Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

駐車違反

2006-07-18 22:34:35 | Drive
人生初の駐車違反!! あと半年でもうすぐで20年間無事故無違反だったのに...。貼り付けられた通告書の説明も判然とせず、運転席に座り込んでしばし呆然としていた。フロントガラスを叩く雨も手伝って、このまま出発したら事故っちゃうんじゃないというくらいブルー。これ以上ないというくらい凹んでしまった。

思えば免許取りたての16のとき、原付に乗って52キロオーバーで捕まった。高校時代はずっと原付に乗っていたし、大学に入って単車にも乗っていたが、それ以来絶に捕まるもんかと、安全運転に努め、今日まで違反一つなかった。なのに...。

あまりのショックに、雨のしとしと降る暗い夜、なんかすごく悪いことをした気になってしまったが(笑)、よく考えればほんの1万円程度の反則金の話。落ち込むような話ではないな、と気を取り直して出発した。

あーでもあのとき駐車場に入れとけばなぁ...。いやあの瞬間は満車だったんだよなぁ...、などといろいろ考えたが後の祭り。

そもそもたまたま乗ったタクシーの運ちゃんが自慢げに話してくれた、前日行ったという新制度説明会の中で、パーキングメーターの時間超過は捕まえないなんていう怪しげな話を話を自慢げに話してくれたのを信じてしまったのがいけなかった。さすがに数時間超過すると捕まえるらしいということがこれでわかった。

家に帰って、黙ってネットで新制度について検索。どうやら出頭しなければ減点もなく、反則金だけで済むらしいことがわかった。

が、わざわざ会社に車で行かなくてもと言っていた妻には内緒。まっ、どうせ封筒が届くからバレるんだけど、金払うの俺だしね。

行ってきましたGPO

2006-07-16 23:26:53 | Drive
3連休中日を狙って、行ってきましたGuam Premium Outlet、じゃなくて御殿場プレミアムアウトレット。本で読んで前から行こうと言っていたの20%、車で遠出したいというの80%、ほとんど理由後付けで行くこと決定。

アウトレット自体は、ほんとに大したことなくてほとんど収穫ゼロだった。普段からかなり安いものしか買わない我が家にとっては、特段安いという感じもなく、かつ、大しておしゃれでもないので、ほとんどを占めるファッション系も興味なしなので、一通り見て、高い飯を食って、観覧車に乗って帰ってきた。

朝6時半に出ようと思いながら、結局7時少し前に出発。それでも東京インターまではそれなりにスムーズに走った。しかし、東名はすでに大渋滞...。まだ7時半っすよっ!!! 途中海老名で朝飯を買うのに止まったとはいえ、結局着いたのは9時半だったから2時間半かかった。

運転自体慣れていないし、うまくもないので、普段ならこんな走ったらへろへろになっているところだが、ほんとに疲れを感じなかった。エンジンにパワーがあるので瞬時の加速が楽にできたり、安定感があるので気を遣わずに運転できる。80キロくらいからスピード出してる感じはするけど、その感覚が120キロくらいまで変わらない。もう少しいけるかなとメーターを見るとおっとっとやばいやばいという感じ。

きっと運転がうまければ、P10でもその能力を最大限に引き出し、この車に負けないくらいの走りができるんだろうけど、この車はシロートでも楽に運転できることを実感した。帰ってきても結構ピンピンしていたのは驚きだった。

本日の最高時速150キロ。復路東京インターの料金所を抜けたところで、前を行く速い車についていったら出てた。きっと思いっきり踏んだら200キロ出るんだろうな。どっかに絶対捕まらない安全な直線ってないかなぁ?!

新車

2006-07-15 21:55:02 | Drive
ギリギリまでシルフィーを新車で買おうかと思っていたが、今考えると買わなくてよかったと思う。というのも、新車だと最初の1500kmは「ならし運転」しなければならない。10年乗ったP10も結局7000kmしか乗っていないことを考えると、2年以上ならし状態になってしまう...。

それなら、同じコストでグレードの高い車に乗ったほうが面白い。それに乗り換えるのにも状態にもよるだろうけど、目減りが少ないだろうし。

まぁしばらくは週末車に乗るのが楽しみでしょうがない。早く遠出したい!!

