Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

帰ってきた

2008-08-03 23:12:49 | 湯沢
 
今の会社には取得義務があり、一生で初めての2週間連続休暇。しかし2週間あるとこんなにゆっくりできるものだとは思ってもみなかった。Guamに5日間も行けば普通ならそれだけで終わりだけど、1日空けて湯沢に来て2泊してもまだ時間がある。

湯沢は本当に田舎に帰ってきたという感じ。いつもの部屋があって、迎えてくれる人たちが居る。冬とは違った緑と、ゆったりとした時間がある。家から車で2時間で来れるなら悪くない。

着いてさっそくリフトでお世話になってるおばちゃんのところに挨拶に行ってきた。子供を見るや嬉しそうに迎えてくれて、畑に案内してくれて、なっている野菜を子供に取らせてくれた。コーン、トマト、きゅうり、えんどう、枝豆、かぼちゃ、モロヘイヤ、オクラ、ジャガイモ。みそやマヨネーズまで持たせてくださって...さっそく湯がいて夕食にさせてもらった。

こんな贅沢ってないよね...思い切りビールを飲みたいところだけど、ガキを風呂に入れる都合もあり、持ってきたホッピーで。このゆるい時間は最高の贅沢だ。

明日は川遊びでもするか、近くのキャンプ場で飯でも炊いてみるか...適当に考えて適当に過ごそう。

行く場所

2008-01-13 23:11:13 | 湯沢

例によって朝イチの新幹線に乗って中里へ。年末に行こうと思いながら「まだ雪が少ないよ」と言われて諦めたので今シーズン初。

実際着いてみると、雪が降っているというより吹雪。ただスキーをしに行くだけならたまらない状況だろうけど、友達に会いに行くという感覚の僕にはそれもまたよしという感じ。

迎えてくれる友人がそこにいて、リフト券売り場では社長と奥さんが、スクールでは先生や受付をしてくれるお嬢さんのみならず、なぜか校長先生までもが、そしてタダ乗り極まりない僕らにホテルの所長までもが認識して話し掛けてくれるなんて...なんか嬉しいよね。

いつもと違って、途中何度か休んだものの、最後はいつものY先生に吹雪の中にもかかわらず楽しくレッスンをしてもらい、子供は満足のようだった。

僕も幸せな気分を噛みしめながら駅までのバスに乗り込んだ。

次はいつ行こうかな。今度は天気がいい日を狙って行こう。


思い立ったが吉日

2007-01-28 23:34:26 | 湯沢
 
僕はなんて幸せなんだろう...

今日はそんなことを実感した一日だった。

何が嬉しかったって、みんなにこんなにも歓迎してもらえて...、全然商売にならないのに。スキー場の社長、おばちゃん、スクールの先生、おねーさん、デスクのおねーさんたち。払ったのって言ったら新幹線代と、ロッカー代、とお昼くらいじゃない? (こんなことでいいのだろうか?!(笑))

お茶飲みながら楽しくお話したり、帰りにはゆっくり風呂も入らせてもらって、おばちゃんにはみかんやらクッキーやらもらっちゃったり。こういうのってほんとに嬉しいよね。

昨日マンション管理士の法定講習を受けながら、気もそぞろに天気予報をちらちらとチェックしてると予報が変わった!! 先週のスキーが楽しかったのでもう一度日帰りで行こうかと思ってみたものの、ずっと雨の予報。雨の中行って滑ってもなぁと思っていたら曇りに変わったのだ。

新幹線は一杯で予約は取れないけど、子供に話して、行くことに決定! 今朝は6時半に起きて、7時6分の埼京線に乗って、8時半過ぎには着替えてゲレンデに立っていた。実際は曇りも通り越して晴れ。ほんとに気持ちいい天気だった。
帰りの新幹線も予約もしてないのにいい席に座って帰って来れたし(8号車は狙い目だな)。

