Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

近況報告

2007-08-27 23:11:02 | Weblog
 
しばらく更新せずに失礼致しました。
書きたいネタはたくさんあったのですが、子供が生まれ、転職が決まり、8日間の研修を受けることになり...落ち着いて時間を取ることができず、ここまで来てしまいました。

多くのお祝いのメッセージをくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。おかげさまで、5月に生まれた新しい命も、その兄になったワルガキも、妻も、みんな元気にやっています。僕自身も、8月から新しい会社に移り、いい感じでスタートを切り、早1ヶ月が経とうとしています。

実は、転職直後にもかかわらずお盆の1週間お休みをいただいて、8日間連続の衝撃的な研修を受けました。きっと一生忘れることのない長い8日間の思い出について書きとめておかなければと思い、再開しようと思いました。きっと瑣末な気付きにこそ、後からわかる真実がそこにある気がするから、くだらない細かいことも書いておきたいなと思います。

いままでの文章に比べると、何?と思えるものが多くなると思いますが、この8日間については記録に留めるといういみでUpしようと思っているので、思いついたベースで加筆更新したりもすると思うので、そこは許してください。

とりあえず、勢いで更新研修会のことについて書きましたが、これから8日間のことについて遡ってポツポツ書いていこうと思います。よろしければ、お付き合いのほどを。

Yh


資格更新講習会

2007-08-26 21:04:13 | Ref.
 
「おとうさん、明日は審判の勉強に出掛けるから、帰ってきたら沼影プールに行こう」と言うと、

「どうして審判しないのに必要なの?」というまさに的を射た質問を返され、

「まったくもってそのとおり」と妻と車の中で大笑い。

確かにここのところまったくしていないし、これからする当てもない。でも僕は、もし万々が一子供がサッカーをしたいといったとき、誰かの親が帯同としてアサインされることになる。そのとき、右も左もわからない奴と一緒に4級から始めるなんてとてもプライドが許さない。

箱根ヶ崎で試合があると言われれば八高線に乗り、検見川に行けと言われれば旅行から帰った翌日でも行き、ドイツの生意気なガキどもに泣かされたこともあれば、大学生にガンをつけらたり、インストラクターに辛らつなこと言われたり...週末のほとんどを犠牲にして、(今思えば笑えるけれど)1度だけでもいいからJ-Leagueで旗を振りたいと思って僕は努力した。そう、結局3級で終わってしまったが、なかなか機会のない2級昇級試験も受けた。妻をして珍しく「確かにあのころはよくやってたわね~」と言わしめるほど頑張っていた。

だからこそ、だからこそどうしてもこの資格を手放したくない...のか?

僕は実はここから本当に多くのこと学んだ。それは今回の8日間のトレーニングの中でも、これこそ自分のアイデンティティーであると言っても過言でないほどだと気付かされることが多くあった。

 知らない人(副審)とチームを組んで、うまくコントロールできるようにすること
 選手たちに受け入れられる形で、試合をコントロールすること
 常に正しい判断をすること
 常に人が見ていないところに目をやり、気を配ること...

若かった僕はこの点に本当に苦労して考えた。残念ながら体力はついていかなかったが、頭では相当いろいろと考えていたんだと思う。いろんな人の話を聴き、いろんなことに応用しながら、自分の体力のなさに泣きながら毎週の試合に一喜一憂しながら、

そもそも「何のためにこれをするのか」という根源的なことから、ひいてはこれが「スキル(ノウハウ)と知識の積み上げであるということ」、勉強して、練習して、身に付けていくということを、審判の世界を通して身に付けることができた。

休憩時間に、あっこの人もしかしたら組んだことあるひとだな、あのころやってたなぁと思ったり...でももう10年以上も前の話だから、話すこともない。向こうも気付かないだろう。でも、そんな思い出の中から、今の自分が、当時の自分から限りなく飛躍して、違う舞台ではあるけれど、確実に次のステップに進んでいるということが実感できた。

だからこそ、だからこそどうしてもこの資格を手放したくない...のか?

いや違う。実際に継続研修の会場にやってきてそう思った。これは今の僕を形づくるひとつのアイデンティティーそのものだから、僕はこの資格だけは手放したくないのだ。

週末を犠牲にして投資した時間、ある部分これを通して失った関係、26才で2級になり損ねた挫折...すべてが神さまからもらった貴重なプレゼントだった。ふとそんなことを考えた。

時々近所で草試合を見ると、今こうして視野が広くなり、より高いコミュニケーションの技術を身に付けた自分が今、またフィールドに立ったら、きっといい笛を吹けるだろうなぁ...なんて思ったりする。あるいは、試合勘がなくコテンパンにやられてしまうのかもしれない...。いつかまた一度やってみたいなぁ。