ドイツで学んだくるまのこと

2006-07-14 21:34:30 | Drive

「だいだい日本車のスピードメーターっておかしくない?」

研修先で一緒になった地元の研修生の友人でメカニックをしているというヤツが、矢継ぎ早に僕に質問ともつかない話をした。

「普通100kmあたりが垂直からちょっと左に傾くくらいの位置にくるようにメーターをつけるんだけど、日本車はバラバラでわかりづらい」

「それにエアコンや、カーステの位置も変だ。すごく下に付いてることが多いから、運転中に操作するのに危険極まりない」

ドイツ車のメーターは50kmのところにマークがついていて、80kmの表示も赤字になっていたりする。なんでなの?と訊くと、パッと見てわかりやすいから。市街地なら50km以下で走ってれば捕まらないし、郊外でも80kmが境目になるから見やすくしてあるんだ、という。なるほど、要はスピードを気にする余りメーターを覗き込む必要がないということらしい...。

ドアの取っ手も実につかみにくい。どうして指を全部通して「掴める」タイプにしないのか。事故ったときに救助しづらいではないか。それに、自動的にカギが閉まるのはなんとかしてほしい、基本的に走っているときはカギを開けておくべきだから。

フォグランプを点けるのも、霧が発生しているとき以外は禁止で、見つかれば罰金を払わされることなる。そりゃぁ、普通の状況でそんなものを点けたら先行車、対向車には迷惑そのものだから。

かといっても、連中はライトは日中でもちょっとでも暗くなるとすぐに点灯する。ライトを点けるのは行く先を照らすのももちろんだが、それよりも自車を認識してもらうという目的がある。ライトを点けていればより早く視認されるから、ぶつかられる、ひいてはぶつかってしまうリスクが減る。

ハザードランプも、あくまで緊急時に点けるランプであり、めったやたらに点けたりしない。だからドライバー自身が点けていることを認識できるように運転席でも赤色のライトが点滅して知らせる仕組みになっていることが多い。

高速のマナーも然り。150kmで巡航していても、200kmでかっ飛ばしてくるポルシェに抜かれるという世界では、ほんの少しの計算の狂いが即命取りになる。追越車線では、後ろから速い車が来るとみんなさっと走行車線によける。そうすることによって、速い車は余計なブレーキングなしで巡航でき、それぞれが安全に走行できる。制限速度を守って走ってるからと日本では追越車線をブロックする車両が多々あるが、これは思わぬ危険を誘発する。ブロックされた車は勢い左から抜きにかかる。本来遅いはずの車線に速い車が走りこみ、そこはレースのように無秩序な世界になる。うまいレーサーだけがいるサーキットならいいが、首都高でそんなことしてたら誰かが事故る...

見て見て! 僕の車、フォグランプ付いててカッコいいでしょ!! と言わんばかりに雨すら降ってないのにガンガンにライトを点灯している対向車を見る度に、こんなことを思い出す。

車はもともと危険な乗り物であり、それを承知した上で利用しなければならない。車は決してステータスを表すために存在しているわけではない。


スポーツ・ドライブII

2006-06-11 23:13:14 | Drive
日曜日に納車というのを、どんなに遅くてもいいからと無理を言って土曜日にしてもらった。というのはまた日曜日の出勤に使いたいと思ったから。

先週よりも起きるのが少し遅れてしまい家を出たのが7時。この30分でこんなに違うものか...明かに道が混んでいて、あいにくの雨も重なって先週みたいに飛ばせない。それでも要所のカーブや空いたストレートで無理をしてみる。

メーターを見ながら慎重にスピードを出しながら突っ込んでみるが、確かにカーブではそのスピードを感じさせない。車体は重たいがあきらかに安定している。ストレートでもエンジンが2.4Lなので1.8Lとは違い、少し踏むとガーっとスピードが出る。

しかしほんとうに驚いたのは、謳い文句どおり、高速で走っているとリヤウィンドウがまったく濡れないこと。いかにドライバーが運転に集中できるようにするか、いかに乗員の安全を守るか...
これでもかというほどにそのコンセプトだけを追求して作りこまれているのには、実際に乗ってみて感服した。あくまで人の感じ方だが、ついているこの装備を考えたら安いのかもしれないと思えた。

シルフィーも隅から隅まで内容をチェックしたが、今になって比べてみると、半分は「いかにかっこいいスタイルを演出するか」「いかに快適な居住空間を提供するか」というのがテーマなんだなと感じる。その証拠に安全や運転しやすくするための装備はほとんどがオプションになっている(もちろん、オプションを全部付けたって値段はとてもかなわないのだが...)。

