006-12-26 10:01:18 | Weblog
 
まだ両親がドイツにいるころ、帰省に乗ったSASで隣り合わせたデンマーク人が、僕はこの黄色のラベルのシャンパンしか飲まないんだと、その謂れをいろいろと教えてくれた。15・6歳のころの話だが、それ以来、その黄色のラベルのシャンパンがうまいのだと妄信し、機会があるごとそれを探したり選んだりしていた。

そのヴーヴクリコも、最近では日本でもかなり幅を利かせるようになり、ピッコロなる200mlの小さなボトルも売るようになっているのを最近知った。1本1680円。

僕は元来酒は強くない。妻もそれほど飲むわけではないから、1本開けても、とても飲みきれないし、1人ではハーフでも余ってしまう。その意味ではこのサイズは非常に魅力的だ。

僕は毎日ホッピーを飲んでいる。最近は箱で買ってきて好きなように飲んでいる。
さて。このシャンパンも同じことができないだろうか?

箱に入っているのかどうかも知らないが、ケース単位で買ってきて、好きなときに好きなだけ飲む。そんなことができたらどうだろう...?

そりゃぁ、1ケース(ケースがあるとして)買っても4万円くらいなものだ。買って買えないことはない(...こともないかな?!)。でもさ、よく考えたらホッピーの20倍だよ、20倍!! そんなもの、毎日気兼ねなくなんて飲めるかっっつーの!!

いつか、そんな生活ができるようになってみたい。ふと思いついたくだらない妄想...ささやかな夢。



ネットワーク

2006-12-25 23:11:50 | Weblog
 
ジャリ、ジャリッ...

久しぶりに、本当に久しぶりに腰に巻くサポーターを着ける。腰まわりのこの締め付けられる感覚、これから試合だという気分が思い出されるが、今日は違う。

普段よく遊びに行っている彩湖公園、地続きになっている道満公園の方まで自転車で行こうということになり、補助輪が取れたばかりの子供に伴走するために、少しでも楽をしようとサポーターを引っ張り出してきたのだ。

今考えると、自分がこうやって積極的に走るなんてことは昔の自分ではまったく考えられなかった。今こんなことができるのも、21のときに審判の世界に出会ったからこそであり、あらためて感謝しなくてはと思った。

いつもどおり秋ヶ瀬橋の手前から彩湖公園に入る。自転車を下ろして、公園の脇にテントを張ると、いざ出発。結構距離があるかと思いきや、ちょっと走るともうあっけなく彩湖道満グリーンパークの方に着いてしまった。彩湖側ほどではないが、小さな公園もあって、子供は新しい発見に大はしゃぎ。

しばらく遊んでから、今度は土手に上って元来た方向へ。大宮バイパスや良く行くディスカウントショップが思った以上にすぐ近くに見える。案外近いんだ、とあらためて実感した。

大げさな話だが、歩きから自転車への進化が、こうして二つの別個に独立して存在するもを、一瞬にしていとも簡単に繋げてしまった。今まで、幸魂大橋側からじゃないと入れないと思っていた世界が、実は反対側から入ってもすぐそこだということ。まさに、認識の飛躍的向上が起こったという気持ちになった。

こんなふうに、ちょっとした進化からいろんな事実が発見され、ネットワークが広がっていくんだろうなと土手からの景色を眺めながらぼーっと考えた。

そうこうしていると、出発点である彩湖公園の遊具が見えてきた。子供にしたら、大冒険だったろう。何より自分の力で自転車で移動したんだから。とはいえ、まだ肩を押さえていてやらないと、自力でこぎ出すことはできない。これで本当に自分で乗れるようになったらもっと遠くへ行けるようになるだろう。今度は管理橋を渡って、向こう側に行こうと約束した。

休みを取ったのはいいけれど...

