赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

Ⅺ.食料価格の高騰は続く(2023年の国際情勢予測):230112情報

2023-01-12 00:00:00 | 政治見解



Ⅺ.食料価格の高騰は続く(2023年の国際情勢予測):230112情報

本日は食糧問題についての予測です。

2022年の後半、冬から非常に世界的にあちこちで寒冷化現象が起きています。そして去年はかなりいろんなところで、世界中で火山が爆発しました。火山が爆発すると寒冷化の大きな原因になります。

これは空中に火山灰で粉じんがわきあがります。そうすると大気中の高いところに散乱したこの細かな塵が落ちてきません。長いこと浮遊する。そうすると、太陽光を遮るということで、寒冷化現象を助長する非常に大きな原因になります。

2023年から2024年にかけての冬、かなり寒冷化現象が起きてくる。

これがどうあらわれるかというと、まず食糧難です。食料が値上がりする。それがいわゆるコモディティー【※1】です。

【※1】コモディティとは、「商品」「日用品」といった意味の言葉。投資用語では、商品取引所で取引されている商品、または商品先物取引のことをいう。これにあたる商品とは、エネルギー(原油や天然ガスなど)、貴 金属(金・銀・プラチナなど)、穀物(小麦・大豆・とうもろこしなど)、非鉄金属(銅・アルミなど)で、「コモディティ商品」とも呼ぶ。

物の値段。国際的に取引される食料。それは小麦とかトウモロコシとかそういったものですが、こういったものの値段が上がり、なかなか下がってこない。これについては、世界の食糧輸出国の中でウクライナとロシアは非常に大きかったわけですね。

ウクライナは穀倉地帯としても有名で、ウクライナの国土地帯、黒い土の大平原がありますが、ここは大変にいい農地だということで、世界的に見ても小麦とかが大量にとれるすばらしい農地なんです。これが黒海を経由して、中東その他に世界的に輸出していた。ロシアもやっていた。

これが両方ともできなくなってしまっているということは、それだけでは食料価格が上がっているわけですが、7番目の予測ですけども、戦争が休戦のことはあり得るにしても、すぐに完全和平とはならないという予測。その可能性が高いです。

そうすると、食糧価格は国際食糧市場で値上がりして、それが高止まりしていく。下がってもすぐにはそれ以前の段階にまでは下がってこないという食糧難の時代、食料の値上がりの時代ということになってくるであろうと予測できます。

確か、世界の小麦輸出の3割をウクライナとロシアで占めていたと思います。小麦だけじゃなくて、その他のものもいっぱい作っています。ヒマワリをつくってヒマワリの種、サンフラワーの種子を搾った油とかです。

世界に大量に輸出していたこの2カ国が輸出できなくなってしまうということ。それから気候的にも、火山の爆発などによって粉塵が地球を覆う、そういった現象がこの寒冷化を促進するのではないか。寒冷化が促進されれば当然、食料はとれにくくなってきます。こういった世の中でマスコミがはやし立てている地球温暖化危機とは全く逆の現象が起きてくる。それが我々庶民の生活にどうはね返ってくるかというと、食糧難、食料価格の急騰上昇という形で現れてくるのではないかなと思います。



専門家による2023年の予測は今回で終わりです。どうも楽観視できない一年になりそうです。


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