赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

Ⅶ.世界経済の動向予測 (2023年の国際情勢予測):230108情報

2023-01-08 00:00:00 | 政治見解



Ⅶ.世界経済の動向予測(2023年の国際情勢予測):230108情報


世界経済についての専門家の予測です。


2023年の世界経済は概ね不況です。日米欧先進国はどこを取っても景気はよくありません。アメリカの金利低下ですね。アメリカは金利を今年前半は徐々に上げていくプロセスにあります。

それが最高レベルで一定の高さを保ったまましばらく続いて、その後金利が低下プロセスに入って、アメリカ経済はようやく良くなってくると思いますが、金利が低下プロセスに入るのは、明らかに年の後半、7月以降になってからでしょう。ということで、特に世界経済にとって一番大事なアメリカ経済は2023年はほぼゼロ成長です。

ゼロ成長か、ゼロ成長に近い低成長、0.何%とか、あるいはマイナス0.何%ということも十分にあり得ます。ですから、当然、アメリカの株価はそんなに期待できません。むしろ低迷すると考えた方がいいでしょう。

ですから、こういう局面における株式投資というものは当然、いわゆるバリュー株ですね。どんな不況になっても強くて、ある程度のリターンが必ず期待できる。その株自身の値上がりではなくて、株の安定配当に期待できるという株。そういった株をバリュー株といいますが、それを中心にアメリカ株投資というのは行うべきでしょう。

いわゆるウォーレン・バフェット流の株式投資と言ってもいいと思います。バフェットさんは、世の中のCO2排出規制に口では抗議はしていませんが、それにあらがうように石油株なんかを買っていますね。それでちゃんと儲かっています。

石油の値段もそんなに下がりません。ということで、日々確実に消費していくもの。食品とか飲み物飲料とか、そういったものにしっかり根ざした企業。これは不況にも強いです。そういった企業で、ちゃんとどんな不況の下でも株は値上がりはしないけども、配当が確実に手に入るようなもの。そういったアメリカ株に投資は集中すべきだと思います。

私はここ数年、アメリカ株投資というものをお勧めしていますので、アメリカ株についてはそういうことです。
ヨーロッパはアメリカよりはるかに景気が悪いと思います。これはウクライナ戦争に近いということもありますが、金利の低下傾向もアメリカよりもさらに遅くなるかもしれません。

しかし、アメリカよりさらに確実に悪いのが日本なんです。日本は増税路線に入ってしまっていますので、この不況下に増税はないだろうというのが経済政策上の常識なんですが、その常識に抗っているのが岸田内閣です。

ですから、ヨーロッパ経済は非常によろしくない。日米はみんな良くないんですが、アメリカは悪い。だけど、日本はアメリカより悪くて、ヨーロッパと同じぐらいか、あるいはヨーロッパより悪いかもしれません。ですから、何をするにしても慎重にしていただかないといけないなと思います。




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