2006-12-24 23:28:43 | Weblog

本当は今ごろ、湯沢でスキーのはずだった...が、雪がない。

そのつもりで相当楽しみにしながら、子供用のスキーをヤフオクで叩き落したりといろいろ準備してきたが、そんなことってあるの??って感じで、正直途方に暮れている(笑)。休み中何する? っていうよりクリスマス何食う?? 1日スキーして、湯沢の食堂でうまい飯を食ってる予定だったのに...。

「物心ついてからお正月に雪がなかったのは1回だけあったけど」とはいつもよくしてくれる現地のデスクのおねーさん。今回もちょっと無理を言って部屋を押さえてもらったのだが、自然の前にはなす術もない。こんなことは珍しいとのことで1月以降に振り替えてくれることにもなったので、今回はキャンセル。

どうやって説明しようかと思っていた子供は、不思議と聞き分けがよく、また1月に行こうねとなぜだかすぐに納得してしまった。あれだけ(サンタさんが早めにくれたことになっている)スキー靴と板を履いて、楽しみにしていたのに、なんか拍子抜け。切り替えが早いというか、執着心がないというか。まぁ公園で遊んだりできればそれで十分楽しいのか。

こちらはといえば、不意の休みに乗じて年賀状がほぼ完成。新しいプリンターはほんとに速くてきれい。とりあえず、あと2日の休みは年賀状を片付けて、子供と遊びながらちょっと仕事をしたりして過ごそうかな。

しかし、湯沢に行けると思っていたのにほんとに残~念!!




人生の彩り

2006-12-16 23:36:06 | 西荻

迷ったが車にした。18時半過ぎ、辺りはもう暗い。小田和正の自己ベストをかけながら笹目通りを一路南へ。登亭の最後の日。電車では明るすぎる。薄暗い車で正解だった。

花は西荻のあの花屋さんでと思っていたが閉店時間も気になり、電話番号があることを思い出して、ふと電話してみようと思った。昔はよく行った店だが、もう憶えていないだろう...だから電話では難しいかなと思うものの、8時までとのことで名前も訊こうとせずに快く受け付けてくれた。

光が丘が見えてくる。谷原はもうすぐ。ここにはよく原付で通った。池袋線をくぐり杉並区へ。立派なトンネルができてることにはあらためて驚かされる。トンネルを抜けると今川のあたり。この交差点はよくタンデムで横切ったな...。
もうすぐ四面道だというところでちょうど東京ラブストーリーがかかり、なぜか涙をこらえられなかった。後ろで寝入ってしまった子供を気にもせずに大声で歌いながら、青梅街道へハンドルを切った。八丁から左に入って中央線を越えたあたりに自分が3年間過ごした寮がある。敢えて前を通ってみる。変わらない下駄箱、薄暗い階段...その前を自分が運転する車で横切るのはちょっとした感慨があった。西荻で過ごす前の高校の3年間、自分の根っこを見るような気がして...自分は変わってないんだなと感じた。

それから自分がよく歩いた道を通って西荻へ。思いの他早く、7時半前に着いてしまった。狭い駐車場に車を止め、子供を起こして花屋へ顔を出した。やっぱりそうかという顔でご主人が迎えてくれた。8時までに取りに行きますといった僕に「ずいぶん早かったじゃない、まだ作ってないんだよ。時間つぶせる? あなたの子? 歳を感じちゃうね」「声の感じで知ってる人だってわかったんだけど、顔がぜんぜん想像できなかったんだ」と。

どうせ飲み物を買いに行かなければならない。やっぱり家にも持って帰りたいから、ついでにもう一つとお願いして一旦店を出る。酒屋でホッピー55を調達し、少し早いけど登亭に顔を出してみる。すでにコアメンバーがしっぽりと始めていた。もしかしたらこれで終わっちゃうのかなという寂しいでも、そうであってほしいという感じもした。遅い時間にもかかわらず、あいかわらず子供は大歓迎してもらえて嬉しい。

じゃぁちょっとと行って、花を取りに出る。戻るとすばらしい花束を作ってくれていた。あなたが来るんじゃ普通のものは出せないよと。それに子供にはプレゼントまで用意していてくれた。

「僕の持論は『つ』の付くときまでは徹底的に一緒に遊ぶこと。そうすればどんなに怒っても、乱暴しても離れていかないから。やっぱり男親に関心がないと離れていっちゃうよね」「また近くに来たら、花なんか買わなくても寄ってよ。おいしいコーヒー入れるから。奥様にもぜひお会いしたいなぁ」なんて話してくれた。

ただ花愛想なく花を買っていればそれだけ。きっとこんな温かい気持ちにはなれなかっただろう。「この花ってなんていうんですか」「本当にきれいなのを作ってくれますね」「母も喜んでましたよ」...別に高い花をいつも買ってたわけではない。ただこんな感謝の気持ちを伝えることをしてきただけなのに、10年振りに顔を出しても憶えていてくれて温かく迎えてもらえる。人によってはだから何? って思うんだろうけど、これこそは僕にとって人生の彩り、かけがえのない宝物だと思う。

