Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

大阪

2008-11-29 02:36:59 | Weblog
 
今度は午後ののぞみで大阪入り。GMCのYear-end Partyに出席するためにやってきた。

途中浜松や三ケ日の景色を眺めながら、新潟にいたころ、お袋が毎月母の世話のためにローカル線を乗り継いで通っていたことを思い出し、メールを書いた。なかなかできることじゃないよ...いろんな事情があっただけにえらかったねと。送信したころには母の生まれ故郷豊橋を通過すると電光掲示板に...。新しいパノラマカーなのか、遠くに名鉄が見えた。

いろいろメールを片付けていると、大阪に着くころに母からファックスで返事が届いた。便利なものでメールになって飛んでくる。泣ける内容だったけど、明るく返事を返して、中津へ。地下鉄の切符を買って改札を通るとホームへのエスカレータはなぜか上り...「地下鉄やないやん」と突っ込みたくなりながら保田さんのオフィスへ向かった。

「よう来たなぁ、ありがとう」

そう言って迎えてもらえる。それだけで嬉しいよね。そこでスタッフの方々にもお会いして、荷物をまとめてタクシーで会場へ。

保田人脈の総決算的な集まり。今年でGMC発足9年目にして7回目とのこと。利害なしで、ほんとに人としての繋がりだけ...。テーブル対抗ゲーム、逆じゃんけんやら、プレゼント交換。しゃれた企画で楽しみながら、テーブルでのおしゃべりも楽しみつつ、保田さんがほんとうに隅々まで気を配っておられて...スタッフの方々がばっちり盛り上げて、ついでにレストランの支配人も絶妙のイタリア語というか大阪弁というかで盛り上げて...。ほんとうに楽しい会だった。

数名での2次会にも誘ってもらい、またまた真剣にいろいろ話した。論理から入ると屁理屈になるから、まず行動から入って、Vision、論理へ返るようにする...期間で目標を考えるのではなく、回数で目標を捉える...などなど、高度な実践論もあって、とうにサウナに間に合う時間を過ぎて店を出た。

そのまま大阪駅で降ろしてもらって、サンライズ出雲を待つ。結局15分遅れで入線。これならサウナ行けたじゃん、と言っていても仕方ないので閑散としたトイレで歯を磨いて到着を待った。

乗ったらすぐに車掌さんを捕まえてシャワーカードを購入。前に入っている人がいてちょっと待ったけど、シャワーはすこぶる快適。下手なホテルのシャワーブースより広い感じ。6分間の給湯時間も思った以上に長くて時間が余ったくらいだった。ドライヤーも付いてるし、さっぱりして個室に戻った。

バスに比べたら格段にいい。何より個室だし、ゆったりできるから、こうしてblogも書ける。子供のころから憧れの寝台列車、ブルートレインではないけれど、これなら朝からのクラスも大丈夫そう。といっても今回は自分でやるのではないから、こんなこともしてられるんだけど。

こういう方向にシフトできたら...そういう土壌はここに確実にある。そんな確信も含めて、すごく楽しい大阪visitだった。

さぁぼちぼち寝ようかな。また明日の卒業式はきっと感動的なものになるだろう。


アシスタント

2008-11-22 23:20:51 | Communication
 
今回のクラスは、アシスタントトレーナーとして参加させてもらった。その9月に始まったクラスも今日セッション11を迎えた。

普段はいろいろなこと考えながら受講してくださる方々のレポートを聴かせていただくのだが、今日はただただ皆さんの話に聴き入る機会をもらい、いろいろな思いが頭をめぐり、AもBも涙が隠しきれなかった。

サンプルをしてくださるアシスタントの一人。朝の練習のときに、この人は今ここで挑戦しなかったらずっと変わらない...今殻を破ってほしい、人間は信頼にたる存在なんだということをもう一度認識してほしい...どうしてもそう感じ、あえて遮って、もう一度挑戦してもらった。聡明な彼女は「このクラスは大丈夫」という私の意図を理解してくださり、心を開いて感情を揺さぶる話をしてくださった。もう一人のアシスタントの方も、やはり心からのメッセージをクラスで伝えてくださった。その生き生きとした姿は聴く者をつかんで離さなかった。

そんなサンプルが引き出した受講者の方々の話はこれでもかというくらい、心からのメッセージばかりだったし、サマリーで話されていたみなさんの話のひとつひとつは本当に感動的なものだった。

これぞWilliam Longgoodが書いていた世界。今回このクラスを担当したTトレーナーは、それを見事に実現した。

つい数週間まで自信がなさそうだったこの人がこんな話をしてくださる、これまでそんな考え方すら知らなかったという方が果敢に挑戦して勝ち取った成果を話してくださる...ほんの12週間でここまで人が変わるのか...、そんな目の前のすごいことを包み込むように自然にその人柄でクラスをリードするトレーナーを眺めながら、涙をぬぐわずにはいられなかった。