またふらっと行きたいなぁ。明日からまた頑張って仕事しようって気になれた。

みなさん、ほんとにありがとう。

親の欲

2007-01-21 23:07:31 | 湯沢
 
「どうでしょう。レッスンの中で検定もできるので受けてみませんか?」
「イエローはいけると思うんですよね」

もう一度習いたいというので、翌日預けにいくと、先生がこんなことを言う。面白半分に「ぜひ」というと、先生は一度受付に引っ込んで受験する旨を伝えにいった。

すると中で先生同士が、「えっグリーンじゃなくて?」「イエロー? 大丈夫??」「4歳で通ったら最年少だ」と問答しているが、Y先生はいけると主張。

「グリーンは止まれるというだけだから、絶対受かるし面白くない」というY先生。
「イエローなら最年少? じゃぁやってみようよ」という僕に
「じゃぁ、落ちる覚悟でいてください」と受付の先生が言う。

「わかりました」といいながら、Y先生への信頼の気持ちもあって「先生さぁ、落ちる覚悟って言われたからよろしくね!」
とこれからレッスンという先生の肩を叩いてしまった。

先生はやる気になって(=相当気負って)、子供を連れてゲレンデに消えていった。

それを見て、

しまった!!! やっちまった!!

っと自戒の念に駆られたが、時すでに遅し...。

もしかしたら、うちの子なら受かるかもしれない...この先生ならやってくれるかも知れない...そんな馬鹿な欲目に流されて、先生に無用なプレッシャーをかけてしまった。ついでに子供を送り出すときも、「楽しんでこいよ!」っとは言ったものの、やはり普通ではない送り方してしまった。普段ならもう少し冷静に、「先生、落ちたって構やしないから、好きにやってきて!」みたいなことが言えただろうに、やっぱり子供のことになると冷静さを欠いてしまう。

それに気付いたときには、自分のミスだから仕方ない。バッジはなくても仕方ないな...そう思うと同時に、子供に悪いことをしたなと反省した。変なプレッシャーを与えなければ楽しいレッスンになっただろうに...。

そんな風に思いながら、終了10分前頃に検定をやりますよ、と言われた時間に言ってみると、先生はやることはやったというすがすがしい顔で戻ってきて「イエローはやっぱり無理だと思います」という。「一緒に滑るとちゃんと曲がれるんですが、ひとりだと『ここで曲がって』と言ってもわからないんです。それに検定ではずっとボーゲンで滑らないといけないんですが、曲がった後、本人が自然に板を揃えてしまうので、これでは検定が通らないんです」
「僕の中ではぜったいイエロー合格なんですけど...」その意味ではちょっと無念そう。「順番に取る必要はないから、むしろもっと後に上のバッジをとればいいと思います」と言ってくれた。

結局何にももらえないのは本人も面白くないので、グリーンを受けてみることに。滑り出して止まるだけだからアホみたいな検定。当然合格して、賞状とバッジをもらって帰ってきた。

それよりも何よりも、僕はイエローのバッジ以上に重い教訓を持ち帰ることになった。



直滑降

2007-01-20 23:07:05 | 湯沢
 
「もう全然平気ですから、一人でどんどん滑らせてあげて大丈夫ですよ」

23歳のイケ面先生が言う。預ける前は後ろからロープで引っ張っりながら降りて来たが、ひとりで曲がれるし、止まれるし、リフトの乗り降りと降りてすぐの急なところだけ見てあげれば大丈夫と言う。本人も、

「赤いリフトにも乗ったよ」

と興奮気味。すなわち中級コース(といっても大したことないけど)も連れて行ってもらったとのこと。

どんなもんかと思いきや、とりあえずリフトに乗って上まで行くと確かにひとりで滑るではないか。びっくり!! 本人は(親に似て)スピードが楽しいらしく、必要がないと一向に曲がろうとしない(笑)。それでも、リフトの方へとかあっち~とかいうとそっちへ自分で曲がるし、やばい!人にぶつかる!!っと思うときちんと止まる。自分で止まりきれないと判断するとわざと転ぶ。

転んで足が180度開いてもなんともないし、片足がひっくり返って山側に向いちゃっても痛がらないし、バランス崩してコケそうになっても、あるいはコケちゃってもそのまま体勢を戻して滑り出しちゃうし...正直言って自分の子供にこんな身体能力があるとは思ってもみなかった。

