ちくわブログ

ちくわの夜明け

ダース・ベイダーのバックルが壊れたので自力で直した の話

2016-07-10 01:08:24 | しゅみ道
19年かそこら、ずっとわたしのお腹と共にあったダース・ベイダーのバックルが壊れました。



1977年製。『スター・ウォーズ』公開年に作られた、1歳年上の相方よ。

若い頃に古着屋で見つけ、それ以来外出時は肌身離さず身に付けていたお気に入りのバックルが。



このように、リングを留める部分が金属疲労を起こしたとでも言えばよいのでしょうか。
とにかく壊れました。

最初は下から。
次に上。

こちらが正常な状態。留め具と、リングを固定する突起がついていました。

シャノアール吉祥寺店のトイレで、おしっこしようと局部を出したらポロリと取れました。
なにが。


コレクターである以上、こういった経年劣化は数々経験してきていますが、やっぱりいろいろ諦めきれない。
こいつとは色んなところに行った。アフリカにも、アラブにも、どっかの海にも、北朝鮮にも。
一緒に旅をしたんだよ。

とりあえず専門の業者さんに修理してもらうことにしました。
検索するといろいろ業者さんが出てきたので、ある小さな鉄工所というのか、溶接をやってくれるところに写真を送って依頼してみました。


返事が来ました。

あきらめろってか。


そんなあっさりと書かれても。

寝る前に思い出がフラッシュバックする。
自分で何とかできないものだろうかと思い、さらに調べてみると「金属用の接着剤」なるものがあることを知り、東急ハンズへ。

あった!

頭の中でどうやったら接着で修理できるか、ポンチ絵を描いて考えてみる。
ハンズの店員さんにも聞き「管を通すといいのでは」と教えてもらい、真鍮製の管も買う。

リングにピッタリのサイズがありました。

世の中のあらゆる突起物には収まるべき場所があるものだなあ、と感心しました。

リングのサイズに金切ノコ(これもハンズで買った)で切り出す。

はてさて、これをどうリングに通したらよいものか…

こういう時こそ頭の良し悪しが分かるというものです。
猿みたいに悩んだ。オリバー君ならこういう時どうするだろうか。

切って試して曲げて削ってを繰り返すこと数回。

ボロボロですがなんとか通すことができた。


さて、例の接着剤を使用して生きている金具に押し当て、パテ状の接着剤を盛る。
劣化を考えて、全体を包むように接着。これなら金属疲労も軽減されるであろう。と思う。

問題は、これが果たしてくっつくのか、という点。


10時間ほど放置。
6時間で接着と書いてあるので十分だろう。

乾いたらカチンコチンに。
しゅごい…///


強く引っ張ってみても取れませんでした。


実戦投入。ベルトに装着。
だいたい2週間くらい付けていますが、取れる気配はありません。
多分大丈夫なのでしょう。

こうして自分で直すとよけいに愛着が湧きますね。
医者があきらめた病気がケロリと!!!みたいな民間療法を実践した人のような気分です。



同じのあと二つ持ってるんですけどね。

諸君、モノは大切にしよう。
という話。



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