アシスタントレフリーの任務は、レフリーが最高のゲームコントロールができるようにサポートすること。レフリーとともにチームで最高のコントロールを実現すること。

天が与えてくれた今回のアシスタントトレーナーという機会。その意味では、その任務を全うできたかなと今日は自分の中に、トレーナーよりも1週間早く大きな満足感を感じた。こんな機会をもらえたことを心から感謝したい。


ボジョレ

2008-11-19 23:37:31 | Weblog
 
「ボジョレーあるけど飲む? ほんとは明日12時解禁なんだけど、いいわよ」
「1本は飲めないよ~。飲める?」

といいながらも、「こういうのは縁起物だから」と開けることに。結構おいしくて飲んできた後なのに2人で1本空けてしまった。

なぜか沖縄料理を食べた後、駅までの帰り道、交差点で立ち止まり、

「もう遅いけどどうしようか」
「今日は帰る?」
「どっちでも...」

なんていう会話をしんがら、じゃぁ1杯だけ飲んで帰るかと言って寄ったお店。大歓迎してもらえて、楽しくて、ボジョレもおいしくて、寄ってよかった。ついつい時間も忘れて長居してたら、もう電車は赤羽止まりしかなく...タクシーに乗ろうと改札を出ると南浦和行きの深夜バスが待っていた。あー、これが噂のやつか...そう思って乗るとそのまま爆睡。タクシーに乗り継いで2時過ぎに家に帰り着いた。

なんだかものすごく楽しい夜だった。次の日もなぜか朝から気分がよく、1日楽しくてしょうがなかった。相当酒が残ってたのかな(笑)。

素敵な時間をありがとう。

京都

2008-11-14 23:05:26 | Weblog
 
やってきたぜ、京都。生涯2回目。15歳いや16歳のときに来て以来。今回はサービスイノベーション研究懇話会のメンバーで、京大のサービスイノベーション国際シンポジウムに参加しようという企画で、会社を休んで朝からのぞみで京都へ。東京からIさんと一緒に出発。いろいろ話してたら、2時間ちょっとなんてすぐだね。

シンポジウムはなかなか勉強になる内容で...というよりもむしろこうしてみんなで京都に集まって束の間の休息を過ごしているというのが楽しくて。Open Innovationとかなんとかというよりも...。でも午後のハイアットリージェンシー京都の総支配人と柊家の女将さんを招いてのパネルディスカッションはすごく面白かった。日置教授がファシリテーターをされていたけれど、本当に鋭い論点からお二人のサービスに対する目に見えない感覚的な部分を形にして引き出す引き出す。これは本当に楽しかった。思わず帰京して3人の方々に葉書をお送りした。

シンポジウムの後は、保田さんが気を利かせて前日に始まったばかりの清水寺に案内してくださった。まるで修学旅行の気分。Iさんも昨日テレビで見て行きたいなと朝の新幹線で言ってたところ。素敵にライトアップされる清水寺とところどころ赤い紅葉。寒くもなく混んだ参道もいい雰囲気を醸し出していて、最高だった。

それから祇園に移動して割烹で食事に。途中寄った祇園の交差点のローソン。ここだけなのか、コンビニで花束が売ってるのがおもしろい。割烹までの道すがら細い路地を入ったところにあるお菓子やさんでお土産を購入。京都らしい上品なお菓子を教えてもらって北海道へも送らせてもらった。

割烹いいもりではおいしい魚を堪能しながら、第4回サービスイノベーション研究懇話会と題して、今日のシンポの振り返り。そうとう知的で楽しい席になった。第3回の議論で詰まったところと同じところでとまってる...ということは京都大学大学院に引けを取らないレベルだねという結論(?!)。でも実際相当いい線いってる感じがする。

それから今度は先斗町に移って少し飲んで、その辺りに宿を取ったIさんと別れて、Sさんと駅に向かった。駅に着いたのは11時過ぎ。お土産は買い損ねたけど、楽しい思い出を胸に、夜行バスに。3列シート、シートピッチ120センチ、140度までリクライニング...憧れのバスに乗り込むと...なんだよこんなもんかいってな感じ(笑)。それでも席に横になるとそのまま寝入って、何度か目が覚めたけど6時40分に新宿に着き、そのまま渋谷へ向かった。

ほんとに楽しい1日だった。


誕生日

2008-11-07 23:59:21 | Weblog
 
今日はVisitorとの晩飯が入っていた。以前Iさんに連れて行ってもらったこなからを取ってさも自分の店のように案内した。8時半が入れ替えの時間で、うまい具合に追い出され、そのままオフィスに戻った。

そしてなんとなくmixiを見ると、今日が僕の大事な人の誕生日だと再認識する。Oの書き込みを見て、なんだか僕もそこにいなきゃ...そんな気持ちに駆られていても立ってもいられなくなった。