車幅はプリメーラと35ミリしか違わないのだが、ドアの厚みの違いや車体の感覚に慣れないところへ、車重が重たい上アクセルが重たいので、車庫入れが辛い。この車を細部まで楽しめるようになるまでは少し時間がかかりそうだ。

しかし、子供のように興奮して疲れた。しばらくは思い出すだけで楽しそうだ。

スポーツ・ドライブ

2006-06-04 22:03:14 | Drive
金曜日に問題が発生しどうしても少し片付けておかなければ、月曜日が辛い。7から11時、4時間で片を付け12時には家に帰ろうと心に決めた。さて、7時から仕事を始めるには、早朝は接続が悪いので電車ではかったるい。じゃぁ車で行くか。夜中のタクシーの経験からうまくすれば30分で着くかも知れない。そう思い、今日は初めて会社まで車で出掛けた。

6時に起き、駐車場から出して走り出したときに時計は6時33分だった。

さすがに日曜の早朝は空いている。大宮バイパスを南下し、戸田南まではすぐだった。首都高も速い車ばかりでペースはかなり速い。普段怖くてスピードを落とすカーブも今日はOverdriveをオフにして突っ込んでみる。案外曲がれるものだ。そりゃぁまわりの車にできてこのP10にできないはずはない。30L入れたばかりのガソリンもどうせ使い切ることはできない。カーブや減速にO/Dオフを多用してちょっとしたスポーツドライブを楽しむ。

もともと車は結婚してから乗るようになったので、よく考えれば一人でドライブするなんてことはほとんどなかった。まして首都高にのって飛ばすなんて多分初めてだろう。

車の特性、標識、前方、後方の状況、カーブの角度、出口と前方車両のスピードを勘案した位置関係、自分が走るスピードの中で、こうしてとっさにいくつかの判断をくり返していくスリルは自分には新鮮で面白かった。

一ツ橋のランプを降り、皇居の前を通って赤羽橋方面へ。車を停めてオフィスの入り口で時計を見た時はまだ7時数分だった。6時22分の電車に乗って駅に着くのが7時13分だからかなり早い。それにスリルを楽しんだ興奮でバッチリ目が覚めていて、すでに戦闘態勢という感じもいい。

座高の高い僕には視界が悪いし、運転がうまくない者にとっては「無理に」走らせている感が否めない部分もあるが、確かにP10はなかなか走る車だと思った。この車ともあと1~2週間だと思うと、もう少し乗っていてもよかったかなと感じる。買ったとき38000kmだったメーターも、帰りにちょうど45000kmを超えるだろう。

帰りは少し遅くなってしまい、結局出発は11時40分。皇居前がイベントのために封鎖され、知らない道の回り道を余儀なくされたが、なんとかうまく飯田橋ランプまでたどり着き、家に着いたのは12時半前。回り道のわりに、思ったよりすごく早かった。

日曜日なんて、ちょっとうだうだしていたらすぐに1時、2時になってしまう。朝から効率よく仕事を片付け、昼飯食って午後は家族と過ごす。これはなかなかいいと「これから休日出勤のときは車で行こうかな」と言うと、「休日出勤なんかしないでください」と返ってきた...そりゃ確かにそうだ。


ネットの力

2006-05-30 23:24:19 | Drive
P10は下取りに出すことに決めていたが、面白半分に見積り依頼したガリバーからの電話で、どうやら廃車にすると税金の還付を受け6万円戻ってくることがわかった。にわかに信じられなかったが、自分なりにネットで調べても確かにそうらしい。そこでディーラーに電話をして、交渉した。

「実は車検を通したばかりなので、前払の税金・保険料の価値があることがわかりました。ただこの前お話したとおり、僕としてはまだ走るこの車を廃車するのは忍びない。

そこで、僕としてはお店で引き取ってくれて、かつこの前はずしたポリマー加工と希望ナンバーのオプションを付けてもらえるのが一番ハッピーです。それがお店的に難しいということならば、最初の約束どおり、下取りを取り止めて下取り手数料の返金の代わりに希望ナンバーを付けてください。