幸いうちのガキはどこへ行ってもにこやかで感じがいい。花屋を後にして、子供にその気持ちを伝え、感謝した。

登亭に戻ってみると、もう大変なことになっていた。道にあふれんばかりの人。その人だかりに向かって親父さんが話しているところだった。昔は怖い親父だったが、今はこの閉店をわかっているのだろうかというくらい、いいおじいさんになってしまい、しんみりした様子もない。なぜか異様な活気に包まれていた。
ファンがみんなで思い出を語り合うというより、お皿やらサンプルなどの争奪じゃんけんなどで盛り上がり、我が家は2票あるなどと言っていたら、ほんとに子供がお皿をゲットしてしまった。

...もともとはmixiで登亭コミュニティーを見つけてそこから全てが再び始まった。「再び行列を」というユーモアたっぷりでいて粋な企画から始まって、今日のお別れ会に至るまで何の見返りもなく仕切ってくれたカメーさんに心から感謝したい。それがもう少し続いてくれれば...そんな気もするけれど、最後の1年ちょっとをまた一緒に、僕にとってのセカンドシーズンを過ごせたことを心から感謝したい。

終わるということは、決して悲しいことではない。それは誰にとってもまた新しいページの始まりだから...

中締めの後も何人かがカウンターを囲んで名残を惜しんだ。それでもどこかで切り上げなければならない。お母さんに最後のお礼を言って、カメーさんとマキさんと西荻駅前で別れた。
登亭の終わりは寂しい。でもまた、ここから新しい関係が始まりそうな気がした。

10時半前に西荻を後にして、11時には家に着いた。途中笹目橋では思い切りアクセルを踏んでみた。やっぱり車で正解だった。



リモコン

2006-12-06 23:05:26 | Weblog
 
ビデオのリモコンが壊れて久しい。液漏れしてしまい使えなくなったのだ。一度は修理を試みたものの、部品として取るので6750円と言われ二の足を踏んだ。

リモコンがないと予約ができない、入力切替ができない、3倍・標準の切り替えができない...。それでもあんまりテレビを見ないのでどうにかそれで過ごしてきたが、さすがに困ることもある。98年に買ったものだから、この際激安のに買い換えるか、あるいはHDD付きのを買うかと思っているところに、「ヤフオクで探せばあるんじゃない」というアドバイスをもらった。

まさかなぁと思いながら、壊れたリモコンを引っ張り出し品番を検索してみると...あるじゃないですか!!! 即決1500円!そこはそういう部品ばかり扱うショップで相当な種類のリモコンが出品されていた。ロングテールを捉えるネットならではのニッチ戦略。

大して使わないビデオを買い換える必要もなくなるし、何よりまだまだ動くものを使えるのはありがたい。微妙な金額ではあるけどこれはいいやと即決、このほどリモコンが届いた。

ちゃんと動く。ということは予約ができる!! 切り替えられる!!!

こういうビジネスモデルっていいなと思った。大して儲からないかもしれないが、社会的意義は十分ある。少なくとも僕にとっては、無茶苦茶ありがたいお店だ。



プラネタリウム

2006-12-04 23:24:39 | Weblog

これを単品のエンターテイメントと考えるか、教育の延長線上にあるものの考えるかでかなりの開きがある。ここ1ヶ月程度で3回、プラネタリウムを見た。2度は旧浦和の青少年科学館で、1度は大宮の宇宙劇場。

前者はさまざまな科学に関する展示の中にプラネタリウムもあるというイメージ。出てきたところには宇宙に関する解説があったり、科学に関する本がたくさん集めてあるところがあったり。フライトシュミレーターなどの様々な展示は子供でも楽しめる内容で入館だけなら無料。

後者は大宮の駅前にあって、プラネタリウムのみ。雑居ビルの中にあってまわりは予備校やらカルチャースクール。子供曰く「これだけ??」。

カップルでデートに出かけるというのであれば、後者も悪くないと思うが、その違いは投影する番組・内容にも現れている。科学館は番組の種類こそ少ないが、今夜の星空解説に力を入れている。初めて見たときにはその内容と語り口に本当に感動した。