目と鼻の先の東京駅のホームを眺めながら、今20時58分、21時のライナーは間に合わない。確か21時30分があるはず...残っていた仕事もそこそこに携帯で席を確保して、「お先に~」とオフィスを後にして、地下の成城石井でヴーヴを買った。

立川に着くと、改札がいやにきれいになってて驚いた。そのままなんだかワクワクしながらakariへ。着いてみると会ったこともないY田さんに歓迎され、現店長のK田さんにも歓迎され、ニューフェースのH沢さんにも「Hさん」なんて呼ばれてなんだかすごく嬉しい。

そして親友のOが店の前を通りすぎるくらいの勢いで登場。そしてTさんも。

そう、今日はakariの5回目の誕生日。僕なんかが計り知れない苦労や苦難、いろんなものを乗り越えてここまで来たんだよね。僕はきっとそのほんの一面すらも知らない。それでも唐突にやってきた僕を歓迎してくれ、そんなよそ者にも優しく、この貴重な瞬間をともに過ごさせてくれるOに、Tさんに、Kさんに、Yさんに、心から感謝したい。

ほんとに今日は来てよかった。ほんとうに楽しかったし、すごくポジティブな刺激をもらえた。このままの勢いで、明日のクラスに突っ込みたい。

O、あらためて、おめでとう。そして今日はありがとう。

いつか、一緒に組んで仕事しような。約束だぜ!


敗戦の辞

2008-11-06 23:59:09 | Weblog
 
スピーチを語るものの端くれとして、一度は聴かなければと思っている中、友人・知人のblogに触発され、たった今youtubeでObama氏の勝利スピーチを見た。誰がなんと言おうと世界一のレベルのスピーチ。内容、表現、すべてにすばらしく、聴く人を魅了し、Inspireするすごいスピーチだと思った。何よりも聴く人と同じ目線で、この国を立て直していこう、みんなでやらなければならないんだ、というメッセージは、今までこういう舞台で見ることができなかったリーダーシップのあり方ではないだろうか。

他人の国の話ながら、感激しながら3つに分かれた動画を見させてもらった。106歳の女性の話を通してアメリカの歴史を語り、聴衆を鼓舞する...よくよく考えればものすごく計算高い(あるいは天性なのか)作りがあるなと感じた。ただ、それでもそのひとの人となりがなければ、どんなにいい原稿でも感動できない。その意味ではいろんな苦難を乗り越えて上院議員になり、選挙戦でも相当な苦労を重ねてここまで勝ち残り、そして新大統領の座につくことになった...、そんなすべてがにじみ出る飾らない、いばらないObama氏の人柄には強く惹かれるものがある。

では一方で、McCain氏はどんな敗戦の辞を述べたのだろうか...。そもそもMcCain氏とはどんな人なのかと興味を持つ。便利な世の中だ。検索すらする必要もなく、youtubeのSuggestionのままクリックしてみると...

彼の言葉はObama氏よりも、ずっとわかりやすかった。日本語訳がなくてもほとんど理解できた。そして何より、すごく感動的だった。負けが決まった瞬間、これほどまでに素直に相手を称え、そしてアメリカは1つになって再建していかなければならないんだというメッセージを、真摯にそして本気で伝えようとできるだろうか。

途中ブーイングすらする支持者を前に、あそこまで率直に話すにはきっと勇気がいるだろう。Obama氏の祖母の話に触れたり...これも計算なのかもしれないが、それをまさに真摯に語っているこの姿も、この人の人柄なしには語れないだろう。

2つのスピーチを比べると、私は圧倒的にMcCain氏のスピーチの方が感動的だと思った。2つを見て後から思うのは、Obama氏は話し方はという面では期待したほど感動的だという印象はなかった。一方でMcCain氏は、期待がなかった分というのもあるが、わかりやすい話し方、積み重ねてきた歳、そして真摯な人柄が何よりも印象的だった。

ネットで検索するとわかるが、この感動的なスピーチはほとんど訳されていない。ざっと見た限り、いくつかのblog上で翻訳があるだけ。勝てば官軍とはいえ、ググれば当たる勝利宣言よりも、すごく感動的なのにこのまま知られずに忘れ去られていってしまうのだろう。

日本の政治家は、勝っても負けてもこれほどのスピーチはできないだろう。そう思うと本当に残念。スピーチ...ただ話すだけでこれほどまでに人を感動させることができるのに。僕が唯一印象に残っている政治家の話というと、大前研一氏が都知事選で青島氏に負けたときの敗戦の辞。他の陣営が青島氏をコキ下ろしている中、「私は青島さんをサポートする。(他陣営が)この期に及んで有権者が選んだ青島さんいじめを続けるのであれば、私は許さない」というようなことを言っていて、この人はすごいな...と思ったのを今でも鮮明に覚えている。

ぜひMcCain氏の敗戦の辞も聴いてみてください。きっと感動するでしょう。少なくとも、聴く価値は絶対にあります。