とにかくもうサインした契約書の金額を変更したくはないので、どちらかで検討してみてください」

と条件を出してみた。

すると夕方、ご希望に添える方向でやります、ただし、どうしても売れなかったときは廃車しますけどそれはご了承くださいという返事をもらえた。

交渉成立。自分に一番都合のいい形で折り合いがついて嬉しかった。

ガリバーのおかげで車の価値を知ることになったが、それでもネットで「自動車税 還付」「重量税 還付」「自賠責保険 還付」なんかで引くと、一発で事実を確認することができた。一昔前ならとても考えられないことだ。本屋に行ってやっと見つけても、さて一冊の本にすべて書いてあるかどうか...。ネットがあれば居ながらして必要な情報が手に入る。情報の希少性がが極端に下がっている。


眠れない

2006-05-28 23:13:15 | Drive
眠れなかった。子供みたいで我ながら可笑しかった。

大宮での鉄道ふれいあいフェア。電車で行くつもりが、その日は効率が悪いと知りながらなぜか車で出かけた。その道すがら新都心のあたりで、白いMercedesが飾ってあるのが目に入った。通り過ぎるそのほんの一瞬に値段と形式を確認、「帰りに見てみよう」と思った。

鉄道フェアを1日楽しんだあと、帰りに寄ってみた。そこは磨き上げられた外車ばかりが並ぶこじゃれたディーラーで、普段の僕なら足を踏み入れないようなところだった。その割にはイメージと違う優しそうなタイプのセールスが出てきた。「外にあるの見せて」というと、小雨を気にしてすぐに場内に動かし、さらにはその場で「試乗してみませんか」という。どうせならと乗ってみると、ヘッドクリアランス、自分の座高からの視界の良さ、車内の雰囲気...どれをとってもシルフィーとは「違う」なんともいえない良さを感じた。セールスも機能やら装備やらいちいちこれは何という僕の細かい質問にいやな顔ひとつせずに真摯に、的確に、丁寧に答えてくれた。物腰やわらかで話の一つ一つが信頼できる印象を持った。

店に戻り、子供がビデオを見せてもらっている間に話をする。この会社は平行で新車も扱っていて、各社の診断器も自前で持っているので今後の整備もきちっとできるし、使える部品は残したりなど正式なディーラーよりも小回りがききますとのこと。Kさんは即決で考えてくださるなら価格は考えるというので、思い切って指値をしてみた(このときは不動産関係でいつもお世話になっているTさんの顔が浮かんだ)。さすがにそれは無理ですとのことだったが、ETCを新たに取り付けて、これでという値段を出してくれたのでそれで決めることにし、一応正式な返事は帰ってから、遅くとも翌朝にすると言って店を後にした。

話をすると麻美は本当に好きなようにどうぞという感じだったので、あとは相場とその店のチェックだけが残る。子供を寝かしつけるときに一緒に寝てしまい、当日中に返事をすることはできなかったが、3時ごろに起き出し、ネットでチェックした。
さらに安いところは確かにあるが、相場的には悪くないだろう。Webで初めてドイツ車を中心に扱うという店のコンセプトや、会社概要なんかを知るがなかなかいい感じで、信頼できそうだ。価格の点だけもう一度彼に確認してまともな答えが返ってくるならサインしようと決めて寝に戻る。しかし、

...30分おきに目が覚めてしまい、眠れない。

こんな子供みたいな興奮はシルフィーにはなかった。やっぱり自分はどうしてもMercedesに乗りたかったらしい。そんな潜在的な気持ちがこんな形で証明された。

翌朝午前中、車検のときに間に合わなかった部品が来たといういうので、日産にトランクステーの修理に出掛ける。担当営業マンは新車の見積もりを持って待っている。その見積もりというは僕が「自分で」Webから拾い出し、事前に知らせておいたオプションの集大成。計算しただけの、セールスとしての何の付加価値もついてないただの表だ。それなのに...それなのに見積もりに載せられたETCのタイプは実は付けられないみたいのなので、その場で確認しますと言い出す。待つこと10分近く。もう無理だ...。彼が引っ込んで調べている間に、昨日のディーラーに電話して、「2、3確認したいことがあるけど、買うってことでお願いします」と連絡した。

シルフィーは確かに横から見たラインの美しさなんかなんとも言えないし、内装もかなりイケてて本当にいい車だと思う。しかし、このセールスからは買えない...少なくとも僕は納得できない。最後に日産車全体の話なんかをしてみて、初めてこの人の良さがわかった。その意味ではそれなりに車を知っているし、愛している。しかし、所詮技術バカなのだ。売るためのスキルを知らない。知らされていない。学ぼうとしていない...。鉄の塊を売るばかりで、夢を売ってはいない。