一方宇宙劇場は種類が豊富だが、星空解説はごく簡単。もちろん子供向けだからというのもあると思うが、そもそもの姿勢の違いが感じられた。

プラネタリウムなんて本当に子供のとき以来だったが、おもしろいものだなと思った。

プリンター

2006-12-03 23:16:50 | Weblog

3年使っていたプリンターが突然壊れた。サポートに電話すると修理費9000円程度、持ち込めないなら宅配便送料1500円程度とのこと。37000円で買ったとはいえ、それだけ出すなら最新のプリンターが買えそうだ...。

ということで新しいモノ好きの虫が騒ぎ、いろいろと物色してみた。そうえいば、ファックス電話も結婚記念にもらったものでかなり調子が悪い。この際ファックス複合機もどうかと検討する。めぼしいもののパンフレットを集めて、Webも見ながら徹底的に比較。(この検討する過程が楽しい。相当突っ込んで比較しないと気がすまないので、僕は家電のセールスをやったらそこそこの成績が出せるんじゃないかと思っている。)やっぱりファックス電話付きはプリンタ機能が弱いがネットワーク機能がついている...とはいえそんなに使うわけではないし...。

結局悩んだ末、Canon MP600に決定。20000円強で買ったが、このプリンタの速いこと!! きれいないこと!! 何よりもすごいのは、CD/DVDのレーベルをコピーできるということ。単にガラス台にCDを置くだけできれ~いにコピーできる!!

買った直後、やっぱりファックス複合機もよかったかななんて思ったけど、そんな気持ちは吹っ飛んだ。ほんとにテクノロジーの進化はすごい。3年経って、半値になって、機能は大幅アップ。

それにしても、価格.comの口コミ情報の威力はすごい。相当参考にさせてもらった。

asimo

2006-12-02 23:22:47 | Weblog
 
「アシモ~!!」

っとみんなで大きな声で呼ぶとasimoは舞台の袖からゆっくりと、ときおり手を振りながら歩いてきた。

今さいたま青少年科学館ではロボット展を開催している。上記はその一環で市内の小学校・中学校向けに行われている「asimo理科授業」の一コマ。一般の人もホールで行われるその授業を後方の席から「参観」できることになっている。

やはり目の前でasimoが動くのを見るのは、展示してあるモックアップを見るのと比べると、数段上の感動があった。

この科学館で行うプレゼンは本当にすばらしいと思う。何よりも科学を「楽しい」ものとして伝え、「わくわくする」ように話をしてくれる。

今回も、ロボットの歴史から始まって、2足歩行の原理を実際に生徒たちに体験させて理解させたり、いろいろなことを子供たちがわかるスピードで、しかもインタラクティブに授業を進める。圧巻はasimo登場であたかもasimoが自分の意思で話したり動いたりしているような動きをさせて散々盛り上げた上で、「実はね、あそこにいるおにいさんが命令を出してたんだよ」と敢えて舞台の端に座らせていたオペレータの方を紹介するところ。当たり前だが、ロボットは実際にプログラムしたことしか実行できないのだ。
しかし、センサーを積んだasimoは、あらかじめ登録しておいたことについては「自動で」実行できる。今度はオペレータのおにいさんが機械から離れて見せて、声を掛けるとasimoが振り返ったり、ある決まった言葉を話しかけると、それに応じて応えたりする様を見せる。最後には、この技術をどう使うかはあなたたちの意思にかかっているという大きな「宿題」を出す。でもそれで終わったら面白くないので、最後にきちんと、asimoにサッカーボールを蹴らせて小さなゴールに入れさせたり、音楽に合わせてダンスを披露させて締めくくる。

来館者もまばらな朝早く、親子で展示を見ているときにスタッフの方がこれまた楽しそうにいろいろ話してくれたのだが、ほんの20分少々のことをさせるのに、その準備のためにオペレーター2人が1週間以上かけてプログラミングしたりするそうだ。また、手の部分は非常に微妙で科学館のスタッフですら触らせてもらえないと言って笑っていた。
テレビの画面で実際に動いているところだけを見ると、本当にごく簡単に動いているように見えるが、実はまだまだそこに至るのには相当の労力が必要な段階であるようだ。

4歳の子供にどこまで理解できたかわからないが、「見る」ということ自体きっといい体験だろうし、何より自分が相当楽しかった。