カメラで動画を撮りながら追いかけるのも一苦労。先に行かせて、こちらがもたついていると追いつくのもやっと。最後は日曜の午後の空いているゲレンデを4-5回連続で直滑降。

やっぱりプロがちゃんと教えると違う。安くはないが絶対その価値はある。何より、親が適当に教えたってああはならないと思った。

えびでタイ

2007-01-20 23:02:26 | 湯沢
  
「私はリフト券売り場にいるから、遊びにおいでよ」

夏にじゃがいも掘りをさせてもらって、ほんとによくしてもらったおばちゃんに、お世話になったお礼にと今回は菓子折りを持ってきた。

言ってみるとおっちゃんしかいないので、実は夏にお世話になって...っと話をすると旦那さん=このスキー場の経営者とのこと。「ぜひよろしくお伝えください」とお菓子を預けると、「明日はリフト券買わずにおいで」だって!

翌朝再び行くと、その場でおばちゃんに電話してくれてしばしお話。後で行くからとのこと。いただいたリフト券で何度か滑ってると見覚えのあるおばちゃんが立ってるじゃん!

また来たことを心から喜んでくれて、なんか嬉しかった。なんでも、送ったお礼状に添えた写真を見えるところに置いておいてくれてるとのこと。上で食べたらいいよとみかんまで持ってきてくれて...なぜか常に愛想のいいガキが固まってたけど、「おいどうしたの?」「恥ずかしいのか?」っていうと急に打ち解けてニコニコしだしたので、この機に再び写真!!

この子が滑ってるところを見たいと言ってくれて、リフトに乗って降りてくるのを待っててくれた。楽しいし、今シーズンまた必ず来ますからと言ってお別れした。

なんか遊びに行く先に、こういう関係があるっていいなぁって思う。普通にリフト券買って、お金を払って、スキーして...それでもいいんだろうけど、そこにはお金では買えない何かがある。人それぞれだろうけど、僕はそこに価値を感じる。

ただただお礼の気持ちを込めて手紙を書いて、写真を送っただけ。でも、そういうことをする人って、本当に少ないんだろうな。


翻訳業

2006-08-04 23:54:21 | 湯沢
ホテルからほんの4・5分だが、バスを出して蛍鑑賞に連れて行ってくれるという企画があった。これはいいと申し込もうとすると、すでに定員の70名はうまっているという。気のいいフロントのおにいさんは、懐中電灯をお持ちなら、わざわざバスで出かけなくてもご自分のお車でも行けますよという。それならばと地図をもらって場所を聞き、夜バスが出る前に行こうといそいそと出かけていった。

ところが、そこは寺の境内で目の前がまったく見えないくらい真っ暗。懐中電灯の明かりを頼りに地図に沿って進もうと思うが、その先はどうもお墓のよう。さすがに気味が悪くなって引き返してきた。仕方がないので、もう一箇所生息地があるというところに歩いていこうとしたけれど、今度は地図の精度が悪くてわからない。暗闇にびびったガキはもう泣き出さんばかり。大人2人が気味悪いくらいだから、そりゃぁそうだろう。そうこうしているうちにホテルのバスが到着。ぞろぞろと降りてくる宿泊客に交じって、生息地までついていって無事蛍を見ることができた。

場所を知っている地元の人からすれば確かに懐中電灯があれば行けるのかも知れないが、暗闇すら見つけるのが難しいような異常な都市に住む人間にとっては、それは無理難題以外の何物でもない。自分でも行けますよという提案は素晴らしかったのだが、これは明かに翻訳ミス。

地元の人たちにとって当たり前のことを、いかにわかりやすく、価値あるものに翻訳できるか。「こんなくだらないことで感動するの?」っていう部分をいかに受け止めるて、サービスとして提供できるか。

例えば川で釣りができるなんてことは、そこに住む人にとってはごく当たり前のことだろう。ところが毎日満員電車に揺られる人たちにとってはそれすら珍しい。だから、そんな当たり前の日常の一部を、多少の演出も加えながら、いかに気持ちよく「疑似」体験させてやれるか。

