ちくわブログ

ちくわの夜明け

マルイはじめて物語①

2005-11-01 02:42:03 | 映画 『延示』
数ヶ月前・・・・『延示』Bパートの撮影で、主人公・水葉が夜の街を彷徨う、ってシチュエーションのシーンを撮りました。その中でマルイの前を歩いているカットがあるのですが、撮影中わたしはカメラに映らないように後ろからそっとついてっていました。しかし、どうもわたしの歩く速度がちょっと速かったらしく、カメラに映り込みそうになってしまったので、とっさに隣にあったマルイに入ってごまかしたんです。

八王子にあったマルイなら何度も入ったことあるんだけど、新宿にあるようなオサレなマルイにはその時初めて入りました。
「はいるな」
そう言われたような気がしました。
わたし自身が入るのも嫌なんですが、もう、建物というか、ビルヂングというか、それそのものから入店を拒否されたような、そんな気分になりました。お客だって明らかに「ちがう」人たちです。でも、ここで立ち止まったらただの挙動不審な人(いや、よもやすでに・・・)なので、意を決して中に侵入しました。

そして、中に入ってすぐさま回れ右、わたしは無事生還を果たしました。
これは数ある撮影エピソードの中でも、最も過酷なミッションであったと言っても過言ではないですろう。
まったく、無茶しやがる。とんだ冒険野郎だぜ。

それから数ヵ月後のついこの間。
Aパート編集中、わたしはとんでもないことに気付きました。
「あれ、このカットとこのカット、繋がんない・・・σ(・д・;)」


うん。まいったなァ。・・・・「ふぅー」とりあえず一息。
何気なく横目で目についた漫画を手にとってみる。読む。すでに何度も読み返した東陽片岡先生の「お三十路の町」をさらに熟読。「ははは。おもしれー」
ひとしきり読み終え、別段便意もないのに便器に座ってみる。出ない。
エミュで『龍虎の拳』をプレイ。ネオジオが誇る100メガショックの第一弾。不屈の名作だ。この世界観は秀逸。近頃の半分ギャルゲーみたいな格ゲーばかり作るSNKには、是非この頃の骨太でハードボイルドな雰囲気を思い出し、立ち返っていただきたい。おらッ!覇王!!翔孔拳!!!
あー、おもしかった。「やぁ、今日のご飯は何がいいかしら」とりあえずメニューを考えて、買い物に出かける。
帰って一息。たまにしか吸わない煙草をくゆらせてみる。(´ー`)y─┛~~

・・・・・・。
やっぱだめだ。どうにもなんねぇ。

「もさもさ、コンちき先生。実はかくかくしかじか・・・・」
案の定、追加で1カット撮ることになりました。しかし、このためにわざわざ役者さん呼ぶのもなんなので、自分たちでやってしまうことにしました。顔映んないし。
そこで当時の衣装を探したのですが、一点だけ見つからない。いったいどうしたというのか、まったく思い出せない。
「しょうがない、買うべ・・・・」
しかしただ買うのではもったいない。どうせあまり映らないのだから、自腹で購入して、撮影後もオサレ着として使用可なものにしよう、ということにしました。

そこで購入に出かけたのですが、いざ探すとなるとなかなか見つかりません。無くなった衣装に似ていて、わたしのサイズに合って、気に入ったデザインで・・・しょうがなくかたっぱしから入ったこと無いようなデパートなんかにも行って探しまくりました。
そして、そのデパートの中に「マルイ」も含まれていたわけです。


はい。今日はこの辺で。すいません、書いてる途中で寝ちゃったんです。だから続きはまた今度。
次回、驚愕の事実が明らかに・・・・!
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