こうして銀座ギャラリーから始まった僕の中の車騒動は終止符が打たれた。

こじゃれたディーラーのセールス、Kさんは、僕がネットで見つけた同型のこの安い車どう思う?という質問にも真摯に答えてくれた。期待どおりの返答だった。その場で契約書にサインした。

昨日何気なく彼が言った「きっと生活に張りができると思いますよ」という言葉が頭を離れない。いいセールスマンとめぐり会った。たまたま車で出掛け、たまたま通りすがりに見た車をきっかけに。


買い換えるか?

2006-05-20 22:33:00 | Drive
結局車検の内容の確認の電話があったものの、営業担当からは何の連絡もなく、約束の土曜日には粛々と車検は完了した。さすがにここまでコケにされると、まだまだ人間ができていないので、癪に障る。ひととおり車検の支払いを済ませると、店長はいらっしゃる?と応対した技術担当に話をした。何も知らない店長はその場で話そうとするので、個別に話したいんだけどと離れた席で切り出した。

「私は本当に残念ですよ。銀座で見て感動してほとんど買う気でいたのに、ご存知のとおり試乗までしたのに、こうして粛々と車検が完了しちゃうって一体何なんですか?」

昔メカニックだったという店長はいかにシルフィーが日産にとって自信作なのか、プリメーラP10に匹敵する唯一の車だと話し、もしよければ車検代をチャラにするくらいの努力をしますのでもう一度考えてもらえないかという。じゃぁお願いしますと店を後にすると、翌日遅くに営業担当から見積もりが届いた。Webで徹底的に調べていたので、いろいろと電話で質問してみたが、いまいち答えが判然としない。「銀座ギャラリーにあるものと同じ内容で見積りしてみました」というがそれは明かに違う。「どんなモデルが飾ってあるのかご存知ですか?」と訊くと「実は知らない」との答え...。革シートを選びたいんだけどというと、それは設定がありませんという。いや、あるモデルを選択したら革シートになるでしょ、と言ってもすぐにわからない。アクシスってのがありませんか?というと、やっと「そうですね、それなら革になりますね」だってさ。

それでも店長がああ言うほど走りがいいのか試してみたかったので、「今度は高速も乗ってみたいのでもう一度試乗させて」と言って土曜日に乗ることにした。せっかく火のついたこの気持ちを尊重して、しばらくくるま選びで時間を潰すのも悪くはないかなとも思った。

土曜日当日、チャイルドシートを付け替え、いざ出発。やっぱりプリメーラの硬い感じにくらべるとふわふわした感触。スピードを出すとシートのやわらかさがやけに気になる。もう一度走ってみて、残念ながら満足という感じにはなれなかった。

店に戻って、見つけてくれた革シート仕様のシルフィーのある店舗を教えてもらい、見に行った。シートはいいのだが、内装のパネルの色がイマイチ。フルエアロの仕様もどちらかというと自分には合わない感じがしたし、ここまでくると標準仕様よりかなり高い。悪くはないがどうなのかなという印象を持った。

ついでにその店の傍にあるWebやフリーペーパーに出ているベンツを多く並べているマツダのディーラーを尋ねてみた。97年のE320が乗り出し150万。好きで仕入れもしてるというメカニック曰く、維持費は日本車と変わらないとのこと。診断器がないので正規ディーラーに持ち込んで見てもらって、その結果にもとづいて自分で直すそうだ。確かにそこまですればそれなりの価格でベンツを楽しめるのだろう。確かに安いが、しかし、そこまでしてベンツに乗るのか。そんな現実を知ると、シルフィーもものすごく割高にも見えてくる。

正直迷ってしまう。こうなると買い換えようという気持ちが萎えて、がっくり疲れてきた。日産には、車検のときに間に合わなかった残りの部品が来たときに、話をしましょうとだけ連絡しておいた。

売り損ね

2006-05-07 23:47:53 | Drive
先週末、本店からのVisitorに付き合い、浅草、銀座を回った。そのとき時間つぶしのつもりで入った日産のショールームで2人衝撃を受けた。