それをサービスとして成立させること、それこそが観光業だと思う。そこに感動があるなら、その対価としていくらお金を取ってもかまわないと思う。一方、そのサービスが半端だと、すべてがバカらしくて興ざめになり、当たり前のPricingすら高いと思ってしまう。

高校時代の友人で学問として観光業について研究している彼女から聴く話も総合的に考えて、僕は今回の湯沢滞在を通して、観光業とは一言で言えば翻訳業なんだなと思った。


夏の湯沢

2006-08-02 23:55:31 | 湯沢
写真を見返すとやっぱりすごく楽しかったなぁと思う。

プール、うまい飯、イワナ釣り、野生の蛍、じゃがいも掘り、かぶとむし採り、ドライブ...思いがけずいい意味で自然に触れることができたし。

魚を針で釣れば、当然血が出る。刺さった針が取れなければ魚は苦しそうにグァ、ガァと声を上げてもがく。蛍は怖いくらい真っ暗なところに棲んでいる。じゃがいもは土の中にあって、いろんな形や大きさがあり、地中で腐ってしまっているものもある。いもを食べてしまう虫がいる。

みーんな当たり前のことだけど、自分でも忘れてしまっていた都会では触れることができない大切な事実。

もちろん子供の視点からなんだけど、記憶のどこかにいい思い出ができたんじゃないかなと思う。きっと憶えちゃいないとは思うけど。

グアム vs. 湯沢

2006-07-31 23:28:52 | 湯沢
今湯沢の中里に来ている。家からdoor to doorで2時間。移動コスト片道8000円。

何度か来ているという意味で落ち着ける部屋がある。広さは十分。もともとリゾートマンションだから、キッチンもあるし、食器なんかも揃ってて、3食レストランで食わなくても済む。

プールはある。ちょっと車で行けばそれなりにでかいやつもある。

川がある。その川で釣りができる施設がある。釣った魚を焼いて食える。リーズナブルに自然を楽しめる。

蛍を見たり、虫を取ったり、ジャガイモを掘ったり、子供が楽しめる仕掛けがある。

でかい風呂と温泉がある。露天風呂もある。掃除も行き届いていて、館内全体、日本の感覚できれい。

飯...はうまい。駅前まで行くと、普通のご飯がすごくうまい店がある。値段? 普通の値段。うまいけど、東京の普通じゃない値段ではない。


グアムもいいけど、行くのに1日。

ホテルにでかいプールがあって、海にすぐにでていける。海は澄み、ゴーグルつけて顔をつけるだけで色つきの魚が見れる。部屋はゴージャス(ランクにより)かも知れない。

飯...はでかい。この値段でこれだけ食べれるの????みたいなもの多数。ただ、子供がいたら“レストラン”には行けないし、いいとこはそれなりにする。

確かに非日常は味わえるけど、とくに買い物に興味がなかったら、どうなのかなぁと思う。電車乗って、飛行機乗って、ホテル行って、プールで遊んで、飯食って、飛行機乗って、電車乗って帰ってくる。


一方、湯沢なら異文化ストレスはない。英語を話す必要もないし、テレビも全チャンネル日本語だ。グアムでは時にわびしくなるNHK衛星くらいしか見れないけど。

旅館のおばちゃんよろしく、迎えてくれるオーナーデスクのおねえさんがいるのも大きい。知らないところに行くという感覚にはならない。この人もいずれ結婚退職するんだろうなぁと思ってたら...なんと高校生のお嬢さんがいることが判明。しばらくは大丈夫かな...っていってもいい人は社内でも社外でも引きがある。それが資本主義。

とりあえず夏に初めて来たけれど、また来年も来てもいいかなっていう感覚。手近で、手ごろで、楽しいリゾートだ。スキーだけじゃなくて、こうして他の季節も楽しめるのは+アルファでいいかな。

まぁ海外旅行もそれなりにいいけど、費用と時間を考えたら、十分リーズナブルだと思う。