「えっ、この車がこんなに安いの??」

今テレビでもCMを流しているシルフィーという車。見た目、居住性、内装、機能、高級車と言われるドイツ車にほとんど引けを取らない。それが規格サイズいっぱいに作ってあるので5ナンバー。その値段がなんと200万ちょっと。週末しか乗らないし、車は走ればいいという考えでいたけど、これなら買ってもいいかなと正直思った。それくらい値打ちだと思ったのだ。

今日は近所の日産のディーラーに車検のために預けに行ってきた。平成5年式の初代プリメーラ。8年前に中古で60万で買った車。最初のうちはことあるごとにそろそろ新車はいかがですかと提案もされたが、こちらは次はベンツにという夢がある。車検・点検も最低限の項目しか選ばずにずっと断り続けていたので、最近は声を掛けられることもなかった。

店のカウンターで整備担当が、気になるところなどを聞き取り。この人は実際に手を染める整備士ではなく、いわば技術担当営業。今回はいろいろオプションも頼んでいるのに、お茶すら出さない。ひととおり話をつけて「じゃぁお願いします」、「ところで、シルフィー見せてよ」と言うと、「そこにあるのがそうです。(勝手に)どうぞ」とばかりにほったらかしにされた。トランクも見せてというとやっとこっちに来て、切ってあるバッテリーをつないで開けてくれた。価格はネゴシアブルなのかと尋ねると、彼は営業担当ではないのもあってか判然としない。こちらはショールームで見てかなり強い興味を持ってるのに...。

ここに試乗車があるのはWebで事前に調べてある。痺れを切らして「この車試乗できるの?」と尋ねると、やっと営業担当が飛んできた。車を回している間に店長が出てきて挨拶してくれた。この店には言いたいことがいろいろあるので、店長と目通しができたのはいい。そしてこれ試乗プレゼントですからどうぞと組み立てラジコンカーを子供にくれた。

さて、乗らせてもらって驚いたのは、何よりも静かなこと。エンジンがかかっているのかどうかわからないくらい。アクセルのレスポンスもプリメーラに比べてそれほどの違和感はない。ただ渋滞している近所を一周しただけなので足回りの強さや、高速での安定性などはわからない。「足回りはどうなんですか?」と訊くと、「いやぁ、まだ私もちゃんと乗っていないので何とも言えない」とのこと。「あっそう...」。

店に戻ってテーブルに案内されると思いきや、立ち話。値段や装備の話を立って話す。ショールームで見たモデルは207,8万円だったんだけど、あれは電動シートだったよと言っても、カタログに載ってないのでどのモデルなんだろうと首をかしげるばかり。アシスタントの女の子にすぐに銀座に電話させたらいいのに、なんなんだろう。そんなやり取りをして、いい加減子供が飽きてきて帰ろうよと言い出す頃に、「お時間よろしかったら詳しくご説明しましょうか」だって。聞いてはみたかったけど、時間が遅いし子供が持たないと思い、またにするよと店を出た。

道すがら、ほんと売る気あるの?? って笑っちゃいました。俺今日車検で来たんだけど...。立ち話しながら現金で買ったらどうなるのとか、振りを入れてるのにさ。だいたい車検のときって最大の買い替えのチャンスなんじゃないの?

向こうは担当営業制をとっているらしく、たまたま僕の担当(といっても新車を買ったわけでもないので、今まで何をしてくれたわけでもない)が接客中だったこともあってか、代わりに説明してくれた担当者は彼に遠慮もあったようだ。

ただ、車検に来てる客が新車を試乗するという大チャンス。技術担当も含めて全店挙げてお客を盛り上げるべきじゃない??

こちらも大きな買い物するのはそうそ機会があるわけじゃないので、どうせなら気持ちよく、楽しく買いたい。帰り道Tさんの顔が浮かんだ。TさんやOが組んだらこの店、車ガンガン売れるんだろう。Tさんが真摯にお客をつかみ、Oが多少あこぎでも金持ち相手にフル装備の車を気持ちよくガンガン売る。面白いくらい出るだろうなぁ...。

あるいは僕のような変な客は、あの店の標準な客層からはトラッキングエラーなのかも知れない。20・80の法則からすれば、忘れ去るべき客なのかも知れない。いやきっとそうなんだろう。

まぁいいや。次回の車検のときまでにシルフィーの2年落ちを探そう。きっと6掛け、7掛けで買えるだろう。プリメーラもそれまで、あるいはその次の車検までも十分走るだろうし。ベンツはその先にしよう。